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つぎはぎだらけのICT化

今日は、午前中は薬局の仕事に専念しました。

朝一番に患者さんのお宅に訪問してカレンダーに一包化を日付通りにセット。その方のお宅には、毎月定期的に訪問させていただき、他愛もない話をしながら患者さんの状態を観察させていただいてます。

今朝ご訪問した方は、すごくしっかりされていて、ちょっと冗談まじりに会話もできますので、いわゆる介護というわけではありません。

ですが、僕はこの、介護になる前の状態の時に薬剤師が患者さんと信頼関係を築いておくことがとても大事だと思っています。

例えば、僕は、訪問した時、毎回同じ質問をすることにしています。

同じ質問なので、大体同じ答えが返ってくるんです。ですが、それを毎回繰り返していると、ある時答えが変わるというか、違和感を感じる答えになることがあります。

その時は、要注意で認知機能が低下していたり、何か不安なことがあったりします。もちろん、僕は心理学などをきちんと勉強したことがないので、この方法が正しいのかどうか分かりませんが、今のところ思わぬ気づきになることも何度か経験しました。

ですが、先ほども書いたように、今日の患者さんは全く気になることもなく、なんと帰りには、バレンタインデーということでチョコを頂きました。

日付や曜日の感覚も問題なしです。

3月には何かお返しさせていただきますね。
ありがとうございました。

お昼休みになって、なんとか1時間ほど勉強の時間を捻出できました。

今日からテクノロジ系です。内容は、離散数学・・・。


離散数学(りさんすうがく、英語:discrete mathematics)とは、原則として離散的な(言い換えると連続でない、とびとびの)対象を扱う数学のことである。有限数学あるいは離散数理と呼ばれることもある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


普通に薬剤師として過ごしていたら、まずお目にかからない言葉ですが、アルゴリズムやプログラミングなどには欠かせない数字に関する考え方というか、学問です。

今日はとりあえず、10進数を2進数に変換したり、その加算や減算をしたり、シフト演算をしたりする方法を学びました。

全く知らない内容ではないのですが、でも、いつもと違う脳を使ってるなって感じますね。

あれです、運動しなくても痩せるやつです。

まあ、この辺はゆっくり理解しながらやっていきたいと思います。

ところで、ITストラテジストへの道を歩み出して、まず基本情報技術者試験の勉強を始めていますが、ここに来てすごく思うことがあります。

それは、うちの薬局ってICT化に舵は切ってるけど、まとまりねぇなあってことです。

開局した当時(約10年前)は、薬局のDXなんて考えることもなく、厳しい規制もあったため、新しいシステムを入れるのも一苦労でした。

さすがに電子薬歴はありましたし、レセコン(レセプトコンピュータ)とその他の調剤機器もネットワークで繋がってもいました。

ですが、それくらいのことで、今考えると大してICT化なんてできていません。

その後、ちまちまと思いつくままにシステムを入れたり、自作でちょっとしたプログラミングの真似事みたいなこともして、少しずつですが、紙の使用量を減らしたり、データのやりとりを効率的にしたりしてきました。

でもですね、基本情報技術者試験の勉強でマネジメントについて学習していると、僕の薬局のICT化。。。

全く戦略的ではありませんでしたね。

その時その時に思いついたことことを無理やり薬局業務にねじ込んでいるので、それぞれが分断されています。これは、勉強して初めてわかったことです。

ですが、当時はこういうことを相談できるITに関する戦略家なんていなかった、もしくはいたのかもしれませんが、探しきれなかったんです。

特に薬剤師界隈では、ICT化についてなんて話題にも上がることはほとんどありませんでした。(最近はだいぶ変わりました。)

なので、他の薬局さんからは、massaさんの薬局はすごくICT化が進んでるねと言ってもらえるのですが、何のことはない、中身はつぎはぎだらけ。

本格的にICT化の戦略を練り直さないと、新しいシステムや機器ばっかりがどんどん入っても、逆に業務効率はどんどん悪くなってしまい、投資効率が最悪の状態になりかねません。

そういう意味でも、この一連の学習はいろんな面で役に立ってきている気がします。

これから、薬局はもっともっとICT化を進める必要が出てくるでしょう。それには、将来を見据えた総合的なICT化を計画的に進めないと、取り返しがつかないことになりそうな予感がしています。

これは、また僕のモチベーションの一つになりそうです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

では、また明日。

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