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Re&(リアンド)プロジェクトは仕切り直し中です。

こんにちは!
しばらく間が空いてしまいました。
リアンドプロジェクトのオーナー、三間瞳です。

リアンドプロジェクト、大風呂敷を広げましたけれども、現在、仕切り直し中です(´∀`*)

最初の最初から応援して〜!と言い続けまして、期待を膨らませておいて、一旦は頓挫してしまったわけなので、その最初の立ち上げとしては、「失敗」ではあります。

でも、想いの根っこは変わりません!!

しばらく、みまは、この「失敗」の本質は何なのかを見つめていました。そして、言語化できるまでに至ったので、ここに綴っていこうと思います。

人はなかなか「失敗」に直面できない

まず、ちょっと「人間あるある」を書いてみたいと思います。
それは、この章の題にもある通り、人は、なかなか、「失敗」に直面できないんですよね。「失敗」をただただ、何もない「失敗」として真正面から受け止めるってことができない。そうすると、適切に「失敗から学ぶ」「失敗から改善につなげて次のチャレンジに向かう」ができなくなってしまう。

「失敗」にたくさんの意味がついてしまう

なぜ多くの人が、失敗を真正面から受け止められないかというと、人間は、一言で言うと、「ええカッコしい」だからです。

成功者だと思われたい
失敗したなんてカッコ悪い・恥ずかしい
順風満帆であるように見られたい
失敗しているところなんて見られたくない
さらっと成功したところだけを見せたい

まぁ、こんな感じです。
きっと、これを読んでいるあなたにも、そんな感情って、大ぴらに言わなくても、あるんじゃないかと思います。
ええ、私にだってあります。

それに、大風呂敷を広げておきながら、せっかく応援してくださった方々に申し訳ないな、って思いも当然、あります。

カッコ悪い、自分ダサい、とかも思います。

「ええカッコしい」な感情に振り回されているうちは本質が見えない

そう言う感情が出てくることは、別に悪いことではありません。人間なら当然です。でも、その感情を出し尽くして横に置いて、ちゃんと、失敗の本質を見つめること。

そうしないと、また同じような失敗を繰り返します。なぜなら、、、ちゃんと痛みを感じられないからです。

人はええカッコしい感情に支配されて、本質から逃れる生き物

そうなんです。人は逃げたい生き物なんです。
恥ずかしさから目を逸らしたい。穴があったら入りたい。

でも、そうやって感情に振り回されて、本質を逃れていたら、ちゃんと傷ついたりちゃんと分析したりができないので、いつまで経っても、似たような失敗を繰り返してしまいます。

というわけで、みまは、感情にも向き合い、丁寧にそれを横に置いて、失敗を見つめてみました。

プロジェクトの失敗の本質とは

最初にこのプロジェクトは、
「リトリート施設を作りたい!」「しかも障害者が働くリトリート」

というお題目でスタートしました。

でも、いきなりリトリート施設を構えるのは資金的に難しいから、リトリート施設の中にありそうなカフェから始めよう、となり、

あら、カフェも難しいから、A型/B型支援施設で作られた製品のセレクトショップをやろう、となりました。

で、ん?セレクトショップって、本当に私たちのやりたいことに繋がっているんだっけ?はて?となりました。

わかります?こうやって書いていても、めっちゃ失敗の道筋を辿っているやんけ!!って思うんですが(*´꒳`*) 

私たちが当初からやりたかったのは、リトリート施設でした。

リトリート施設をやりたい、って言っていたのに、なぜか、リトリート施設ではなく、カフェをやろうになっている。

本当にやりたいことの解像度をあげないまま進んでしまった

ここがまず、第一の失敗。つまり、私たちが目指すリトリート施設とは?というのを、徹底的に、要素分解していかなかったこと。これが最初の躓きでした。

カフェとリトリート施設とは、似て非なるものです。確かに、「空間」を提供するものではあるかもしれないけれど、

カフェは、ちょっとお茶する、お喋りする場所。
リトリート施設は、お宿です。寝泊まりする場所。
ただ、

食べたり、飲んだり、泊まったり。
喋ったり、読んだり、眺めたり。

こうやって何を目的にカフェやリトリートに来るのか?を文字にしてみた時に、カフェにある要素とリトリート施設にあるものは、「泊まったり」というのがカフェにないだけで、確かに、本質を見つめていないと、うっかり失敗してしまう罠ではありました。

この失敗が最大の失敗なのですが、カフェ、になった時にもやらかしていた失敗があります。それは、、、

人依存型のビジネスを設計してしまった

自分は覚悟を持ってやると決めたオーナーですから、私が動く分にはいいのですが、誰かを当てにして、その人でないと意味がない、その人が動いてくれないとビジネスの根幹が回らないような設計にしてしまっては、その人が体調不良や何かしらで動けなくなった時に、立ち行かなくなってしまいます。

代わりが利かない人、というと聞こえはいいのでしょうが、、、ビジネスオーナーとしては、それはリスクでしかありません。

一人の特定の人に頼りすぎない、柔軟性のある仕組みを構築しなければなりません。でも、そこを無視して、焙煎に詳しい自閉症の方に、カフェの行く末を一手に担ってもらうような、無理な設計をしてしまいました。

