さよならSuchmostyle
(今日めちゃめちゃヲタクな話です)
久しぶりにSuchmosを聴いていた。
今日はただただSuchmosの話。
彼らが活動休止したのはいつだったっけ、そうだ今年の3月だ。
ほんとに残念だった。良いアーティストだった。
高校生の頃、『THE BAY』から、「Miree」を聴いてハマったのを覚えている。
「STAY TUNE」は本当に強いパワーを持った良い曲だった。
ジャパニーズヒップホップ、アシッドジャズといった音楽が日本で受けれられるようになったのは間違いなく彼らの影響だろう。
シティポップというフワフワとした概念が広く浸透し、SIRUP、Nulbarich、King Gnuなど後発のアーティストのブームを作った。
Jamiroquai、D'Angeloらの源流を踏みつつ、日本に上手くマッチさせてヒットした最初のバンドだったように思う。
ラストアルバム『The animal』はすごくクオリティが高かった、あれは確か2年前である、こんな手法もできるのか、と私は思った。
だけども、どこからすれ違いは始まったのか、それは多くのSuchmosのファン層の求めるものとは大きく異なっていた。
たしかに暗いアルバムだった。
ファンは『THE BAY』を求めていた、『The animal』にはそんな、なんとなくノれるような要素はなかった。
「STAY TUNE」のような、「virtual insanity」のような、心地よいグルーヴは確かになかった。
ただ、それが彼らの病みというか、必死に絞り出したアンサーを示していたように私は感じた。
ロックだった。
しかし、結果としてファンは離れてしまった。
残酷なことに、「STAY TUNE」で彼らが1番皮肉っていた層が、彼らに金を落とす大半だった。グロテスクな構図である。
STAYTUNEを初めて聴いた、見たとき、Jamiroquaiが日本にやってきたかのような衝撃を受けた。
ミュージックビデオやYONCEの横揺れなどはもうほぼ「Virtual Insanity」そのものである。
ジャパニーズヒップホップの革命児だと思った。多くの批判もあったが、日本の音楽が良くなる予感がした。
どこまで彼らの音楽が彼らの思うように表現出来ていたかは知らないし、どんな思いで楽曲を作成していたかはわからない。
結果としては、活動休止という形になってしまった。
活動休止はとても残念だった、あぁ悲しい。
さよなら、Suchmostyle。
最後に、Virtual Insanityの歌詞を載せて終わろう
And I'm thinking what a mess we're in
Hard to know where to begin
If I could slip the sickly ties that earthly man has made
Futures made of Virtual Insanity now
Always seem to, be govern'd by this love we have
For useless, twisting, our new technology
Oh, now there is no sound for we all live underground
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