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めちゃくちゃがんばるシリーズ④【病気回復編】

人は無限の潜在能力を発揮できる。
これと同じだな、と思ったのは、

驚異の身体能力で百獣の王と呼ばれるアスリート、武井壮さんが、
スポーツ事故で半身不随、
医者からあきらめるようにいわれた時の伝説エピソード。

この方も、努力の天才ですね。

武井さんは、
人はストレスの時には、
胃に穴を開けて、胃潰瘍を作ることができる。

それは、精神力で身体の現象を変化させられる可能性。

「だとしたら、逆もぜったい行けるはず!」

と、健康な骨格の写真をずっと見て、回復イメージを強く念じた。
結果、一年後には、なんと、全国大会優勝!
完璧な身体能力を発揮できるような健全な肉体を取り戻した。

僕は、この感覚、なんかわかる!と思います。
人は、その気になれば、すごい潜在能力を発揮できる可能性がある。

それから、ここで、武井壮さんは語っていませんが、
目標設定の持ちように特徴があることに、僕は気が付きました。

それは、半身不随の生活なんて、嫌だ!惨めだ!
なんでこんなことに…なんで俺が…
という悲観的エネルギーを脱している、
という点です。

僕が診察室で出会う時期の人からよく聞くのは、
たいてい、疾患の不安や苦しさから、
どうしても、深刻で重くて悲観的な周波数を出していて、
病気に向き合って、めちゃくちゃがんばる!
という気持ちだけは強いのに、
空回りしていて、最初、
なかなか回復プロセスが進まないことがある。

ところが、武井壮さんが語っているのは、
治っている脊椎のイメージ、さらには、
治ったらまた絶対スポーツで一番になりたい!
というとんでもなく前向きのエネルギーではないかと、思うのです。

病気を治すのをがんばるのではなく、
病気が治ったらどんなことをがんばりたいか。
何がしたいか、どんな人生を楽しみたいのか。

という願望の方に、目が向けていて
がんばる意識が、そっちの方向に、ものすごくフォーカスされているのではないかと思うのです。
そして、半身麻痺が治る、どころではなく、優勝までしてしまう。

これが、治すのではなく治る、
という感覚ではないかな、と思う。

治す→ 病気にフォーカス。
治る→ 願望にフォーカス。

たぶん、治そうとはしていない。
治るちからを最大化できるようにしてる感じ。

難病から奇跡の回復を遂げた人の体験談を聞くと、
いつもこの点が共通しているから、
武井さんは語っていないけど、
同じではないかと想像するのです。

そして、その人達は、たいてい、
ただ、回復しただけではなくて、
その後の幸せな展開や自分の体験談を、
他の人に伝える人になっていたりする。
一回り次元が上昇しているのです。

武井さんの身体管理に対する姿勢は、
変態的にストイックなんですよね(笑)

おそらく、治るために自分ができることは、
全ての外的、内的リソースを全集中させて、
環境調整、時間管理、脳内管理、体調管理、栄養管理などを、
ストイックに完璧に努力されたのではないかと、想像します。

努力が、こんなにかっこいいと思える大人は、憧れますね。
若い頃に、そんな大人との出会いがある人は、きっと恵まれています。


めちゃくちゃがんばる論①:人の潜在能力は無限
めちゃくちゃがんばる論②:全集中感覚
めちゃくちゃがんばる論③:内発的動機づけ
めちゃくちゃがんばる論④:前向きな願望設定





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