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鹿児島をアップデートせよ@鹿児島Zoom会第1回


初回のテーマは,「学び続ける教師とは?」でした。

講師は熱海(あつみ)康太さん。

様々な発信をされていますが,6月にはこんな勉強会もあります。

参考にしていただければ幸いです☺️

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【はじめに】

◎熱海さんの背景となる初任校の話や2校目に赴任した時の話をまず最初にお聞きしました。自分の失敗談や経験談を話してくださり,勝手に親近感が上がりました。


【学び続けるってどういうこと?】

◎「学び続ける教師とは?」について様々な方の意見を聞きました。

・自分の知識を更新する。

・守破離

・情報を噛み砕いて,自分の中に取り入れる

・自分の人生と教師像がリンクしていれば,自然と成長する。

 ↔︎学校が工場化していると学び続けられない

・現状に満足しない

・自己満足と学び続けるは違う

 →どこを目的としているか,ニーズと合っているか?

・年相応で子どもたちに伝えられることは違う

・考え続けることをやめない


学び続ける=「ひらく」!?

熱海先生の回答は

学び続ける=「ひらく」でした。

・考えをひらく,心をひらく,フィールドをひらく

他の考え方を取り入れる

EX.授業を公開する。

 学年に視野を広げ,自分の価値観を語っていない子の反応をみる。


ちなみに,私の大好きな土居先生のツイートで自分に刺さったものがありました。

たしか,

「自分の考えと対極の意見を考えて,自分の偏りを見直す」

のような内容だったと思います。


【教育=選択肢を増やす!?】

熱海先生は,

教師の仕事=「子どもの選択肢を増やす仕事」と捉えているそうです。

EX.その子いじめにあった時,選択肢が1になった時点で苦しい。

◎選択肢を増やす教師であるためには,自分を「ひらき」続けることが大切だと思いました。


【「ひらく」「選択肢が1でない」=余裕がある】

◎憧れる先生は,みんな余裕がある先生

→余裕がないと選択肢が1になりがち。

EX.教師に余裕がなくなり,叱るしか選択できない。

◉余裕があると,子どもに寄り添える

◉最適解を選べる

★その日暮らしだとちょっとしたトラブルで,余裕が0,選択肢が限られる。

自分の力量を高める→日々の余裕を生み出せる


【目指す子ども像→

現在から少しでも一人一人が成長している姿】

◎上記の教育観をもつ熱海先生が育てたい子ども像は?

→今までは,各学年の評価軸をもっていたが,今は捨てようとしている

→自分の尺度に当てはめようとしていたことに疑問をもつ。

→子どもの今の姿から少しでも成長できればいい。

◉教師の影響とその子らしさのバランスが難しい



【他にも多くの学びがありました!】

◎失敗は成長の元

×「失敗は成功の元」だと,成功という結果にフォーカスしてしまう。

→プロセスにフォーカスすると,成長マインドセットに変わるので,非常に共感しました!



◎人間性と技術の両面を鍛えていかないと,子どもたちには届かない

→最近,人間性を鍛えていくことが,大事だと捉えています。

 結局は,スキルというよりそれを使う人の人間性で影響力が大きく異なると思います。そう考えると,土台の人間性を伸ばしていくという視点は,抜かしてはいけないと思います。


◎自分のコントロールできるものにフォーカスする(アドラー心理学)

→腹を立てても意味がない


◎非認知能力→適切なハードル,自己選択,プロセスを大事にする


◎メタ認知

❶メリットデメリットを行き来できる。

❷主観と客観を分ける

❸具体と抽象


◎相手に情報を届けたいなら,聞いてもらえる人になる。

→その人のいいところを見る。やっぱり信頼がベース。


熱海先生の人としての温かさと熱量を感じた素敵な時間でした。

もう次回が楽しみです!

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鹿児島以外の方も大歓迎みたいですので,機会がありましたらぜひ参加してみてください☺️



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