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サンタクロースのこと R18



サンタクロースというのは、大切な者のために生きているんだ。時代を超えて生き続けて行く。それがなんかとても嬉しくて、今夜はソワソワしています。

ただ今年は考えてしまう。
サンタクロースが来ない子供はいるのだろうかと。たとえば親がネグレクトだったりさ。
そういうお家の子供は、自分のことを「いい子じゃないから」と責めてしまうのだろう。そんな理由のない無条件の攻撃を喰らってほしくないから。この世の親はやっぱり笑顔であるべきなんだ。大人の心は健やかであるべきだし、社会は人間と人間をこれ以上離れ離れにしちゃいけないよ。冷たくしちゃいけないって。そう思う。だから私はあなたが笑顔になるように、今夜もエッセイを書く。これからも書く。

あとはさ。そういう悲しいことじゃなくて、自然の形でサンタクロースが終わる時があるじゃん。その時っていうのは、親も子供もきっと思うことがあって。それは味わうべき寂しさだし、悪いことではないのかなって思う。悲しくて胸にぽっかり穴が開いてしまっても。この世には、悪くない寂しさがあるでしょ?


ただ、もう一つ考えられるのは。
私がもし明日、死んでしまったら。
その時はサンタクロースが生き続けるために、みんなが協力してくれる世界であってほしいんだ。話は戻るけど、「幸せ」の語源は「為し合わせ(為合わす)」。してあげることを言うんだ。お互いにし合うことだよ。サンタクロースは大切な者のために生きているんだ。人の力が生み出しているんだ。

そう考えるとやっぱり、サンタクロースはしあわせの象徴。この素敵な文化が永遠に続きますように。悲しみに暮れる子供が1人もいなくなりますように。そんな未来をこの瞬間から造っていく。
ハッピーメリークリスマス!

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