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転職活動で資格は有利?

転職活動の噂の一つに「資格が有利になる」というものがあります。
果たしてこれってどうなのか?皆さんも一度は気になったことがあると思います。
実際に私も公務員から民間へ転職するために、様々な資格を調べては、本屋で参考書を立ち読みして、みたいなことばかりしてました。
そして、ある資格を取りましたが、結果はどうだったのか?おそらくここが一番気になると思うのでリアルな体験記からお伝えします。

結論、資格は一定の努力は認められますが、経験には勝てない。
「実務経験>資格」なのです。
言われてみれば当たり前かもしれませんが、意外と認めたくない現実でもあります。
企業担当者からみれば、実務経験があったほうが教育コストも抑えられますし、即戦力です。
もちろん知識が一定あって伸び代を感じてもらえたら、採用される可能性はあります。
ただし、現実は甘くないです、、
私は簿記2級を取って、経理職に応募しましたが、書類通過率は0%でした。(0/5社)
そのため、未経験からチャレンジできる人材業界の営業職を選びました。

実際に転職エージェントをしていたときの経験からお伝えすると、求職者は入社後に努力する意欲はあります。ところが、企業担当者は経験者でないと採用したがりません。もちろん25歳前後の第二新卒クラスであれば話は変わってきますが、30歳近くになると知ってて当然であり仕事ができて当たり前と期待されます。このギャップを知ってるか否かで転職活動の戦い方はコントロールできると思いますし、より現実的なキャリアが歩めるでしょう。

お土産程度ですが、求職者のキャリア別に、資格や経験が活かせるパターンをいくつか記載します。

  • 何かしらの営業職→不動産、金融業界の営業職を目指したい。
    宅地建物取引士がおすすめ。
    宅地建物取引士の資格は不動産の知識を浅く広く知っていることを証明します。そのため、業界チェンジの際もスタートダッシュが期待されます。

  • 製造職→サービスエンジニア職を目指したい。
    普通自動車運転免許が必須です。
    お客様先に訪問し、部品の交換や製品のメンテナンスを日々行うので、車の運転はマスト条件です。
    逆に製品知識や理系的な考え方は特段求められず、お客様と仕事を通じた会話ができれば面接は通過可能性が高いです。

  • 事務職や営業職→英語を使った職(貿易事務、購買、翻訳、営業など)
    TOEIC(L&R)スコア800以上は欲しい。
    企業によってはスコア700以上など、求める条件は異なりますが、概ねスコア800以上あれば、英語アレルギーではないことを証明できます。
    余力がある方はライティングの練習もできるとベストです。入社後に海外の担当者とメールでやり取りすることは当たり前になります。

  • 事務職(公務員など)→バックオフィス職(総務など)
    資格は特段不要ですが、PowerPoint、Excel、Wordを使いこなせる力。加えて、社内の調整業務を円滑に進められる対人折衝力が求められます。
    業務内容の難易度は高くないですが、何事もスムーズに行える柔軟な方を企業担当者は求めます。

ここに記載した例はあくまでも一部ではありますが、少しでも今後のキャリアを考える際のお力添えができればと思います。

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