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実家にかえって感情があばれたら

こんにちは。
『不安や怒りの感情と母娘問題の専門家』
心理カウンセラー大木ともみです。

私と娘・私と母、の関係であばれる感情を根本から解消する
カウンセリングをご提供しています。

GWが終わり1週間たち
やっと日常がもどってきたなと感じているところです。

さて今日は、
親といるとしんどくなる
実家にいても全然くつろげない
そんなあなたへ。

親といると感情があばれる理由と対処法を書いていきたいと思います。

GWに実家に帰省しご自分と向き合われた方もいらっっしゃると思います。
そんな方のお役に立てたら幸いです。



■実家にいくのが気が重い


ほんの数年前まで私は実家にいっても

・何故かくつろげない
・気が張ってリラックスできない
・母親の言動にもやもやし、しまいにはイライラが止まらない

といったぐあいに疲れ果てていました。

「どうして自分の生まれ育った家なのに
こんなに疲れるのだろう?」

「大切に育ててもらったはずなのに
どうして母親と一緒にいると感情があばれてしまうのだろう?」

とずっと悩んできたし
そう思う自分の気持ちをなかなか認めることができませんでした。

■まずお伝えしたいこと

はじめにお伝えしたいのは、
そう思うご自分を責めないでくださいね
ということです。

育ててくれた親に対してこんな気持ちをもってはいけないと
罪悪感を抱くことがあります。
(わたしもそうでした^^;)

でも、それにはそれのちゃんとした理由があって
ご自身を責めたり、気持ちを押し込めなくていいのです。

そのことをお伝えした上で
感情があばれる理由と対処法を
書いていきますね。

■親子の役割分担とは?

母親と話すと感情があばれてしまったり
実家にかえっても気が張ってくつろげないのは、

もしかすると
あなたとお母さんとの間で
「親子の役割」が逆転してしまっているからかもしれません。

例えば、
・母親の愚痴をきく
・父親と母親の仲をとりもつ
・不機嫌な親の顔色をうかがう
・家族の調整役になる  
など…

あなたが子どもの頃、
本当は大人がやるべき事を
子どものあなたがうけおっていなかったでしょうか。

小さな頃のあなたは
「母親が望むであろう子ども像」を演じ
いい子であろうと必死に努力してきた。

そしていつしか無意識に
ありのままの自分をおさえこむ癖が
できたのかもしれません。

もしそうだとしたら
その心の癖が
長い間積もり積もって
心の中が満たされない思いで
いっぱいなのかもしれませんね。

■感情があばれる理由

心の中に積もった満たされない思いが
お母さんといると反応して

「さびしいよ」「きづいて」「私を認めて」
と訴えているので

あなたの感情が
ざわざわ、もやもや、イライラと
あばれているのです。

親の愚痴をきいたらダメということではなく、
ご自分が悪いのでもなく。
お母さんが悪いというわけでもなく。

ここでお伝えしたいのは、
小さなあなたが
大人のように
自分を抑えこんで一生懸命がんばってきたんだよ、ということです。

■あばれる感情の対処法


まずは
「こんなに自分はがんばってきたんだ」
「そうやって自分を守ってきたんだ」と
知ることがとても大切です。

感情があばれるのにはちゃんと理由があります。

もし、あなたの中に

何か、モヤモヤしたり
カチン!イラっときたり
ネガティブな感情が湧いてきているのなら

それは
満たされない心の奥底の思いが
反応している証拠です。

ぜひ、少しでも時間をとって
ご自身の湧いてくる感情を
じっくり味わってみてください。

「私はあのとき悲しかった」
「ひとりがんばって寂しかったんだ」
と湧いてくる感情をじっくり感じた上で

「私は、本当はお母さんになんて言ってほしかったんだのだろう」
とあの時感じたであろう思いをわかってあげることができると

感情にふりまわされにくくなり
嫌なパターンをくり返さないようになります。

少しづつで大丈夫。

なかなか一人ではむずかしい時には
どうぞ感情について適切にあつかえる
カウンセラーやコーチに
サポートをお願いしてみてくださいね^^

■そして、お伝えしたいもう一つのこと

お母さんにも、お母さんの親との間で
何か満たされない思いがあるのかもしれません。

でもだからといって
あなたがお母さんを許そうとか、
わかってあげようということではないです。

それはお母さん自身の問題です。
ご自分が抱え込まないで境界線をひいていきましょうね^^


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