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【9日目】アンナプルナサーキット(ネパールでヒマラヤトレッキング)

現在2週間のアンナプルナ山脈一周(通称アンナプルナサーキット)のトレッキング中です。

■予定
今日はYak Kharka(4050m)から、Thorang Phedi(4450m)に向かう。

コースタイムも3-4時間程度と短い行程だが、標高が高いので、高山病に気をつけながらゆっくり上る。

昨日は高山病薬のダイアモックスは飲んでいない。体の順応を信じて登っていく。

■日記
【5:30】
起床。昨夜は20:30くらいに寝れたのでたっぷり寝た。
まだ抗生物質の副作用が残っているのか、便意で夜中2回トイレに起きた。

今夜泊まる宿にもWiFiも無く充電もできないと思われるので、MacBookでスマホを充電する。
モバイルバッテリーは温存。

【6:30】
荷造りをし、歯を磨く。

【6:50】
私はインスタント味噌汁、妻はジンジャーハニーティーを飲み体を温める

【7:00】
朝食。妻はトゥクパ、私はチョコレートパンケーキ笑

マレーシアン達は少し早く先に出発。

【7:30】
他のパーティのガイドに謎の運動と腕立て15回もさせられた笑

【7:40】
出発!!ガイドのシヴァさんお決まりのピースポーズ。

【7:50】
今日は前半登り多め、途中フラット気味、最後谷越えっていう感じのルート。

【8:20】
吊り橋。

【8:30】
今日は妻が辛そうで足が進まない。
なので、妻を先頭にして妻のペースで行くことに。

【8:35】
ヤクの牧場。

【8:50】
登りゾーンもひと段落し、マレーシアンたちに追いついた。皆んなで休憩。
ここで、今日のほとんどの標高を上げた。
今のところ高山病症状は無い。

10分ほど休憩して再スタート

【9:00】
登りゾーンを終えると妻のペースがアップしてきた。大阪の人が歩くペースみたいで、普通に早いんだが笑

【9:25】
最後の難関、谷越えだ。
せっかく登ってきた標高を一気に下げ、また一気に登るという、体力的のみならずメンタルに来るイベントだ。

【9:30】
山を降り、川を渡る。

ウェアがシャツの次がフリースなので体温調整がむずい。
下りやフラットや太陽がなくなれば鬼寒いし、登りが続くと汗をかく。

さあ、登っていきます。

体の調子は良いが、やはり4500m近くとなると、登りで10歩連続で歩けば息も上がり足が止まる。

あと少し

呼吸を整えながら登っていく。

【9:45】
意外にも15分ほどの登りで登りきれた。
体感は30分以上に感じたが。

あとは、目的地を目指して、歩くのみ

【9:55】
落石注意ゾーン。
幸いにも問題なく通ることができた

危険ゾーンを抜けると、今日の終着地点が遠くに見えた。

【10:15】
目的地のThorang Phediを捉える。

【10:25】
宿に到着!

【10:45】
マレーシアン達も到着。
到着直後のポーター達、お疲れ様です!

上手く高度順応ができてるからか、昨日今日と全然つらくない。
(妻は今日はかなりしんどかったと言ってるが)

ガイド頼んでツアーで登ってなければ、毎日もう少しずつ上に上がってただろうから、高山病で苦しんでたんだろうなと思う。

大事な観光産業なだけに無理をさせず、楽しかったと思わせるのが最重要なメニューだなと、しみじみ思う。

普段、日本での登山は若いうちはトレーニング登山だ!と言った感じで、鬼行程を組むことが多く今回もそんなテンションで行ってたら死んでただろう。

日本帰ったら山小屋縦走をしたいなと思う今日この頃。

【11:25】
外で太陽浴びながらぼーっとする

【11:55】
ランチ。フレンチトーストとマルゲリータピザを注文し、妻とシェア。

ランチ後、みんなで談笑。今日はさすがに昼寝できないので、部屋には行かない。

ダイニングでフィンランド人がギターにペイント。

【13:30】
みんなで、おはじきゲーム。(キャリングボードって言ってた)

