Ai 愛なんて 大っ嫌い
スーパーモデル、冨永愛の自叙伝。
読んだ感想を一言で表すなら「激しさ」。
燃える火花のような。
爆発するほどの負の感情。
怒り、憎しみ、孤独感。
それら全ての燃え盛るような激しさが
すべての原動力になっている。
絶望したくなる程の、
いい加減にしてくれ!と投げ捨てたくなるような境遇への怒りや憎しみ、復讐があったからこそトップへ登りつめたんだろうなと。
そしてその激しさはとても美しかった。
見るものを魅入るような激しさ。
内に秘めた怒り。
そして全ての点と点が繋がり、
浄化への道を辿った。
彼女の熱さも、怒りも、それに付随するであろう切なさ・やるせ無さはもちろん、
本の構成も含めて一つのアートだ。
そう感じさせる本でした。
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