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【実体験】発達障害で障害年金の申請を通した話

どうも、こんにちは!
半額です。

自分は発達障害の当事者であり、
障害年金を受け取っています。

障害年金は、日本の障害福祉制度の中でも、
直接、現金を支給してくれる制度です。

しかも、基礎2級で子の加算などがない場合でも
1年で約80万円と、
かなり大きな支えとなってくれます。

障害者手帳の恩恵のほとんどは
サービスの無償化など、
現金の直接給付ではありません。

今回は、そのときの実体験を
書いていきます。


筆者について

  • 発達障害当事者

  • 公的・民間問わず多数の制度や割引を活用している

  • 職業に関する制度や給付を全力で活用して生活している

  • 福祉制度を探ることが趣味と化している

障害年金を申請したときの状況

まずは、当時の状況から。

なんとか就活で内定を得て大学を卒業し、
IT企業に入社しました。

しかし、薬の副作用の影響で
身体的に通勤ができなくなってしまい、
試用期間でクビになりました。
(一応、形式上は自己都合退職です。)

新社会人に貯金などあるはずもなく、
再就職を目指すものの、
障害者雇用の世界は
一朝一夕で職を得られるものではありません。

再就職を焦った結果、
うつ状態に陥ってしまい、
路銀も尽きたので、
一度実家に戻ることになりました。

発達障害の初診日は
幼少期にありました。

20歳になった後も、
学生であった期間は
学生納付特例を申し込んでいましたし、
数ヶ月の社会人生活のときは
厚生年金が天引きされています。

障害年金を知ったきっかけ

実は、障害年金の名前自体は
障害者手帳を取ろうと思った頃には
知っていました。

発達障害で受けられる
福祉制度を調べるときに
名前が出てきたからです。

ただ、障害年金は手帳に比べて
要件が厳しかったのと、
制度自体が難しかったため、
当時は深堀りしませんでした。

働くことができなくなったときに
考えればいいと思っていました。

障害年金を申請しようと思ったきっかけ

うつ状態に陥り、
すぐには働けそうにはありません。

そこで、障害年金の制度を思い出しました。

障害年金の全貌を掴むことは
当時はできませんでしたが、
その相談先として
社会保険労務士(社労士)がいることを
知ることができました。

依頼に必要なお金としては、
初回相談は無料で受け付けていて、
着手金として1、2万円程度と
成功報酬として年金2ヶ月分が相場のようでした。

着手金はそこまで高額ではないですし、
成功報酬であれば、2ヶ月分くらいは払えます。
それで長期の年金が受け取れるなら
安いものです。

初回相談をして、
可能性が十分にありそうなら
依頼をしたいと思いました。

ひとまず、地元の
障害年金を取り扱っている社労士に
相談することにしました。

社労士に相談し、依頼を決めた

地元の社労士へ相談をした結果、
可能性はありそうでした。

自分の場合は初診日が幼少期で、
国民年金の義務が発生する前であったため、
納付要件は問われず、
基礎年金の対象となります。
まあ20歳になった後も
未納はありませんでしたが。

基礎年金の場合、
障害等級が2級以上なら
年金が支給されます。

就労不能な程度であれば
2級の可能性はあるそうです。

着手金の2万円くらいであれば
見合う挑戦であると考え、
依頼をすることに決めました。

手続きに必要書類を集めた

社労士の指示により、
手続きに必要な書類を集めました。

医師の診断書はもちろん、
初診日を証明するための書類、
役所で申し込む戸籍謄本などです。

これらの書類は
本人もしくは家族しか用意できないため、
自力で集める必要があります。

また、障害年金の申請には
現状を説明する作文があるため、
その作文のもとになる生育歴などを
書き出すことになります。

作文自体は社労士がしてくれますが、
社労士は申請者の生育歴などについては
当然知らないため、
何らかの形で説明が必要です。

それらを揃えて、社労士に提出しました。

無事に基礎年金2級が認められた

手続きから3ヶ月ほどして、
障害年金が認められたとの通知が届きました。

年金証書というものです。

基礎2級、次回更新は3年後の裁定でした。

無事に障害年金が認められ、
ひとまず安心しました。

社労士に成功報酬として2ヶ月分を払い、
手続き終了です。

初回申請は社労士に依頼してよかったと思う

自分はこの手続きを社労士に依頼して
よかったと思っています。

依頼料として支払った
年金2ヶ月分の満足は
確実にあります。

確かに、全部自力で手続きを行えば、
その依頼料はかかりません。

しかし、障害年金は
申請をした次の月から支給されるため、
制度を自力で勉強するより、
大人しく2ヶ月分を払って
早く申請してしまう方が
お得だと思うのです。

もし、自力で2ヶ月以内に勉強し、
申請が認められるように作文などをして
手続きを完遂できるという
自信があるのであれば、
それがいいでしょう。

初回申請については、
自分は社労士を活用することを
おすすめできます。

更新手続きを依頼することはおすすめしない

ただ、おすすめできるのは
初回申請だけです。

更新については、
正直おすすめしません。

詳しくは別の記事にしますが、
更新手続きでは
申請者側で工夫できるところがありません。

医師の診断書(障害状態確認届)を提出するだけです。

そんな手続きを代行してもらうために
年金1ヶ月分の成功報酬を払うのは
見合っているとは思えません。

こちらの記事に書いています。

これさえ知っておけば怖いものなしです。

まとめ

  • 新卒の職を失って、障害年金を真剣に考えたよ

  • 初回申請は社労士に依頼してよかったと思っているよ

障害者割引を活用して、金銭的負担を減らそう

現実の問題として、
障害者の金銭的事情はよくありません。

しかし、障害者割引を活用することで、
出費を大きく抑えることができる
ジャンルがあります。

500円の有料記事となっていますが、
これを知っているだけで、
ピンポイントで割引を活用できます。

余裕で500円は取り返せる
内容となっていますので、
どうぞよろしくおねがいします。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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