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オシャレや風情では済ませられない古民家の猛烈な寒さ、古民家選びにはご注意を!!

田舎移住を考える人にとって
古民家を自分好みにリノベする
ということも一つの醍醐味では
ないでしょうか。

しかしながら、古民家で過ごす冬を
甘く見てはいけません。

古民家を見つけて田舎移住したい
と考えている人は、
冬の対策はしっかりと取りましょう。

古民家が寒い理由

隙間風

古民家というのは、そもそも高温多湿の
夏を基準に作られていて、
密閉度が低いです。

その上、経年劣化によりドアの立て付けが
悪くなり、閉まりきらなかったり
することもあり、とにかく隙間風が
ひどいです。

安価な電気ファンヒーターくらいでは
到底、室内はぬくもりません。

そして、夏は涼しくて快適な土間も
冬は体の芯から冷えるような寒さです。

非断熱構造

隙間風が多い上に、
現代の家のように断熱の処置が
施されていません。

外気温の影響を大きく受けます。

暖房なしだと
ほぼ外気温=室内温です。

風呂・トイレが離れ&モルタル・タイル

古民家では、風呂やトイレが離れに
なっているものも少なくないです。
当然、一度外に出て移動するので
体は冷えて、寒いです。

また、風呂に関してはモルタルやタイルの
お風呂であれば、入浴中に室内の温度が
上がることはほぼあり得ません。
体感では、冬の露天風呂と近い部分があります。

古民家購入の際には、気をつけましょう。

盆地・山間部

田舎ということは、そもそも
土地柄的に気温が低い所が
多いです。

都心に近い田舎であっても
ビルや高層マンションなどが
ないだけで、吹き付ける風によって
気温は大きく下がります。

山間部であれば、高度が高く
通常の気温が低い可能性もあります。

その上で、古民家の寒さが加わりますので
体感温度は大きく下がります。

古民家の防寒対策

暖房

廉価な電気ファンヒーターでは
室内温度を上げることはほぼ不可能です。

石油ヒーター、ガスヒーター、薪ストーブなどを
準備しましょう。

もしくは、エアコンとこたつなどの
2重暖房が必要です。

1部屋のみ断熱処置

日常的に過ごす部屋だけでも
リフォームをして断熱処置を施すことも
有効な手段です。

隙間風を埋めることは難しいですが、
断熱材を床や壁に入れることで
多少は改善しますし、
光熱費の削減にも繋がります。

浴室はユニットバスへ

古民家のままのお風呂は、
リフォームされていなければ
モルタルかタイルが一般的です。

湯船に浸かっている間か、
シャワーを浴びている間以外は
極寒です。

ユニットバスへリフォームすることで
大幅に改善すると思います。

まとめ

効かない暖房とかさむ費用

古民家は隙間風が多く、密閉度が低いので
暖房は当然効きにくいです。

思った以上の暖房光熱費がかかってしまう上に
それでも結構寒いという状況です。

古民家を購入して田舎移住を考えている人は
注意して古民家選びをするか
冬は寒いという覚悟を持って
古民家選びをしましょう。

この記事が、田舎移住を考える人の
少しでもお役に立てれば幸いです。


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