それで、計画の構築途中で、体調不良でカフェ計画は、あっけなく頓挫。これは、オーナーとしての、明確な判断ミスでした。

ある意味、失敗して良かったのだ、と思いました。このまま、ある意味、うまいことカフェが運んだとしても、どこかで結局、頓挫していたのだとしたら、、、たくさんの方からの資金をもらってしまっていたとしたら、、、

そうなる前に、プロジェクトが形になり切る前に仕切り直しになってよかった、と今は、神の計らいに感謝しています。

失敗からの改善の動き

そうやって、失敗の本質を見た時、私たちが本当にやりたかった「リトリート施設」って何だったのか、というのを徹底的に話し合いました。

原点に立ち返る

つまり、原点に立ち返ったわけですが、、、遅いよ!!っていうツッコミは、もちろん、引き受けますが、それぐらい、人って、解像度を高めていく作業を怠りがちなんだぜ、という真似しちゃいけない事例として、笑ってやってください。

で、すごいことが起きました。私と、一緒にやろう!とこのプロジェクトを立ち上げた、Micoさんとですら、「リトリート施設」のイメージが結構、違ったのです(*´Д`*)

リトリートの定義が違った

Micoさんが思い入れがあるのは、リトリート施設で働く人が、障害者だったり凸凹がある人。これは私もそのイメージは、もちろんありました。

でも、私自身の情熱を深掘りしていくと、リトリート施設、というものに対して、並々ならぬ想いがあるのは、「私にとって居心地の良い場所」であること、が第一条件でした。

つまり、私は、私が第一の顧客として、長期滞在したいと思える宿が欲しいのであって、そこを作り上げないことには、障害者が働く、とかグレーゾーンの人が働く、とかには、至れないな、と思ったのでした。

誰のためのリトリートなのか?

私は今でこそ、きょうだいに光を当てた映画を作ったり、それがきっかけで、TEDxトークに登壇させていただいたりと、そこそこプロジェクトを成功させてきましたが、

15年前の私は、それはそれは闇深い自分でした。生きることに疲れ果てて、「どうしてこんなにも生きるのって苦しいんだろう。辛いんだろう。」という毎日でした。

そんな、かつての自分のような人のために、とにかく、日常から離れて、都会の生活から離れて、自然に囲まれている中で、癒されて欲しい。

そんな想いから、私はリトリートをやりたい!って思ったんだった、という私自身の情熱のタネを見つけました。

でも、どうやら、そこのイメージは、何度話しても、Micoさんとちょっと違ったようで(*´-`) Micoさんは、もっと修行ができる場所がいいんですって。研修とか勉強とか。なるほど!!

笑いましたよねw リトリートをやりたい!って言って、意気投合した二人が、全く違うイメージのリトリートを想定しているんだからw

働く人も視野に入れた場所

リトリートの運営側が障害者だったり、他ではなかなか雇ってもらえない人を積極採用する、っていうことには、私も賛成です。

でも、やはり、リトリート施設を作るからには、そこに訪れるお客さんあってのもの。

それに、「リアンド」という命名は、「Return to be yourself」のReから取っています。つまり、「自分に還る場所」であることがコンセプトです。まずは、働く人を雇うことを視野に入れる前に、理想とする「自分に還る場所」っていう言葉をもっともっと解像度高くしていく必要があるな、と思いました。

プロジェクトを分解してみた

そこで、ちょっとプロジェクトを分解することにしました。

リアンドプロジェクトは、
自分に還る場所&凸凹な人を採用するプロジェクト。

リターンtoMeプロジェクトは、
自分に還る場所を作るプロジェクト。

ちょっと、こんな風に分けて、まず、リターンtoMeプロジェクトとして、これはみま個人の活動として、いろいろ試行錯誤をしていきたいと思っています。

私を実験台として、本当に自分に還る理想郷とは?を、探っていく。

なぜなのか言語化できないのですが、その場所はやっぱり糸島だと思っていて。なので、ひとまず、糸島との二拠点生活を本格始動しようと、絶賛計画中。

糸島といえども、リターンtoMeプロジェクトにピッタリな土地は?家屋は?など、いろいろ調査しながら、その過程で、糸島に行ってみたい!という方をご招待して、現地で

食べたり、飲んだり、泊まったり。
喋ったり、読んだり、眺めたり。

ということができたらな、と思っています。

というわけで、みま個人単位とはなりますが、これからは、リアンドプロジェクトの前身のプロジェクトして、リターンtoMeプロジェクトを、ちょこちょこと動かしていき、その様子を少しずつ公開できたらと思っております。

そして、これを書いたのはもう一つ理由があります。

失敗してナンボ!壮大なチャレンジをしようぜよ!

私たちの壮大なズッコケを書き記すことで、これを伝えたかった。

私たちは、大風呂敷を広げるような大チャレンジをして、恥ずかしいことに、今のところ、失敗しました(´∀`*)

でも、だから何だっていうんでしょう。
成功するまでやり続ける、それのみです。

私たちの情熱の炎は、全くもって鎮火していません。
むしろ、難しさに直面して、より想いは強くなります。
本気かどうか、それを試されているだけです。

失敗してナンボ。最初からうまくいくことなんて一つもない。
期待しすぎず、淡々と行動していくのみ。

だから、、、これを読んだあなたにも、
失敗を恐れないで、チャレンジして欲しいんです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました^^ 

これからも淡々と進めていく、リターンtoMeプロジェクトin糸島、ぜひ、暖かく見守っていただけたら、とても嬉しいです^^