「アルプスの少女ハイジ」に学ぶ教育論Ⅱ なぜハイジは文字が読めるようになったのか?「動機づけ」の大切さ
前回は、クララが
なぜ立てるようになったのか、
お話しさせていただきました
今回はハイジです
ハイジは5歳のころに
叔母にアルプスの
オンジに預けられます
頑固なオンジは心を
少しずつ開いていきますが、
ハイジを小学校に
通わせようとはしません
ハイジは文字が読めない
ままだったのです
またもや叔母が
急にハイジを
ドイツのフランクフルトの
ゼーゼマン家に連れて
行ってしまいます
ハイジの自由奔放な
言動は騒動を巻き起こしますが、
クララにとっては
初めてできた友達として
ハイジは大切にされました
当初、家庭教師に
文字を教えてもらいましたが
なかなか覚えられませんでした
キーワード「モチベーション」
クララの様子を見に来た
祖母はハイジの特性を
見抜きます
決して物覚えが悪いわけではなく、
文字を覚える必要性を
感じていなったのです
ハイジは自分で考えて
行動するのでロッテンマイヤーさんには
うとまれていましたが、
地頭がよいことを
観察していた祖母は
気付いていたのでした
そこで祖母は自然な形で
まず学習への意欲を
高めました
祖母がハイジに物語を
お話ししたのです
すっかりお話の世界に
夢中になったハイジは
もっと知りたいという
モチベーションをもつ
ようになったのです
そこへその物語の本を
ハイジに渡すのです
挿絵の多い本なので
読もうという意欲を
持ち続けられます
結局、その本を少しずつ
読めるようになった
ハイジは自分から文字を
覚えることができたのです
キーワード「動機づけ」
このことをお子さんへの
教育にどのように
取り入れていけるでしょうか
まず、学習は楽しいもので
あるということを
伝えていきます
しっかりとした姿勢で
机に向かって
黙って学習するというのを、
無理強いしないのです
何かを学ぶことは楽しい
というのを親子で体験するのが
いちばん大切です
釣りが好きな子は魚を興味がわきます
そうしたら、一緒に図鑑で
魚の種類を調べます
こうした経験をしておくと
学校の学習にも
役に立ってきます
学習はやらされるもの
そういう体験を
積み重ねている子は
どうしても意欲が
あまり高まりません
遊びの延長にあるような
学びをしてきた子は
意欲が高いのです
そうです
まさにハイジです
自然に興味をもち、
羊の乳しぼりに
進んで取り組み習得し、
文字が読めることによって、
ペーターの祖母に
聖書の読み聞かせをする
もちろん、年長の人は
今は恵まれている
学習することに感謝
しなくてはいけない
なんて言いますが、
時代は変わっています
恵まれているからこそ、
学習するのが難しい
時代になっているのです
ぜひ、親子で一緒に
いろいろなことを
楽しんで学び、
お子さんに学ぶ
楽しさを伝えて
もらいたいと思います