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【入れ替わりネタ】静電気ショック(仮)

ごきげんよう、りどもあ。です。

わたしは何かをやろうと決めたとき、頭の中にいつも女騎士のイメージが生まれます。
静かに刃を研ぐ姿、舞うように斬り進む姿などそのときの気持ちが現れるのです。

ちなみに今は剣を下ろして歩いています。
多分今は堪え忍ぶ時期。

静電気ショック(仮)

◯登場人物◯
主人公男
主人公女


生真面目な男。相手にうすぼんやりとした印象しか残せないのがコンプレックス。
知人「存在感ゼロってかマイナス」

あるときドアノブに触れ、静電気が走った瞬間白昼夢を見る。数秒の白昼夢の中で自分は女になっていた。金持ちそうな女。何一つ不自由のない世界で笑顔の仮面を身につけて、ひとりきりになると誰の記憶にも残らないことを嘆く女。

静電気が走るたび白昼夢を見る。だんだんと長くなる白昼夢。いつしか自分は白昼夢の女になってしまうのでは?自分のからだが乗っ取られているような奇妙な感覚もあり静電気対策にやっきになる。
その一方で同じような境遇の女にどうしようもなく惹かれる男。

ある日白昼夢を見ると、そこはどこでもない無の世界。女から「このまま一緒に消えませんか?」と誘われる。
女「私たちのような存在消えても静電気ほどの影響もありません。いたっ、で終わり」
二人はお互いを魂の伴侶と認め、そのまま闇に溶けていった…。

電気ショックという言葉が降ってきて、それは恐いなってなって、じゃあ静電気?と着想した物語。

一瞬でも火花になりたい。

りどもあ。

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