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RCFと休眠預金

こんにちは!
RCF noteでは、各メンバーがそれぞれ担当しているテーマや課題について紹介していきます。私からは休眠預金等活用事業を軸にRCFが扱う課題や取組を紹介したいと思います。

休眠預金が社会課題の解決に使われる?

「休眠預金」という言葉、聞いたことはありますか?金融機関に預けている預金で、10年以上入出金のないものを休眠預金と言います。2019年度に、この休眠預金の取り扱いに大きな変化が起こりました。その一部が、社会課題の解決や民間公益活動の促進のために使われることが法制化されました。

毎年実質700億円ほどの休眠預金が発生していますが、そのうち30億円程度を休眠預金等活用事業として、社会課題の解決に活用する取り組みが試験的に始まっています。

毎年休眠預金等活用事業では、下記4つの区分にて事業提案を募集しています。

①全国各地でこどもやマイノリティの方等社会的弱者の支援を行うNPO等を対象にした「草の根活動支援事業」
②社会的インパクトと収益性の両立を目指す事業モデルの確立を目指す「ソーシャルビジネス形成支援事業」
③チャレンジングで革新的な企画・手法による社会の諸課題解決への取り組みを目指す「イノベーション企画支援事業」
自然災害時に困難を強いられる地域や住民を支援する「災害支援事業」

これに加え、2020年度からはコロナ感染拡大の状況をふまえ、⑤「新型コロナウイルス対応支援事業」も始まりました。

RCFが行っている休眠預金等活用事業

休眠預金等活用事業は内閣府の監督のもと、全事業の取りまとめを行う「指定活用団体」、その後前述の各区分にて事業提案を行い、当該区分における課題解決担い手を公募し支援する「資金分配団体」と、資金分配団体の公募に対し、課題解決の担い手として現場を担う「実行団体」の三者にて事業の運営を行っています。

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※指定活用団体「JANPIA」のウェブページより

RCFは「災害支援事業」で2事業、「新型コロナウイルス対応支援事業」で1事業の資金分配団体を担っています。

1. 台風災害における復興支援事業
災害支援事業では、2019年度に発生した台風の被災地、福島県いわき市、千葉県鋸南町、宮城県丸森町の3地域にて被災者支援を行う3団体を支援しています。団体の概要や活動はこちらでご覧いただけます。

2. 過去の被災地における復興支援事業
また、今年度は、過去のすべての被災地を対象に、復興支援活動を担う団体の支援事業も始めました(現在公募審査中)。

https://rcf311.com/2021/03/26/kyumin-dainiki-koubo/

3. コロナ緊急支援事業
そして、新型コロナウイルスによる感染拡大により、社会的に弱い立場に割る方々がより深刻な状況に置かれることを踏まえ、今年度は新たに日頃から地域活動を行う地域スポーツクラブを対象に、困窮者への緊急支援事業を立ち上げました(現在公募審査中)。

https://rcf311.com/2021/04/08/kyumin-corona-koubo/

各事業が扱っている課題背景や狙いはまた別途書きたいと思います。
今日はこのあたりで。

コラム自己紹介テンプレ.pptx (2)


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