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Singer Song Writer seriese

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J-POP に分類されるシンガーソングライターのみを取材します。基本的にソロもしくは 3 名以下のユニットが対象です。
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#ギター弾き語り

【SSW27:WORKS】繋がりを生かして、我がままに、誰かの居場所になる音楽を作る

シンガーソングライター、バンドマンとして活動している犬塚(いぬづか)モブ。彼の代表的な作品や、楽曲制作へのこだわりを聴いた。 つながりを武器にする犬塚は、音楽を通じて人と出会い、コミュニケーションを取ってきた。 「最近は、SNSで知り合った子たちと、東京でオフ会をしてます。福島や愛知、長野、茨城や北海道など、全国から集まるんですよ。バックボーンの違う人たちが音楽について語ったり、遊んだり、アマチュアもプロも入り混じって、お互いに刺激を受けています。僕が上京したら、もっと開

【SSW27:STORY】生まれ変われる音を追いかけて・犬塚モブ

シンガーソングライター、バンドマンとして活動している犬塚(いぬづか)モブ。高校生のときに受けたオーディションをきっかけに、音楽で生きていくことを志した彼は、ライブ漬けの日々を送ってきた。コロナ禍ではSNSを利用し、さらに活躍の幅を広げてきた彼が目指す未来とは。 オーディションをきっかけに、音楽の道へ静岡県出身の犬塚モブは、高校2年生ごろまで、サッカー部の活動に熱中していた。「子どものころからサッカーが好きだったんです。特に優秀な選手だったわけじゃないけど、ずっと続けていまし

【SSW25:WORKS】「そのまま」ではない歌詞にこだわり、等身大の自分を描いた楽曲群

関東を中心に活動しているシンガーソングライター・岩坂遼(いわさか・りょう)。彼の曲作りへのこだわりや、代表曲の内容、現在販売しているデモ音源の詳細について聞いた。 代表曲『電柱に花束』と『洗濯機』「曲作りの際は歌詞にこだわっています」と語る岩坂。 「フィクションはあまり歌いません。普段の生活や思っていること、そこから派生したことを歌っています」。 ボツにした楽曲なども含めると、これまでに約80曲を制作してきた。 代表曲は、『電柱に花束』と『洗濯機』だ。 「小学5年生

【SSW25:STORY】正直に、丁寧に、あるがままを奏でる・岩坂遼

関東を中心に活動しているシンガーソングライター・岩坂遼(いわさか・りょう)。高校3年生からオリジナル曲を作り始めた彼は、精力的にライブハウスへ出演し表現を磨いてきた。ワンマンライブを行い、アルバムをリリースし、所属していた音楽事務所を離れ、改めて「自分らしさ」と向き合う彼の現在地とは。 表現欲求のままに埼玉県出身の岩坂遼は、音楽に親しみながら育った。 「母が音楽好きで、よくピアノを弾いていたんです。僕も影響されて、幼稚園から中学1年生まで、クラシックピアノを習っていました

【SSW24:WORKS】メッセージ性の強い楽曲群と、マイルストーンとしてのイベント

関東を中心に活動しているギター弾き語りシンガーソングライター、こばやしゆうと。彼の曲作りへのこだわり、代表曲『rainy』の誕生秘話、これから予定しているイベントの内容などを聞いた。 1st EP『ギター1本、ヒト1人』と、代表曲についてこばやしゆうとは、曲作りの際、物語やコンセプトの設定にこだわっている。「歌詞の一人称が『僕』なら、どんな男なのか、性格や趣味まで考えます。プロットをまとめてから、細かい内容を膨らませるんです。自分のことを歌うときは、できるだけストレートに伝

【SSW23:STORY】透明な世界をリリカルに歌う・綴璃なな

関東を中心に活動しているギター弾き語りシンガーソングライター、綴璃(つづり)なな。宮城県出身の彼女は、音楽で身を立てることを夢見て、2018年に上京。その音楽的なルーツと、これまでの足跡、さらに今後の展望を聞いた。 音楽で生きていくことだけが夢だった宮城県気仙沼市出身の綴璃ななは、音楽に囲まれた環境で生まれ育った。 「私の母は、若いころにバンドのボーカリストをしていました。家では常に鼻歌を歌っていたり、広瀬香美やKiroroなどのJ-popを聴いていたりしました」。 綴

【SSW24:STORY】ギターをしばく歌い人・こばやしゆうと

関東を中心に活動しているギター弾き語りシンガーソングライター、こばやしゆうと。中学生のころからギターを趣味にしていた彼は、観客としてライブハウスへ通うなかでスラップやボディヒットを多用した特殊奏法と出会い、本格的な音楽活動を開始する。彼が目指す未来とは。 客席からステージへ兵庫県神戸市出身のこばやしゆうとは、幼いころ、音痴だったという。 「音楽の授業は苦痛でした。合唱で歌っていたら、明らかに自分だけ、音を外しているんです。でも、直し方が分からなくて。親も、僕には音楽の才能

