満を持して…！

『魔王して。
いや違くて、マンを出して。
いやだから、まんをじしてえー！！（怒）』

はおはお、みなさんこんばんは。
夜のテンションだぜ、いえーい。

私は車の運転中に、ノートの下書きをボイスで録音してメモしておくことがけっこうあるんだけど、今日は何の調子が悪かったのか（滑舌だよ！）
冒頭のようになりました。

満を持して、ね。

何の話かというと、私は旅行が好きで、夏の旅行はどこに行こうか、ということなのであります。その行き先を決めるまでのお話です。

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私は旅行が好きだ。学生の頃から書店で旅行コーナーに行き、いろいろな場所のいろいろな国の旅行ガイドブックを読むのがとても好きだった。

最初に買ったガイドブックは、講談社のことりっぷ。北海道の釧路湿原と網走方面の特集で、かわいいゴマフアザラシの赤ちゃんが表紙を飾っている。

その最初に買った旅行雑本は、今でも自宅の本棚に大切にしまってある。
いや、実家に大切にしまってある？
いやちゃんと物置にしまってある？…あれ？笑

まぁいい。ともかく最初に買った旅行ガイドブックはことりっぷだったので、その後私はこのシリーズを何冊か買ってシリーズで揃えていくことになった。

網走はなかなか学生にはハードルが高く、行きたいなぁと思いつつもなかなか行けないでいるうちに、そのうち金沢編を買うことになる。
私は大学で美術関係の学科に行っていたこともあり、金沢はぜひ行ってみたい場所の1つだった。
ちょうど大学に入った頃に『金沢21世紀美術館」が出来たのではなかったかしら？

その時付き合っていた彼と、大学卒業前に、よし金沢に行こう！となったのだが、ここで学生時代の私は、人生の厳しさに直面する。

1、彼父の反対
なんと彼の父から「結婚前の男女が泊まりで行くのは…」と待ったがかかった。
そうであった。彼のお父上は九州男児、結婚前の男女、ましては学生がお泊まりで旅行など…言語道断！
すっかりいけると思ってルンルンと準備をしていた私をた。そこで一度、私たち金沢行きは流れることとなった…イキタカッタヨ、カナザワ…。

時は流れ、社会人2年目の3月。
この頃には、大学時代から付き合っている彼のご両親ともだいぶ打ち解け、まぁ泊まりで旅行に行くということをそろそろまた言い出しても、いいんじゃない！？
ってくらいの雰囲気にはなっていた。

ちなみに社会人一年目には、2人で山形県に「庄内平野を見に」ドライブにもいっている。日帰りでな！！
（車で片道4時間ヨ〜。帰り道眠くて事故りそうだったヨ〜笑）

さぁ、ここで浮上したのが例の金沢行きだ。私たちの仕事は、3月の後半に少し余裕があるため、その春休み期間に旅行に行こう！と計画を立て始めた。
また大きな壁に挟まれるとも知らずに…。

2、まさかの自然災害に阻まれる
ご存知の通り、2011年の3月11日東日本大震災が日本列島を襲った。
私たちの住んでいたところは、東北地方の甚大な被害を受けた地域とは比べれば、とても被害の少ない方ではあった。電気は止まり、水道も止まり、自然災害の恐ろしさを痛感した日々だった。
もちろん、生活を立て直すのにいっぱいいっぱいで、旅行なんてとんでもない。

亡くなった方がたくさんいて、辛い思いをされた方がいっぱいいて、
本当に大変な出来事でした。

東日本大震災のせいで、といっているわけではないんです。

2度も、宿を予約し、飛行機のチケットを取るくらいまで、しっかり準備をしていた後での中止と言う出来事が重なり、もはや私と彼の中では

金沢に行ったら何かあるのでは？

と、金沢が決して行ってはいけない場所（名前を言ってはいけないあの人的な！？）
な気がしてきたということ。
…あれから23年。
子供たちも大きくなり、もしかしてちょっと金沢楽しめちゃいそうなんじゃないの？
美術館も、忍者寺も、食べ歩きも、なんだかオッシャレ〜なカフェも！
と思えてきた今日この頃、

ついに！私達の金沢に行こうかな、と思っている。
ハッシュタグ俺たちの金沢！！(ちょっと言ってみたかった)
ここでやっと冒頭の『満を持して』に繋がるわけである。

しかしそこは曰く付きの金沢…(勝手に曰くをつけるな)

今回こそは行くことができるのか！？

はたまた、雷に阻まれるのか？！

後半へ続く。