見事、穴に入れて喜ぶ私。

日本のカフェとかにも置いて欲しい。
小麦粉まみれになるが笑

【16:40】
チームを変えたりしながら、3時間ぶっ通しで遊んでた笑
流石に飽きて、マレーシアン達と談笑するが、ネパーリ達は一生やってる笑

外は雪が降ってきた。

【16:45】
妻とマレーシアンのアレックスが、将棋とチェスのようなゲームを始める

【17:00】
夕食が届くも集中。笑
アレックスにルールを教わりながらやった勝負は妻が勝った。

きっと優しいアレックスは勝たせてくれたのだろう。

【17:05】
夕食が出揃う。今日はマレーシアン達と、いろいろ頼んでシェアした。
ムサカ(ポテトとケチャップとチーズ的なやつ)と、トマトマカロニとフライドライス

野菜を摂取できていないので、持参した青汁と、高山病薬のダイアモックスを飲む。

そして、ダイニングは暖炉が付くまで激サムなのと、水もキンキンなので、この日はホットウォーター(1カップ70円)を複数回頼んで過ごした。

【17:30】
暖炉が稼働し、みんなで暖をとる

明日は朝食が3:30で4:00出発予定なので、早めにご飯を食べ18-19時くらいには寝ようとしてたのだが、ガイドのシヴァさんから、いつもみたいにたくさん寝るのはNGと。

やはり、この高度になると夜の睡眠すらもリスクになるので、3-4時間の睡眠にするようにと。

とわ言えめっちゃ眠いので(笑)、一旦21-22時くらいに寝て3時間後にアラームをかけ、お互いの体調を見ながら水分補給をしっかりして、二度寝する作戦を考えた。

【18:40】
マレーシアン達はたくさん寝るのNG話をされていないのか、無視したのかわからないがとっくに部屋に戻っていたか、たっぷり寝ていないか心配だ。

我々がシヴァさんに忠告されるまでは、みんなで18時までには寝るぞー!って意気込んでたから。笑

【19:00】
雪は止んだ。が、霧深い。
ガイドのシヴァさんから、明朝の動きのアナウンスが。
起床時(3:30頃)の天候と、睡眠後の我々の体調を見て登るか1日待機か判断すると言う。

もともと、妻とは明日トロンパスに行って天気が悪ければ、もう一泊して再チャレンジしようと言ってたので、そういう提案があってよかった。

1日延期した場合の追加料金がどうなるのかは不明だが。

【19:30】
薄暗いダイニングで、明日の天候回復を祈りながら、みんなで夜がふけるのを待つ。

【19:45】
ダイニングに宿の飼い犬がやってきて、大注目。ボブーマーリーのような宿オーナーと戯れる犬を見て癒される(妻以外)

【20:00】
一旦夜中の0時にアラームをかけ眠る。

【00:00】
アラームをで起きる。そんなことせずとも、高山病薬の副作用の頻尿で私も妻も結構起きてた笑
全然問題なさそうなので、そのまま寝た。

■明日の予定
前述した通り、明朝3:00頃の天候と体調判断になるが、ついに明日は、待ちに待ったトロンパス越え!
4時にここを出発して、2時間かけてHigh Camp(4,850m)まで登り、そこからさらに2時間かけて、一気に標高を1,000mも上げたトロンパス(5,416m)を目指す。

さらにトロンパスを超えた後も、3-4時間かけて山を降りMuktinath(3800m)まで向かうトータル8時間コースの長丁場だ。

明らかに今までとはレベルが違う。体を冷やさず適度の睡眠と水分をしっかりととりコンディション調整にも余念は無い。

もうここまでくれば、一歩一歩歩いてれば確実に着くし、危険な道やルートも無いのと経験豊富のガイド、近くに村もあるので、この山での命の危険も限りなく低い。
根性でどうにでもなると思っているが、元気な状態でトロンパスを越えたい。

今まで30回行った登山や夫婦の旅行で雨が降ったのは数えられる程しかない晴れカップルなので、その力を信じたい。

おやすみなさい。

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