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ニセコのスーパーで美味しいものを探そう(生もの編)

各地方に住むとスーパーマーケットが面白い。

私は太刀魚と馬刺しを食べる地域で育ったので、関東のスーパーに太刀魚と馬刺しが売っていなかったのは時代が変わったからだと思っていた。そうしたら大人になって住んだ愛媛には太刀魚が、長野には馬刺しが売っていて、そうか、地方色がスーパーに反映されていただけなのか、と知ることになった。そこからは各地に行くたびにスーパーに行き、そこの土地で売られている食品をチェックするのが趣味の一つになった。

豆製品が豊富

ニセコスキー場を抱える倶知安町(くっちゃんちょう)。どんな大きさのスーパーがあるのか移住前は不安だった。私が過去に住んだ事のある某町ではスーパーはコンビニもどきしかなくて、そこは最低限の食品と魚釣りのエサしか売っていなかった。ちょっと食べるものを買うには30キロは車を走らせて山を越えないといけなかった。

倶知安は大きな町で、日本全国お馴染みイオンのMAXバリューや、CORP札幌もあり、各スーパー以外にもニセコ道の駅ではニセコの特産品が売られていたり、ルピシアのお店にもお惣菜が売られていて、食べ物を買うには困る事はなさそうだった。できればそのお店でしか売られていないものや安い物があれば手に入れたかったので、全てのスーパーに移住後1週間以内には訪れてみた。と、ここで意外だったのがスーパーの駐車場。満車で停めれない事はほぼなかったけれど、満車近くて駐車する場所を探す事はままあった。外は寒いし、駐車場の足場も雪があるので、できればお店の入り口近くに停めたいのだけでども、それは早目に諦めた。停めれる時に停める。2022年は観光客が少ないのにこのありさまなので、観光客が戻ってきたらニセコはスーパーさえ大賑わいになる予感がした。

当たり前だけど大豆製品

まずお店に入るとフルーツが並んでいる。これは東京と変わらない。観光地らしくカットフルーツも多め。そして無添加や有機~という商品も多め。意識高い系のお客様が多いのだろうか?ラインナップに若干の偏りを感じた。暖かい国から運ぶからか、ミカンやさつまイモは本州より少し高めで、リンゴは関東のスーパーより少し安い気がした。北海道ご当地のジャガイモや玉ねぎは本州より若干安い。冬の北海道なので、北海道らしいフルーツに出会える訳もなく次のコーナーを目指す。

次は、納豆や豆腐コーナー。納豆コーナーに入りオヤっと気が付く。ご当地納豆の種類が多い。そういえば北海道は国産大豆のメッカだ。納豆、それに羊蹄エリアではきれいな水を利用して豆腐も作られていたようで、ご当地豆腐も沢山あった。これらは順番に一通り食べてみる。正直どれが美味しいかという記憶がないのだけれど、イマイチのものもなかった。つまり、どれを食べても美味しかった。さすが北海道。

ニシンを初めて見る

ヤーレンソーラン♪のソーラン節はニシンの大量を祝った歌だと聞いたことがある。私の記憶だと昔の北海道ではニシンが取れて、、という歌で、ニシンは過去の魚だと思っていた。それが1月の半ばを過ぎた頃から丸々としたニシン達が大量にスーパーに売られ始めた。しかも結構大きい。そしてかなり安い。だいたい一尾200円台。ニシンの身はパンっと張っていて目は透明。つまり新鮮なのだ。

新鮮でおいしそうに見える魚が安い。

私はめいっぱい警戒する。もしかしてニシン、食べたら小骨だらけ?そもそも普通に焼くだけでは臭くて食べられないとか、焼く際にすっごく臭いとか、干したり煮たり、一工夫しないと食べれない?あまりにも大量に売られているニシン。もしや今日だけ特売?と思えど、また翌日も、他のスーパーでも同じように売られているニシンに私の猜疑心はどんどん膨らんでいった。息子が魚嫌いなので、煮ても焼いても私1人で食べないといけない事からさらに購入までのハードルが上がる。そして私は調べもせず、ニシンは怖いから買わない、と言う結論にしてしまった。

冒険せずとも北海道には他に食べたい魅力的な食べ物がいっぱいなのだ。

蝦夷鹿、鴨、ジンギスカン!ジビエ天国!

北海道と言えばジンギスカン。ニセコはちょっと違うのかな?と思ったらとんでもない、スーパーの一角には色々な種類のジンギスカンの肉。生ラムもラムチョップもある。ラム肉の種類が豊富なのだ。ジンギスカンに困らせないわ!とスーパーのやる気が伺えた。色んなジンギスカンを購入して美味しい物を探す、ジンギスカンの旅に参加してみた。

肉だけじゃなくて、焼肉のタレコーナーに行くとジンギスカンのタレも数種類置いてあった。何が自分の口に合うのか全くわからない!のでパッケージで選んで買ってみた。ジンギスカンは何度も北海道の我が家の食卓に表れた。

蝦夷鹿ファームのエゾシカが美味しい!

お肉コーナーには鹿肉も売られていた。ジビエ好きの白人さんの需要があるのだろう。私も息子も鹿肉も大好きで、特に蝦夷鹿ファームの蝦夷鹿肉にはまって良く食べていた。この蝦夷鹿ファーム。2021年に知床旅行した際にも立ち寄って食べたかったのに、コロナで閉まっていたのだ。まさかニセコでリベンジできるとは思っていなくて、本当に感動した。ちなみに駅前のCORP札幌でしか見かけない逸品だった。

鴨も美味しいカモ♪

鴨肉もどこのスーパーにも売られていて、どこの鴨肉も美味しかった。鴨を食べる習慣が元からあったのか、外人さんたちがジビエ好きだから売られているのかは不明だけれども、恩恵にあずかった。

豚も牛も鶏肉も安い

東京より圧倒的に、お肉は全て美味しかった。アップルビーフというお肉は甘くて、こちらも良く購入した。お肉の値段は東京よりかなり安くて、北海道いい~と肉好き親子のテンションは上がりまくっていた。

玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、お肉

北海道で安いやつセットをカットして鍋に入れてストーブの上に置いておくと夕方美味しいカレーかシチューができる。これぞ北海道天国。

北海道の食生活がすっかり気に入った移住親子なのでした。

スーパーの中での感動はまだまだ続きますが、今日は一旦この辺で。


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