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望むこと臨むこと挑むこと頑張ること

「がんばること」を、考えてから、
最近、次のマイブームは、
「望むこと」、のようです。

「望むこと」を考えると、
ワクワクしますね。

診察室でも、
患者さんが「望むこと」はなんだろう、
っていう姿勢で臨むと、
また、楽しいのです。

あれ?、っと思って、

「望む」と「臨む」

同じ「のぞむ」だけど、
どう違ったっけ?

思わず、適当にググってみました。

「臨む」は、

場所・出来事に向かうこと。
例、「海に―別荘」。

それを目の前にすること。
その場に直面する。
その場に行く。
例、「危機に―」

みたいな感じでした。


僕が考えている「のぞむこと」は、
「臨む」ほうの意味も入っている気がしました。

「望む」は、より、個人の希望や願望とか、
エゴシステム側から見た、エネルギーだけど、

「臨む」は、より、私情や感情を挟まない、
ニュートラルな意図での向き合い方で、
エコシステム側からみた、姿勢の気がした。

「臨むこと」、も、
いい言葉だなぁ、と思いました。

ちなみに、
臨む(のぞむ)、
挑む(いどむ)、

も、ちょっと似ているけど。

やっぱり、臨む、
がしっくりくる。

挑むは、さらに、自意識が強く入ってきて、
戦いのニュアンスが強い。
頑張っていて、交感神経系が高ぶります。

困難に臨むときは、
望みを使って臨むスタンスが、
ちょうどよい感じに感じました。


ついでに、もう一つ、
「頑張る」を調べてみたら、
面白かった。

「頑張る」
我を張る、の当て字。
① あることをなしとげようと、困難に耐えて努力する。
② 自分の意見を強く押し通す。我を張る。
③ ある場所を占めて、動こうとしない。

と、どんよりしていて、
ずーんと気が重くなることしか、
書いてなくて、笑った(笑)

そりゃあ、うつの人に「頑張れ」は禁忌!
と、なっているのも、納得です。

また、「頑張れ」という日本語は、
英語にするのが難しいらしく、

Do your best!
ベストを尽くして!

Good luck!
幸運を祈る!

とか、になるそうです。

日本語よりは、
全然、軽やかな印象ですね。


ベストをつくせ、はエゴシステム、
幸運を祈る、は、エコシステム、

両方の調和を取った姿勢が、
「人事を尽くして天命を待つ」
に、なるのかな、と思います。

日本語の、頑張れ、は、
我を張ること、エゴシステムに、
だいぶ偏った意味になってしまっていて、
エコシステムの循環を邪魔してしまっているように、
思うのでした。


さて、望みの話に戻ると、
「主訴は本当の自分の裏返しかもしれない」
に思い当たってからの、診察室の話。

しんどいよ~、と、
というお話を、

そうか~
そうですねぇ~
と、聴きながら、

僕は密かに、
ほんとは、何を望んでるんだろうなぁ~?
ということは、本来どんな人なんだろうなぁ、
と、ふと妄想している自分に気がついたのでした。
僕の妄想は、僕の自由でしょ(笑)

あ、ここに書いてあることは、
患者さんには、内緒にして置いて下さいね笑)



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