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仕事が出来てると「錯覚」

改めて、現状をまとめ直したいと思います。
バレても困るような内容は書いていないですが、念のためフェイクはいれていきます。


入社十数年
入社から開発部門所属
チーフ的なポジション(若手感覚が抜けてない)

会社
様々な製品をあつかうメーカー

営業部門、生産部門、開発部門
全てで人が定着しにくい
そして給料が安い

そんな会社ですが、5年ほど前まで前年比売上90%を繰り返していたところを、社長が販売戦略を打って出てなんとか回復。
ぺーぺーながらその手腕に尊敬の念を抱いておりました。

ただ、同期や先輩や営業の方が辞めていく中で、強く危機感を覚えて実行したのが、
過去の失敗|23 (note.com)
です。

そこから幾年が経ち、我ながらですが、部署間の連携や、お客様相手において、なんだかんだうまく立ち回ってる、自分は仕事が出来ていると「錯覚している」状態になってました。

「仕事ができている錯覚」というのは、会社内(一部は社外)では立ち回っているだけで、個人のスキルは伸びておらず、社内の動きが最適化されただけの状態です。
今流行り(もう古い?)のポータブルスキルは殆ど成長していない状態です。
既存製品の知識は多少増えてますが、新製品に繋がる知識やベースの知識は殆ど増えてませんでした。

それに気づいたのは今年社長が打ち出した業務効率1.5倍論を聞いた時です。

これから先、日本の人口は減少していきます。

政府が的確な政策を打って、サポートを実施し、すごく理想的な未来が訪れたとしても労働人口予想は横ばいです。
https://www.jil.go.jp/press/documents/20240311.pdf
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
「2023年度版 労働力需給の推計(速報)
労働力需給モデルによるシミュレーション」

普通に考えれば労働人口は減ると考えて良いでしょう。

この労働人口も、満遍なく各業種に行き渡れば良いですが、高齢化社会を迎える日本では、介護職に労働力が必要になるのは火を見るより明らかです。

そうなると会社の従業員が2/3になる未来は、割と現実的になってきます。

これまで仕事が出来ていると「錯覚」していた私は、同じような役職や自分より上の役職が辞めたら、ただでさえ多い業務がさらに多くなり、仕事が回らなくなるぞ、誰かが辞めたら辞めてやる、と考えておりました。

しかし、遠くない将来、現実的に「そもそも人が居ない状態」になる可能性が非常に高いことに、社長の言葉を聞いて初めて気がついたのです。

ひとつの選択肢としては、そんな未来のない会社、辞めてしまうという手があります。見限って行った同僚や先輩のように。

もう一つの手は、今の会社の作業効率を1.5倍にする、です。

そこそこ仕事が出来ていると錯覚するくらいには仕事を楽しんでいた私は後者を選びました。
5年前、社長が会社を救ったように、何か大きいことに取り組みたい、成長したい、と考えました。

これまでの自分の仕事のやり方では見えなかった「成長できる未来」が見えた瞬間でした。

・・・悪い話ですが、このような経験、取組は、仮に転職するにしても不利には働かないはずです。

というわけで、今後はどうやって業務効率を1.5倍にするか、
そして変化を嫌う部署をどう変えるのか、時たま読書やオーディブルのアウトプットを挟みつつ、続けていきたいとおもいます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
皆様の仕事の一助、考えるキッカケになれば幸いです。

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