『エッセンシャル思考』本質的なことを見極めるには?
こんにちは。今日はビジネス書ランキングで頻繁に上位に上がる、グレッグ・マキューン氏の『エッセンシャル思考』について解説します。
当たり前ですが皆さんは日々、多くのやらなくてはいけないことがあると思います。仕事や家事、買い物や子育て、勉強や犬の散歩…など、、
ですが、そのままで本当に人生はよくなるのでしょうか。本質的なこと・本当に大切なことに時間を割けているいるでしょうか。実は行きたくない遊びや付き合い、仕事がある。そんな悩みを持つ方にオススメの本です。
「より少なく。しかしより良く」
著者のメッセージはこの一言に集約されます。なるべく今ある選択肢を少なくして、本当に大切なことに時間を割けるように勧めているのです。
もし何でもかんでもやろうとしたらどうなるでしょうか。きっと疲れてきってしまい、「私は何がしたかったんだろう…」という気持ちになるでしょう。
これは優秀な人さえも、陥りやすいと思います。周りからの期待に応えようとして、自分の能力以上のことを引き受けてしまうことがあるようです。
私は優秀ではないですが頼まれたことを断ることができず、そのまま残業して仕事をする…ということがありました。その頼まれたことは、わざわざ私がやる必要がないはずの後輩の指導でした。ただ断ることができなかったのです。
人生は有限です。でも今の世の中は、情報があふれ、選択肢もあふれています。その中で「本当に自身にとって大切なこと」や「時間を割くべきこと」に目を向けられればいいですね。
やらないことを決めて、やるべきことに集中する
皆さんは断ることが上手にできますか。
この問いを投げかけると、多くの人とりわけ日本の人は首を縦に振ることができないでしょう。私も自信はありません。
ですが、断らずに選択肢を減らすことはできません。やることを選ばなければ、本当にやるべきことに時間を割くことができません。
なので上手に断る方法を身に付けましょう。この書籍では、上手に断る方法も紹介されています。その中でも良いと感じたのは、「肯定しつつ、断ること」です。
もし、あなたが上司から新しい取引先を任せるという話をされたとしましょう。ですが、あなたは今の既存のお客さんで手いっぱいです。とてもこれ以上は、引き受けられないとします。
その時、こう断るのです。
「お話ありがとうございます。非常に興味があります。ですが、今のお客様に注力していったほうが見込めるものが大きいです。また機会があれば、担当させてください」と。
まず、相手に話をしてくれたことを感謝し、肯定する。そのあとに断る。
その断りもポジティブな理由にするということですね。
シンプルに生きることで人生をよりよくする
今この瞬間にやるべきことに集中できているのか。そして本質的ではないことはすべて切り捨てられるか。
そうすることでしか人生はよくならないと説いています。明日から「あれも、これも」ではなく、「これだけ」という姿勢で物事に取り組むことができればよいですね。
ぜひ、読まれることをお勧めします。
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