見出し画像

Google Cloud プロフェッショナル認定資格試験の受験記録

どうも、サーバエンジニアのうすぎぬです。
今回はGoogle Cloud(旧GCP)の Professional Cloud Developer 認定試験に合格したので、その体験記をつらつら書いていきます。
新しめの認定資格ということもあり、合格体験記的なものを受験前にググってもそんなに件数が出ず私自身不安だったため、同じ境遇の方の一助になれればと思います(2021/12)。

Google Cloud 認定資格の概要

Google Cloudの認定資格には以下の種類があります

  • 基礎的な認定資格

  • アソシエイト認定資格

  • プロフェッショナル認定資格

それぞれ難易度が異なり、名前の通り下に行くほど難しいとされています。
特にプロフェッショナル認定資格は8種類あり、それぞれのジャンルにおいて深い知識が求められます。

  • Professional Cloud Architect

  • Professional Cloud Developer

  • Professional Data Engineer

  • Professional Cloud DevOps Engineer

  • Professional Cloud Security Engineer

  • Professional Cloud Network Engineer

  • Professional Collaboration Engineer

  • Professional Machine Learning Engineer

そして今回、私は上から2番目の「Professional Cloud Developer(以下、PCD)」を受験しました。

Global Knowledge によるIT認定資格の評価において Google Cloud の認定資格は最も高い評価を得ているので、イケてるIT技術者の皆さんは取っておくに越したことはないでしょう。

うすぎぬのスペック

Web開発経験1年半(昨年新卒入社)

  • Google Cloud Platform は REALITY の開発、運用で利用

    • GAE, GKE, CloudFunctions

    • Pub/Sub

    • Cloud SQL (MySQL), Cloud Storage, BigQuery

    • Memorystore (Redis)

    • Cloud Logging, Cloud Trace, Cloud Monitoring

    • Cloud Build, Container Registry, Cloud Source Repositories

  • 趣味でちょこちょこ

    • CloudRun

    • Firestore (Native)

  • 使用言語 (ランタイム)

    • Go, Node.js

学生時代はメカトロニクス(ハードウェア)、ゲームクライアント(Unity)周りの人だったので、web分野においては上述以外全く経験がありません。入社までjavascriptすら書いた経験がありませんでした。

学習過程

実は今回受験したのは、Google Cloud 主催の G.I.G. プログラムに参加したことがきっかけです。G.I.G. は Google Cloud Innovators Gym の略で、Google Cloud Platform のスキル習得のための特別招待制のプログラムです。3ヶ月かけて↓をやっていきます。

  • Google Cloud に関するセッションの受講(数回)

  • 指定の Coursera コースの受講

  • Google Cloud 認定資格の取得

G.I.G. プログラムを終えた感想としては、セッションで Google Cloud の最新情報を追いつつ Coursera で Google Cloud のサービスを偏りなく学習できて非常に良かったです。

というわけで、セッションや Coursera を通じて Google Cloud の全体のサービスを理解するところからスタートです。普段の業務で Google Cloud を利用しているとはいえ触らない機能は数多くあります。

  • Firestore(Datastore), Cloud Bigtable, Cloud Spanner

  • Dataflow

あたりはサービスは知っていますが実務での利用経験はありません。Qwiklabs で手を動かしてサービスを理解します。

  • Compute Engine の Instance Groups

  • Anthos

  • Identity-Aware Proxy

  • Cloud KMS

あたりは。。。公式ドキュメントを読んで何者なのか概念を理解するところから(オンプレクラウド移行話マジで分からん)。

そして、PCDにはほとんど関係ないけど興味があるので

  • BigQueryML, AutoML, VertexAI

  • Vision API, Natural Language API

あたりのデータエンジニアリングコースにも寄り道しました。その結果がこれです。

一通り認定試験ガイドに載っている項目が何に使われて、どういう特徴があるのか、など理解できたタイミングで公式の模擬試験を受けました。試験1週間前くらいのタイミングでした。とりあえず受験した結果は正答率半分くらいでしたね。

正直 PCD は合格ラインが明記されてないのでこれがあかんのかセーフラインなのかはよくわかりません。多分あかん方でしょう。

あかん方かなということで、udemyのPCD模擬試験を購入しました。Google Cloud 正規の模擬問題集では無いということで多少ツッコミどころはありましたが(レビューにある通りです)、それによって

  1. 全ての出題、回答に対して懐疑的な姿勢で臨み

  2. 正解の回答を確信に変えるべく公式ドキュメントを読み漁り

  3. 体型的な知識が身につく

という素晴らしい学習サイクルを手に入れることができました。

あとは Kubernetes 周り詳しく問われる問題が多かったので、真面目に勉強しました。Kubernetes の基本的な知識が身に付いたので良かったです。

認定試験

というわけでいよいよ認定試験について書いていきます。あくまで個人の体験談ですので、参考までに。

試験はオンライン試験とオンサイト(試験会場に行く)試験がありましたが、会場に行くのは面倒なのでオンライン試験を選択しました。オンライン試験は受験専用のアプリケーションを手元のマシンにインストールして行います。問題や回答の選択肢はそのアプリケーション上に表示されぽちぽちで提出します。

試験は17:00開始で登録しましたが、念のため早めの16:45にアプリケーションを起動しました。画面上には、「受験者身元チェックをするのでちょっと待ってね。15分以上は待つと思われ。」的な内容が英語で書いてあり、スマホや参考書を手元に置くわけにもいかないので天井を見ながらほげってました。受験者が多い時期ということもあり、結局45分ほど天井を見ながらほげっていると画面が更新されチャットベースでのコミュニケーションが始まりました。

  • 身分証明書を見せてね

  • 部屋の床や天井を見せてね

  • 鏡を使ってPCデスクを見せてね

など指示があるのでそれに従います。何事もなく進むと試験スタートです。

前述の試験ガイドに記述された内容が満遍なく出題されました。全問解き終わるまでに試験時間オーバーまできっちり時間を使いました。学生の頃の期末試験を思い出して良かったです。試験の体験自体は良いです。

体感6~7割くらいは自信を持って回答、2~3割はそれらしいのを回答、1割は全くわからんという感じでした。試験後いくつかアンケートに回答し終えると

「結果:合格」

の画面に切り替わりました。やったー!思わずガッツポーズ。4日後に正式にデジタル認定証がメールにて送付されました。

感想

PCD 受験の感想をざっと箇条書きでいきます。

  • 普段使用しない Google Cloud の機能を学ぶ契機づくりに良かった

    • Spanner や VertexAI などイケてるサービスを新たに触れて楽しかった

  • 模擬試験で試験の問題形式に慣れることは試験対策としては有効

  • 試験実施前の待ち時間でそこそこMPを削られたのでその辺の影響を受けたくない人はオンサイト試験が良さそう

  • 試験直前に情報を詰めたので体感難しく感じたが、しっかり勉強時間を確保できるのであれば決して試験の難易度は高くないような気がする

というわけで、いかがでしたか?
個人的なお気持ちを書くと、特に自分はweb分野での経験が浅かったのもあり受験はそこそこ不安でしたが、合格により気持ち的に駆け出しエンジニアからステップアップした気がして良かったですねw

ここまで読んでいただきありがとうございましたー!よければいいねお願いします!


この記事が参加している募集

受験体験記