音の職人の凄さが詰まった山下達郎のニューアルバム『SOFTLY』

山下達郎の11年ぶりのニューアルバム『SOFTLY』。
タイトルには「動乱の時代を、音楽で優しく柔らかく包み込みたい」との思いが込められています。
近年はライブを軸に音楽活動を行っていたが、コロナ禍でライブ自体が自粛に追い込まれたため、その代わりにアルバム制作に力を注いだと語っていました。
集められた楽曲は、CMやドラマ、映画などで耳にした曲が多いため、非常に聴きやすく、長年のファンだけでなく、最近ファンになった方にもおすすめできる仕上がりとなっています。

個人的に一番おすすめしたい曲は「REBORN(リボーン)」です。
死生観をテーマにしたこの曲は、優しくも力強い眼差しに溢れており、日々の生活で傷ついた魂を浄化させてくれます。
本作でラストに置いたのは、今を生きるリスナーに最も伝えたいメッセージだったんじゃないかと思っています。

 これまで私は山下達郎を孤高で気難しい天才といったイメージを抱いていました。
ところが、先日の関ジャムに出演した彼は、誰よりも誠実に物事と向き合い、真面目に働く人達に少しでも良い音楽を届けたいという揺るがないポリシーを持った男でした。
そんな彼は現在キャリア47年の69歳。
今週のオリコンアルバムチャートでは見事1位に輝き、20代・30代・40代・50代・60代の5つの年代で1位を獲得した史上初の男性アーティストとなりました。
音の職人の凄さをとくとご覧あれ!!!!


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