【SSW23:WORKS】独特な感性を生かし、等身大の自分と、フィクションから紡がれる楽曲群

関東を中心に活動しているギター弾き語りシンガーソングライター、綴璃(つづり)なな。抒情的な歌詞と、表現力豊かな歌唱が際立つ、彼女の楽曲群の魅力に迫った。 歌詞に力を入れた曲作りこれまでに5枚のCDとライブ盤をリリースしてきた、綴璃なな。未発表作を含めると、作ってきた楽曲数は50曲を超える。 「曲を作るときは、歌詞を大事にしています。景色とかより、人の気持ちみたいなものを優先で書くことが多いです。元気づけるとか、背中を押すというよりは、そっと寄り添える楽曲を作りたいと思って

【SSW20:WORKS】音の響きにこだわった曲作りと、 新曲『flower』への思い

ガットギターでの弾き語りを中心に活動している山田萌(やまだ・もえ)。2018年から本格的な音楽活動を開始した彼女は、21年12月にsonar-u主催『Mudia Movie Grand Prix vol.4』のグランプリを受賞し、22年5月に新曲『flower』のMVを公開。その曲作りへのこだわりと、新曲に対する思いとは。 一度聞いただけで覚えてもらえる歌を届けたい「曲作りのときは、『何を書きたいか』から始まります」と語る山田 「テーマが決まったら、ギターを弾きながら歌っ

【SSW20:STORY】唯一無二のシルキーボイス・ 山田萌

ガットギターでの弾き語りを中心に活動している山田萌(やまだ・もえ)。2018年から本格的な音楽活動を開始した彼女は、21年12月にsonar-u主催『Mudia Movie Grand Prix vol.4』のグランプリを受賞し、22年5月に新曲『flower』のMVを公開。メディア出演を増やしながら、さらなる高みを目指す彼女の夢を聞いた。 歌への思いが高じて、音楽活動を開始東京都出身の山田は、子どものころから歌うことが好きだった。「小学生のときは、音楽の授業で歌うのが楽し

【SSW18:WORKS】絶望と向き合う日々で見つけた 、「生きること」を問いかける楽曲群

ギターとピアノの弾き語りを中心に、ルーパーやサンプラーも使用し、多彩なライブを魅せるシンガーソングライター、黒木(くろき)ちひろ。彼女の楽曲にこめられたメッセージや、2022年1月から続けているデジタルシングルリリースの内容について聞いた。 人生と真摯に向き合う曲作り「日々の生活のなかで、ワンフレーズの言葉やメロディが落ちてきたのを書き留めて、曲にまとめていくことが多いですね」と語る黒木。 2021年4月25日発売のアルバム『SHARP DROP』には、左利きをテーマにし

【SSW18:STORY】音楽があるうちは、生きていよう。・黒木ちひろ

ギターとピアノの弾き語りを中心に、ルーパーやサンプラーも使用し、多彩なライブを魅せるシンガーソングライター、黒木(くろき)ちひろ。中学生で不登校になったことをきっかけに、音楽と向き合って生きてきた彼女は、2024年にZeppの舞台に立つことを目指している。その原動力とは。 死んでもいいなら、音楽をしよう神奈川県茅ヶ崎市出身の黒木ちひろが音楽を始めたのは、中学生のころ、学校に行けなくなったことがきっかけだった。 「小学生まではそうでもなかったのに、中学に入った途端、『完璧な

【SSW17:WORKS】人との出会いと、良い音楽と、 美味しいお酒が人生のすべて

都内を中心に活動するギター弾き語りシンガーソングライター、わたなべ矢的(やまと)。彼の曲作りの方法や、SNSなどでの活動内容、さらに「音楽と並ぶほど好きだ」と豪語するお酒への思いなどを聞いた。 自身の音楽的ルーツや実体験を軸にした、等身大の曲作りわたなべがこれまでに作ってきたオリジナル曲の数は、20曲ほどだ。「ギターを鳴らしながらメロディを作って、歌詞を当てはめています」。 代表曲を訊ねると、2019年夏にリリースした1st Album『原点』に収録されている『国道6号線

【SSW17:STORY】等身大の自分を歌う・わたなべ矢的

都内を中心に活動するギター弾き語りシンガーソングライター、わたなべ矢的(やまと)。ごく普通の学生時代を過ごした彼は、新卒として就職した会社で、仕事中心の生活に心折れてしまう。一度は失踪を試みるほど思いつめた彼が、立ち直って音楽活動を始め、2021年には年間161本ものライブを行うほどのめりこむに至った経緯とは。 就職と転職を経て、ボイストレーニングを始める東京都出身のわたなべは、勉強に励みつつ、バスケットボールなどのスポーツも楽しむ、ごく普通の子どもだった。音楽を聞くことも