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とりあえずお試し、のつもりが本格活動に(オカさん・60代男性)

昨日、業務委託でサポートしているクライアント様と新たな仕事の打合せを行い、具体的な課題イメージが共有できました。次週、本社、工場のヒアリング、工場の実情を確認させていただき、今後の道筋と解決策を検討していきます。

私は大学卒業後、食品メーカーで約35年、技術職として働いてきました。本社、国内外7工場で製造管理・工場運営を行い、その後、ホールディングス・基幹事業会社で品質保証・環境管理、物流子会社で労働安全、物流品質等の業務を行いました。役職定年とともに退職し、外食チェーンの工場長に転職し、60歳で退職しました。

役職定年後の再雇用は不完全燃焼が見えていた

長年働いた会社では、役職定年後も働ける制度はありましたが、権限・職務内容が制限され、会社に残って働いている先輩たちの仕事ぶりを見ていると、能力があるのにもったいない働き方となっていました。先輩たち同様、私も不完全燃焼となることは容易に想像できたので、役職定年後は転職することを早くから決めていました。

また、後進との年齢差を考えると、私が役職定年となる頃は私がマネジャー時代に入社した新入社員たちが次々とマネジャーになる年頃。場合によっては彼らの指揮下で働くこととなります。私は平気ですが、彼らは非常にやりにくいだろうなと考えていました。

そのため、現役時代はそれなりの役職になっても、マネジメントだけを行うのではなく、一部実務も行ってきました。そのおかげで、物流子会社に出向した時も、転職した時も、現在も、たった一人でも業務を進めることができ、実務面でさほど困ることはなく良かったなと思っています。

2社目では、主に品質保証関連、製造・工場運営・新増設等々の仕事をしました。会社員人生の中で様々な仕事にもチャレンジし、成長もさせていただき、それなりの技術力、ノウハウも保有できたと思います。現在は、それをもとに、RD LINKさんからいただいている仕事を行っています。

起業スピリットなんて全くなかった

私は、跡取り息子で転勤族を続けてきました。父母が30年ほど前に他界したため、実家の管理や先祖の仏事などを叔父叔母に面倒を見てもらってきました。

60歳で定年退職後すぐに、世話になった叔父の余命がいくばくの状態となったこと、ずっと働き詰めだったこと、在職中整理しきれなかった諸々の身辺整理を行うことにし、半年間就職をせず、自由に動けるようにすることに決めました。

この半年間は現役時代と異なり、曜日・時間選択の自由度があり、スムーズに身辺整理ができました。半面、脳の今までと違う部分を使っており、思考力が鈍化の恐れを感じていました。

半年して転職活動を始めました。2020年当時コロナ禍で先行き不透明であり、年齢的にも転職活動は難航することを覚悟しつつ、様々な転職サイトに登録し、エージェントの方々ともやり取りをしておりました。

私には、起業スピリットもありませんし、フリーランスとしての活動も考えず、自分が有する技術・ノウハウを活かして、いずれかの会社に再就職するつもりでした。でも一方で、先輩から聞いた「60歳過ぎると、フルタイムは体力的に少々きついぞ!」という言葉も頭に残っていました。

そんな中、転職活動でお世話になっていたRDサポートさんより連絡をもらい、過去の技術職経験を活かした業務委託の働き方ができるRD LINKの説明を受け、”取り敢えず”RD LINKサービスに申し込みをいたしました。最初は”お試し”という感覚でした。

業務委託という働き方、意外と良いかも?

RD LINKのお話しをいただいてから既に2年ほど経ちますが、現在は業務委託に対応する働き方が気に入っています。今は転職活動をする気は全くありません

そうは言っても、最初は業務委託という未知の働き方や自分の対応力への不安もありましたが、RD LINKさんが自分のキャリアに応じた仕事のマッチングをしてくれ、働き甲斐を感じております。

今業務委託で働く上でクライアント様との打合せは重要視しており、アウトプットはクライアント様の状況に合わせ、適合するものとなるよう心掛けています。時にはクライアント様の提示された課題の絞り込みが十分でなく、そういう場合はより具体的な課題イメージの共有ができるまでさらなる深堀りや関連事項・周辺事情の確認を行います。後から、状況が大きく変化することが判明し、課題とアウトプットを大きく修正があることもありますが、前段・中間での課題や状況把握が重要ですね。

自分がその会社に所属していれば、仕事の仕組みや会社の状況、運用する人の仕事の仕方などがわかりますが、初めてお会いするクライアント様の場合は課題の明確化・状況把握が重要です。新たな仕事に取り組むときには必須事項ですが、社内にいる場合と比べるとその状況把握に少々時間を要するという感覚でしょうか?

業務委託で働くと個人事業主(フリーランス)となりますので、税務署に登録し、毎年確定申告を行う必要があります。今の仕事の場合は、お金の流れが単純ですから、確定申告の作成は1日あれば終わります。初年度は、期限の1か月前から取り掛かかりましたが、1日で終わり拍子抜けしました。

変化の大きな時代だからこそ自分も役立てる

自分なりに今の仕事で感じるのは次のような点です。

どんな会社でも、事業を行う上で、様々な波や局面、老朽更新等の変化に遭遇します。通常、平時に対応する人材は抱えていても、波や変化に対応する人材が揃っている会社は少なく、外部人材により補強し対処する必要があります。そこに私がお手伝いできる場面が生まれます。

私の専門性は、製造・品証としていますが、内容によっては、関連する物流の領域の仕事も取り組んでいます。クライアント様との打ち合わせで、課題をお聞きし、解決の道筋が見えたものは対応させていただき、そこから仕事が広がっていく感じです。会社員時代を振り返ると、製造と言っても工場物流を含んだものでしたし、販売物流に関することも、物流部門と協働する中で、自ずと、仕組み・知識・ノウハウが身付いていたかなぁと考えています。

近年、分析機器類、センサー、制御機器等の発展と低価格化は大きく進みました。様々な製造機器類もその進化を取り込んで発展しています。私が社会人になった約40年前と比べ、同じ能力のラインならば、今は1/3の要員で稼働させられるでしょうか。ところが、時折、約40年前の作業を見掛けることがあります。作業改善の余地、センサー・制御の導入等に関しアドバイスはするものの、クライアント様の課題感受性によって、スルーされるケースがあります。

クライアント様の中でも、委託する部署と対象となる部署は異なりますからこのようなことも起きます。無理強いはできませんので、そんな場合は、その後先方の中で取り組まれることを期待します…。このようにいろんな場面に遭遇もしますが、ある程度社会人として働いていれば対処できる範囲の問題です。

朝6時に始業、昼寝も可能、脳は活性で、体調はすこぶる好調!

年齢的に朝早く目覚めるため、朝6時から仕事に取り掛かり、昼食後昼寝をして、さらに夕方まで仕事をすることもあり、体調はすこぶる好調です。全体的に見ればさほど時間を要さず、曜日や時間に制約は感じません。

クライアント様のニーズ・環境に応じたアレンジが必要なため、よくよく考え、工夫が必要となりますので、思考力の鈍化の恐れは全く感じません。脳がよく働いてくれていると感じます。

働いていない期間に感じていた緩やかで時間選択の自由がある生活の良さと、思考力の鈍化の不安を払しょくするという両方をバランスよく叶える働き方ができていると感じています。 引き続き、様々な仕事に取り組んで参りたいと考えております。

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