【note】子どもが不登校になったとき、お仕事どうしました?
わたしは、
もともと、いくつか仕事をかけもつスタイルだったのですが、
まず、当時小学2年生のぽっきーくんが「学校いかない」と言い、家にいるようになった日から、外に出る仕事がパタッとできなくなりました。
幸い、出勤を伴うご仕事は、週1~2回程度の、メインの収入源ではないお仕事で。
いきなり困ったのですが、私はぽっきーくん最優先。
ぽっきーくんが「学校休む」と言った次の日には、すぐに職場の管理者さんに相談しました。こういうのはすぐに動くことです。
事情を説明したところ、快く、しばらく出勤できないことをご了解してくださいました。
ぽっきーくんはそのままホームスクーリングが続き、現在もぽっきーくんは私にくっついて、設立したオルタナティブスクールの一期生になったので、そのお仕事はそのまま戻ることができずフェードアウトになってしまいましたが。
その他、当時やりたいなーと思っていた出勤を伴う仕事は全て諦めましたし、少々距離のある対面での打ち合わせも難しくなり、やむを得ない場合は先方の了解をとって、ぽっきーくん連れで伺っていました。
さながら「子連れ狼」…。。。
続けられたのは家にいてできる仕事だけ
続けられた仕事は、家でもできる、自分の法人の仕事のみです。
お子さんが中学生・高校生など、ひとりでお留守番ができる歳なら違うと思います。
でも、低年齢でいきなり不登校になったら、親はたいていがお仕事ができなくなっているか、在宅ワークを認めていただいてるなど、働き方が変わってしまっています。
「パパかママが在宅ワークの日だけ休ませている」
「在宅ワーク主体に切り替えた」
このあたりのお話しも多く聞きますが、
たぶん、、在宅ワークが可能な働き方をしているご家庭しか、不登校させてあげられていない。私はそっちだと思います。
7割の保護者が「働き方がかわった」
不登校による働き方の変化はしっかりデータとしても出ていまして。
こちらはNPO法人多様な学びプロジェクトが実施した不登校当事者実態ニーズ調査の設問1つの集計結果です。
実に7割の保護者が、不登校をきっかけに働き方が変わったぞと回答されています。
そして、多くのご家庭が、それによって家庭の経済状況が悪化したと回答していました。
これは私はオルタナティブスクールの運営をはじめて耳にする保護者さまの生のお声ですが。
「やむなくお留守番をしてもらっていた」
「おばあちゃんちにいてもらっていた」
「どうしようもなく、無理やり学校に行かせていた」
このあたりも実態なのだろうと思います。
収入が減るだけではなく、不登校はお金がかかる
不登校になった場合の金銭面の援助はほぼありません。
パパママの働き方が変わる、つまり、ホームスクーリングやフリースクール送迎に対応できる働き方に代わる。
たいていが、職場に缶詰が難しくなるので、長時間労働ができない&大きな責任を伴う管理職等、ギャラが高めのポジションにつけなくなる。
そうすると、収入が減ります。
さらにさらに、不登校はとってもお金がかかります。
覚悟を決めた不登校の場合は、ホームスクーリングの子どもに、体験の機会を与えようと、学習の機会も与えようと、少しでも楽しく過ごしてもらえるようにと、塾や習いごとやゲームなど、いろんなところにお金を使います。
これもデータが出ています。
食費、水光熱費、教材、フリースクール費用、通院、交通費…
フリースクールも、運営のために補助がでないため、運営側は必死にやりくりして自走するほかなく、最低限の費用はご家庭に負担していただく必要がある状況です。
私立の学校同様、これが普通になれば良いところですが、予定していなかった出費というのが、ご家庭にとっては大変な負担ですよね。
いきなり不登校になったときに泣かないよう、大人たちは働く術をいくつか頭においておくほかない
こればかりは、本当に、本当に今の時代のパパママは大変なのですが。
時代が変わってきて、本業のほかに副業をしている方が非常に多くなりました。
コロナをきっかけに、場所を選ばずに仕事ができるようになったことも、仕事の選択肢も労働時間の確保という点でも柔軟になりましたし。
なので、これはもう大人達しんどいのよくわかるのですが、
ご自身の働き方の選択肢はいくつかストックをお持ちいただけるよう、日ごろから考えておくと良いかも。
すると、直面しても、どん底までにはいかないかもしれません。。。
いや、、こればかりは私もいまでもしんどいので、、
がんばりましょう。
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