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こころの妨害運転罪が国会で可決される日

自動車を運転する人ならば、
あおられる恐怖って、
きっと体験したことがありますよね。
その気持がわかるはず。

追い越し車線のない狭い道とかで、
後ろからすごいスピードで車が迫ってきて、
車間距離が詰められて、やたら気持ちが焦る。

何か正当なお急ぎのご事情があるんだろうな、っと、
なぜか相手の気持ちまでビビビと伝わってきて、
こっちが謎の罪悪感を背負わされたりなんかしたりして(←いい人(笑)!)

わわわ・・・

ぞわぞわしてきて、ジリジリしてきて、
テンパッてしまって。

大脳新皮質は焦るな焦るなとは思っても、
大脳辺縁系は活性化し、
アクセルを踏む右足が自然に強まる。

それは生理現象なので止めれない。
交感神経系が活性化しており、
筋肉の緊張は高まり、
瞳孔が広がり、微細な発汗が起こる。

一時的に速く運転することはできるかもしれませんが、
自分が持っている神経生理学的な視野や、
注意集中のキャパを超えているので、
そのスピードに情報処理が追いつかず、
事故に繋がったり、

前頭葉機能も落ちて、
判断能力を失って、何を血迷ったか、
目的地とは違う方向に進んだりして、
どんどんコントロールを失っていく。

なんとか自分のペースを維持できたとしても、
その消耗たるや大変なもので、
長時間できるものではないでしょう。

最近のあおり運転にまつわる事故から、
いやま、あおり運転の問題が、社会問題になり、
「妨害運転罪」という法律で罰せられるようになっているそうです。

と、
朝から、あおり運転について、
ググっていました(← ヒマか(笑))

いつの間にか、そんな法律ができてたんですね~。
人類の進化とともに、人の基本的人権がより見いだされ、
法的に守られるように整備されていくんですね。

この記事を、
あおられる方の当事者を、
自分のこころ、

あおってくるものを、
学校、先生、親、親戚、ご近所の目、社会、
友達グループ、世間体、常識、道徳、評価、
SNS、TV、仕事、お金、病気、医者、
カウンセラー、相談支援、、、

つまり、周囲のペース、世間の都合、
と、置き換えて読んでみたら面白い。

僕たちはこの世界で、子どもの頃から、
常にあおられて、焦らされて、
血迷ってしまっている存在だと思う。

未来の人類のメンタルヘルス概念が、
後、50年か100年かくらい進化したら、

個人個人のこころのペースを尊重し保護する法律が、
国会で可決される日が来るのではないか?

ストップ! こころのあおり運転。
って、ポスターが貼られたりなんかして。

そんな妄想が膨らんできて、
朝から無駄にワクワクしてしまいました(笑)

経験から学び、学習機能を働かせ成長し、
自分のパフォーマンスを最大限に発揮できるのは、
自分のゆとりのあるペースが確保されている時だけだ。

セラピストの姿勢としてトレーニングされる、
「ゆっくり進んだほうが、速く進む」
「ベストなタイミングとは、いつも少し遅すぎることだ」
とは、この、常態化したあおりレーンから外れること、
のことだと思います。

こころの援助者の立ち位置って、
マラソンの先導者ではなく伴走者だ、
とはよく言われるけれど、

もっと丁寧に言えば、
最後尾車両の立ち位置ではなかろうか。

それくらい意識しないと、
当の本人の運転ペースを邪魔して、
その善意が無自覚なあおりになってる、
と思うくらいでちょうどいいのかもです。

身近にこころ不調の人がいる人は、
焦る気持ちは、よーくわかりますが、
特に参考にしていただければと思います。

限界でヘロヘロのランナーに、
最後尾車両からあおり運転で追い打ちされたら、
これ程怖いものはないですからね(笑)


この人・・・

宮古島のご当地有名人みたいで、、

まさか、心療内科の記事でリンク貼られるとは、
思ってないだろうな。。。(笑)


では、今日も、安全運転な日曜日を!

画像1

宮古島まもる君より。








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