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アプリのプロダクトマネージャーがぬいぐるみ製作をした話

プロダクトマネージャー(以下PM)のむくどりんです。
REALITYという"アプリ"のPMです。

今回は、”アプリ”のPMだけど
ぬいぐるみを製作した話をしたいと思います。
REALITYのPMはなんでもやる。やりたければ!

1.なぜぬいぐるみを製作することになったのか?

REALITYには1500を超えるギフト(※配信で視聴者が配信者へ送ることができるアイテム)が存在します。
その中でも初期につくられた「くまさん」にはバリエーションがたくさんあり、数えたら31種類もありました。

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あなたの好きなくまさんをコメントで教えてね

これだけくまさんが登場すると、ユーザーも投稿をよくしてくれます。

そんなある日、配信を見ていたらユーザーに
「くまさんのぬいぐるみ(リアル)、つくらないんですか?」
と聞かれました。

たしかに・・・欲しいな?!
よし、つくるか!

2.ぬいぐるみをつくれる会社を探そう!

むくどりんは激怒した。必ず、かの ぬいぐるみ をつくらねばならぬと決意した。しかし、むくどりんにはぬいぐるみの作り方がわからぬ。むくどりんは、ただのアプリのPMである。

走れむくどりん

REALITYのPMをしていると、やりたい事の方法が分からない事が多々あります。あまりにも分からない事が多すぎて、全く知らない領域への抵抗感がなくなったのは転職して良かったなと思うところでもありますね。

まずは「ぬいぐるみ 製作」などで検索もしつつ、親会社のグリー株式会社でも、きっとぬいぐるみグッズを作っているだろうと思い、知ってそうな人にひたすらSlackで聞いて回ります。

分からないときは騒ぐ!

すると、僕の投稿を見かけた方から「あの人なら知ってるかも」と紹介を受けました。ありがたい・・・

何社か話を聞いた上で最終的に決定します。

3.発注しよう!

ここから先はデザイナーと協力して進めていきます。
色コードが欲しい。と連絡をうけたので整理して発注へ

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4.終わらぬ、試作

あとはワクワクドキドキしながらサンプルを待ちます。

くまさん第1世代サンプル

今では愛着を感じる初代くまさん

境界線・・・惜しい!!!
ギフトのくまさんは、縫い目の様な雰囲気で頭や身体に線が入っていますが、実際にぬいぐるみとして作ろうとするときに、この箇所を縫い目とするのは難しいわけですね。
※お腹を真横に区切っている線がぬいぐるみとしての縫い目

デザイナーと相談して、一旦フィードバックをまとめます。

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あとはやっぱり、目をボタンに出来ないだろうか・・・
試してみよう!

くまさん第2世代サンプル

そうして届いた第2世代!

(・(ェ)・)

目が!!目が!!!ボタン難しい・・・
そして、縫い目の部分は写真だと良さそうに見えますが、細かい造形すぎて量産を踏まえると少し不安でした。
そこで、縫い目は元に戻し、今度は肌の毛足が長い生地を採用する作戦へ
また、肌色も気になったので別パターンを試すことへ

くまさん第3世代サンプル

生地の毛足が長いものを採用する作戦を考えたデザイナーすごい

だいぶ良くなったぞ!!!そして、写真だと伝わりませんがフカフカ感が最高です。
しかし・・・これはチョコくまさんだ!

チョコくまさん(バレンタインシーズンのみ出現する)

生地の色を調整しましょう・・・
でも、そろそろ終わらせないねばならない!
というかそろそろRIOちゃん(社長)と部長の視線がつらい 
ということで泣きの第4世代へ

くまさん第4世代サンプル(最終)

これは!くまさんのぬいぐるみだ!!!
そしてフカフカ!かわいい!
実は検討開始からなかなか人に会えない時期が続いたこともあり、1年くらいかかってしまったのですが無事完成しました。
ユーザーの元に届くのが楽しみですね。

おわりに

ぬいぐるみ製作って大変だな。という学び

今回は、アプリのプロダクトマネージャーがぬいぐるみを製作した話でした。あまり詳細は書けませんが、契約、見積もり、工場からのロジスティクスなど色々学びがある経験でした。
がんばって。くまさんのぬいぐるみを31種類出したいですね!

REALITYに少しでもご興味を持っていただけた方は、まずはカジュアル面談からでもどうぞ!