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アクションの限界突破04:手を合わせる
<手を合わせる> ●手を合わせることの重要性に対する認識や欲求は、経験的な直感による判断。 ●集団練習は、フィジカル強化向きである。 ●ロークオリティの多様性か、ハイクオリティの一元性か、それが問題だ。 ●ハイクオリティの一元性は、ベストパフォーマンスの基準を感覚にインプットすること。 ●サービスとホスピタリティの違い. ・サービス:「いつでも、どこでも、誰にでも」同じことをなすこと(対多数、多数対多数)→量産品=集団練習 ・ホスピタリティ:「いま、ここで、この人に」(一対一)→オーダーメイド=個人指導 ●手を合わせることの価値は、まさにハイクオリティの一元性であり、ホスピタリティだ。 そんな話をしています。
アクションの限界突破02:OSとアプリ
<OSとアプリ> ●アクションのタネや仕掛けは、OSとアプリの関係として考えることで、初めて解ける。 ●アクション習得の本質は、OS。 ●具体的な技はアプリ=APP。 ●OSの上でアプリを走らせるという当たり前ができていない&理解されてない。 ●カッコいい=様がいい という概念は日本独自。特に日本には日本のカッコよさがある。 ●これには「カッコいいポジションの法則」というのものがある。これをLOPという。 ●つまりOSの上で、まずはLOPを走らせ、その上で各種APPを走らせる。 ●もう一つ大事なのが、運動量の制御。これはMCという。 ●OS+LOP+APP これらと並行してMCを働かせる。つまり前者は形態、後者は運動量の制御である。OSとアプリは車の両輪のようなものだが、MCと形態制御も別の意味で車の両輪だ。 ●これらを土台とした上で、表現能力=エクスプレッシブネス=EXNを発揮するのが新しいシステムの構造である。 そんな話をしています。
アクションと能力05:アクション能力論
<アクション能力論> ●アクションとは能力である。 ●ゆえに具体的な形や名称を持たない。 ●同様に、一人ではデモンストレーションできない。 ●適当に見せることができない。=かなりタイトに、本番もしくは本番同様に本気でやらなくては、真価を発揮できない。 ●=中途半端にやってしまうと、舐められてしまうから。=条件が整わなくて、完璧にできないことが多々あるのがアクションの求められるケースと重なることがあるため。 ●アクションとは能力ゆえに、超能力に近いイメージがある。 ●顕在的能力=アビリティ ●=経験したこと、またその経験を基にした対応能力。 ●潜在的能力=ポテンシャル ●=未経験のことでも対応できる可能性と、その潜在能力のこと。 そんな話をしています。
アクションと能力03:水平展開
<水平展開> ●第二段階 ●本来なら、トロイダルにおける練習がアビリティの充実に向けられるべきところ、そうならない場合=アビリティが停滞すると、そのエネルギー(情熱とかやる気)は、トロイダルの充実に逆流するしかなくなる。 ●これは人間にとって、上達を求めるというポジティブな性質が、向かうべき方向を間違えたことによるものである。 ●その理由は、アビリティの充実や、成長・進化とは、能力だけにセンスや才能以外に上達の方法が見つからなかったからである。 ●従って、異分野技術の練習であるトロイダルの充実にそのベクトルが向かわざるを得ないわけだ。 ●つまりトロイダルの充実方向は、アビリティ向上の方法がわからないためであり、逆にトロイダルの充実は、異分野専門技術を教わることで、誰もが可能になる。 ●=それは頭を使わなくてもいい、ということを意味するわけで、それは即ち、独自性の放棄というベクトルを含むことになるのである。 そんな話をしています。
アクションと能力02:垂直展開
<垂直展開> ●第二段階 ●ここから無空とトロイダルは、別方向へと発達することになる。 ●トロイダル=ドーナツ型、またはトラス構造の別名。アクションにおいては、異分野技術の練習が構造化されている。 ●無空の進化は、垂直方向に例えることができるので、これを垂直展開とする。 ●無空とは対応能力であるから、それは受動的な働き方が中心となる必然がある。 ●それが自ら表現を提案していく状況になった時=成長・進化すべきは、高度な身体能力に支えられた表現力であった。 ●これをエクスプレッシブネスとする。 ●または、トロイダルとの関係においては、円柱状無空能力=センターコラムという。 ●アビリティの充実が、センターコラムの成長・進化を促す。 そんな話をしています。
アクションと能力01:アクションの誕生
<アクションの誕生> ●第一段階 ●はじめは、もともと身体能力の高い人が、それを駆使して、要求される表現に対応していた。 ●その場合、身につけた技術は直接は役に立たないこともあった。 ●従って具体的技術ではなく、高い身体能力で対応していたのである。 ●これが無空につながっていく。 アクション領域論 ●アクションの基本形をどこに設定するか。 ●等身大の人間ができる限界ギリギリの境界を基準とする。 ●理由=共感が得られ、ハラハラドキドキが最高値となるから。 ●専門家の場合、凄いけど、できて当たり前、勝って当たり前という印象が強くなる。 ●そこで専門家の敵と、等身大の主人公が闘う時、それに勝つためには、意表を突いた奇想天外の闘い方が必要となる。 ●それは構成を含むもので、手=振付けの重要性は、ここにあるわけだ。 ●これが手=ハンディングは、単なるコンビネーションではないということの真意である。 ●そして専門技術を身につけることではなく、等身大の範囲で身体能力を高めることの方が、むしろアクション的には価値が高いだけでなく、広がりもあるのだ。 そんな話をしています。
ニューアクショントライブ05:段階的プロセス
<段階的プロセス> ●技術習得を効率的に(=脱線するリスクを最小にするという意味)するためには、段階によって最適の方法を選び、段階ごとに変えるべき。 ●全ての人に同じ練習を一律に、というのはある程度のレベルに達してからの話。 ●そこに到達するまでには、段階ごとにやり方を最適化するべき。 ●例1)最適化問題。その人固有の肉体の最適化、その肉体へのパフォーマンスの最適化、経年変化に対する最適化などは重要だが、意識しつつ取り組みは初期段階を避けるべき。 ●例2)自律性を高める個人練習は重要だが、初期は丁寧に指導を受けながら習得する必要がある。しかしある程度定着したら、あとはたまにチェックしてもらう程度で、個人練習として行う。最終的には、個人でチェックできれば良い。 そんな話をしています。