見出し画像

読書のインプットとアウトプット

最近は参考になる本がたくさん増えてきて、Kindleなどでもいつでもどこでも読めるようになりました。

「読んだことありますか?」と聞くと、「読んだことあるのですが、なかなか実践に活かせてないのですよね」といった声も聞きます。

読んだ時は「参考になるなー」と感じますが、明日からの仕事に活かしたり、それを継続的に定着しようとするのはなかなか簡単ではないと思います。

学生時代から社会人初期の頃まで正直読書が苦手だったのですが、20代の時の上司には本当にありがたい以下の習慣化のステップを教えてもらいました。

  1. 上司が読んでいる本を読む(上司と共通言語、共通のOSを持てるようになり仕事がスムーズに進みやすくなります)

  2. その中で実践できそうなものを以下のようにマーカーや印をつける

  3. その印を付けた中で5つで良いから抜粋して手帳なりいつでも見れるようにしておく(できれば簡単な感想文もあるとベター)

  4. その抜粋したものを毎朝見る

  5. 1週間に一度で良いので実践したのを振り返る

  6. 1-3ヶ月くらい継続してみる

  7. 読書のペースや抜粋したものの実行は少しストレッチしてとはいえ無茶のない範囲で

20代の頃の上司は本当にスーパーマンのような人で、毎週本を読んではそれを実践したり、学習と実践の繰り返しが本当に凄い人でした。
毎週末本を読んで、勘弁してくれという勢いで成長していく上司ですので、追いつくのが必死というか、見えなくなりそうなことが多々あり、正直自分はしんどい状況だったのを記憶しています。月曜にまたパワーアップした上司と話すのが憂鬱でしたね(笑)

そんな時に、毎週金曜に上司が週末に何の本を読むか聞いたりすることもありました。そしてその週末に私も読みます。上司が読んだそこでシンクロするような工夫もしたりしていました。それでもなかなか追いつかなかったのですが(汗)、それを繰り返して行くと、背中すら見えなかった上司の考えが少しづつわかるようになってきました。

上記の1-7をやった本は今でも頭の中に残っていますし、たまに再読します。中には10回以上再読している本もあります。

更には、自分がメンバーや後輩を持った時に、メンバーにとって必要そうな局面で、自分が過去参考になった本やその引用をコピーなり何某かで共有してみると、「教える」ことで、教える人(指導者)が育つという話は聞きますが、違う観点で自分が育っていくこともあります。

読書は人それぞれかと思いますが、読書に使う時間はそれなりにかかると思うので、全て読んだ本でこれをやるとなかなか大変ですが、月に1冊くらいで良いので、このエクササイズをやると、年間で12冊も自分の実践との繰り返しに活かせる本が増えていくと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?