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【小説】Recycle Mafia

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時代の変化に翻弄される若者がとある重大事件の犯人達と関係を持ってしまう 裏社会の人間との繋がりを持ちやがて「人間」のリサイクル業を営む話
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記事一覧

Recycle Mafia #3-3 parallel world

目の前に迫る銀色の影。瞬間的に目の前が見えなくなっていた。 気が着くと、ベッドの上だった…

goruge
2週間前
3

Recycle Mafia 3-2 dark story

数秒・・いや、数分・・・いや、数時間。 いったいどれ位時間が経ったか解らない。 気を失って…

goruge
2週間前

Recycle Mafia #3-1 outro(after the rain)

1年後・・・ 月曜日 AM8:00 「おはよう!」 シンゴが事務所に入ってきた。ナチは「おはよ…

goruge
2週間前
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Recycle Mafia #2-16 make story

老人は全て素直に語ってくれた・・・・とは思わないが、そう信じる以外3人に選択肢は無かった…

goruge
2週間前
4

Recycle Mafia #2-15(045)

「老板(ラオバン)お連れしました。」 シンゴ達は中華レストランの奥の個室に通された。 老…

goruge
3週間前
3

Recycle Mafia #2-14 collect(893)

撒いたと思った。 後方に見える車。気にしない事にした。きっと、関係ない。 インプレッサはそ…

goruge
3週間前

Recycle Mafia #2-13 collect(逃走)

日曜日の爽やかな朝に黒服。 完全に普通の人間じゃない。 893。 このワードしか思い浮かばない。 イチは、シンゴに視線を素早く飛ばした。シンゴはナチに同じ事をした。ナチの目は真っ直ぐシンゴの目を捉えた。 (逃げるぞ) この893どもが何者で何目的かは解らないが、身の危険が迫っているには変わりない。カトウは置いていくつもりだった。 最初の予定。 真美と明をまだ救っていない。ここでカトウを離したら振り出しだ。 ディスカスからのデータ回収がまだ終わっていない。 このまま捕まって

Recycle Mafia #2-12 collect

「やめろ!!」 何かに取りつかれたように、カトウの首に腕をからめたイチにシンゴが怒鳴った…

goruge
4週間前

Recycle Mafia #2-11 attack 3

玄関を開けるとすぐに上がり階段がある。 靴を脱いで、階段を上がる。心臓の鼓動が止まらない…

goruge
1か月前
3

Recycle Mafia #2-10 attack 2

餓鬼どもの溜まり場の公園から、トモの家までは車で10分かからない距離だ。 シンゴは、イチ…

goruge
1か月前
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Recycle Mafia #2-9 attack

「寝れた?」 午前6時イチからメールがきた。 眠れるはずがなかった。緊張と興奮で体がガチ…

goruge
1か月前
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Recycle Mafia#2-8 approach

金曜日 この日も爽やかな秋晴れ。 こんな日は、彼女と手をつないで、紅葉狩りにでも行きたい…

goruge
1か月前
1

Recycle Mafia #2-7 last plan

火曜日 澄み渡った青空。まさに秋晴れの朝を迎えた。 食欲の秋。運動の秋。読書の秋。芸…

goruge
1か月前
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Recycle Mafia #2-6 #third plan

秋の夜風を背中に受けながら、小走りで駅に向かう。 いつもなら電車とバスで移動なのだが、今日は仲間を待たせているので、タクシーで行くことにした。深夜料金なので、結構高いが・・仕方が無い。それに今日聞いた内容をいち早く仲間に伝える必要があった。 駅前でタクシーに乗り込むと、「木場公園まで」とだけ伝え、シートに深々と座った。 夜の荒川を渡り、江東区に吸い込まれていく。 空は晴れていて、月が良く見える夜だった。 ふと、ipodを取り出し、[MURDER WAS The CASE]