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これからプログラマに転職する前に知っておくべきこと 【①本当にプログラマの給料は高いのか】

これを読んでくださっているということは、あなたはプログラマになろうとしているか少し興味がある、あるいは周りにプログラマを目指そうとしている人がいるということでしょう。

さて、あなたも最近よく
「プログラマは場所を選ばずに働ける!」
「自分で勉強しやすい!」
「給料が高い!」
「今需要がすごくある!」

というような話を聞くのではないでしょうか?

本当にそうなのか?
そしてデメリットなどはないのか??
そんな辺りのお話を現場の感覚からお伝えできたらと思います!
読んでいただけたら直近の短期的なメリットや現状の話ではなく、もう少しスケールを広げた今後の展望などが分かるかと思います。
是非、これからの転職の参考にしていただければ幸いです。

🧭予定

あくまで予定ですが、何回かに分けて投稿しようと思っております。
ざっくり以下のようなお話を予定しておりますので、ご期待ください。

1. プログラマは本当に給料が高いのか ← 今この記事
2. プログラマは今後も給料が高いのか
3. プログラマになるのは簡単なのか
4. プログラマになったらその後の仕事は簡単なのか
5. プログラマの需要は本当にあるのか
6. プログラマの需要は今後もあるのか
7. プログラマは本当に自由なのか
8. プログラマは今後も自由なのか
9. 今後の展望をざっくりと

あくまで予定ですので、変えるかもしれないです。
その際はご容赦ください!

🚩本題・プログラマは本当に給料が高いのか?

大前提

さて早速本当にプログラマの給料が高いのかどうかですが、その前にはっきりしておくべきことがあります。
それは「プログラマ」という職はものすごく広義になっているということです。

まだ勉強前のあなたはそもそも「プログラムを作る」ということの中身がみえていないと思います。
なのでざっくりお伝えしますが、プログラマと一言に言っても

  • サーバサイドエンジニア(Webサーバなどを開発するプログラマ)

  • アプリエンジニア(iPhoneやAndroid / Web のアプリを開発するプログラマ)

  • AIエンジニア(人工知能の開発や教育設計などをするプログラマ)

  • アナリティクスエンジニア(データ集計関連の開発をするプログラマ)

などなど、様々な職種があります。
上記はまだ大枠で更に細かく分岐したりもするので、本当に多くの種類があると思っておいてください。

そしてこうした職種によって大まかな給料が決まります。


で、お給料はどうなの??

上記のうち、難易度の高いものほど基本的に給料が高くなります。
上記でいうと

  • サーバサイドエンジニア(Webサーバなどを開発するプログラマ)

  • AIエンジニア(人工知能の開発や教育設計などをするプログラマ)

  • アナリティクスエンジニア(データ集計関連の開発をするプログラマ)

などは高額であることが多いです。
この辺のエンジニアになるにはかなりの勉強と経験が必要になります。
すなわち、もしあなたが30代辺りだとしたら、無理とは言いませんが難度は高いと考えておいた方がよいです。
ですがもし実現できれば、高額な給料をもらうことは十分可能かと思います。


え、でもよく「プログラム勉強して高額稼ごう!」みたいな広告みますよ??

では巷でよく見る「エンジニアになって高額な給料をもらおう!」的なうたい文句のあるスクールなどではどんなエンジニアになれるのか??
もちろん上記にあげた高難度のエンジニアにもなれますが、多くの場合「Webエンジニア」であることが多いです。

WebエンジニアとはWebサイト構築などを行うエンジニアです。
なぜ「Webエンジニア」になるスクールが多いかというと、上記のどのエンジニアでも「Webエンジニア」としてのスキルは割と必須であり、初心者に一番優しく、今の所需要も一番あるからです。

そして、もしあなたが30代辺りだとしたら、これから学ぶには一番現実的な職種といえます。

ではその「Webエンジニア」は稼げるのか!?
現状では「働ければそこそこ稼げる」というのが答えになるかと思います。

「働ければ」とは??

「働ければ」というのはどういうことかというと、Webエンジニアのスクールを出ても中々好条件の案件にあたるのが難しいということです。
実際に募集を見始めると分かるのですが「業務経験」を問われることが多く、スクールから出たての方は最初にこの障壁にぶつかることが多いと聞きます。
また、現在では簡単なサイトであれば素人でも作れるようなサービスも多く出てきました。
その影響でWebエンジニアの募集をする会社は割と高度な知識を求めるケースが多くなってきており、そうなるとスクールを出たくらいの経験だと雇ってもらえないことが多くあります。

「そこそこ」とは??

先に申し上げた通り 「Webサイトの構築」という分野は、徐々にプログラマが開発しなくても簡単に作成できるサービスが出てきており、そういったサービスを使えば安価にサイトを作れてしまいます。
また、まだ社会全体でみれば需要はある方ですが、Webエンジニアの数は昔に比べると多くなってきています。
加えて昔であれば「Webサイトの作り方なんて全くわからないから高いお金だします!作ってください!」という会社や人がほとんどだったのが、最近では「Webサイト構築って割と初歩的な業務ですよね。」という認識が広がってきたので、昔に比べて給料が下がってきているのも事実です。
なので給料に関しては「そこそこ」稼げるというのが現状かと思います。


えー!じゃあやっぱり稼げないの??

では「Webエンジニア」のスクールを出ても皆稼げないのか?といわれると、そんなこともありません。

結局のところ「経験」と「信頼」と「尖ったスキル」がものをいいます。
つまり「Webエンジニアのスクールをでました!」だけでは「そこそこ」ですが、「もともと教育業界にいたので教育関連には強いです!」という経験をセットにしたり、「細やかな確認作業を心がけてます」と信頼をセットにしたり、「アニメーションのあるサイトなら任せてください」という尖ったスキルをセットにしたりと、売り込み方を工夫すれば高額な案件を任せてもらうことも十分出来ます。

なので「プログラムを勉強したから高額な給料をもらえる!」と思ったら痛い目をみるので、しっかりと作戦を考えることも重要かと思います。
これはプログラマに限ったことではないので、当たり前に頑張りましょうw


🍺まとめ

難しいプログラマになるなら給料は高い。
難度が簡単になるほど給料は下がるが、社会全体からみればそこそこ稼げる。
しかし難度が簡単なほど参入障壁は高い。
なので挑戦するなら工夫しましょう。

・・・結局、めっちゃ当たり前の結論になりましたねw
一つ言えることは「プログラムを勉強したから高額な給料をもらえる!」という時代は終わりですよ、ということです。
なんでもそうですが、希少性が高ければ価値も高くなります。
IT業界が一般化してきたので、当然価値も落ち着いてきたと思ったほうが良いですね。
参考になれば。

次回はもう少し先を見据えて、今後も稼げるのかという議論を進めます。
飽きなければ。笑

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