なぜ『暇』を求めるか。趣味と好きなことの違い。

はい、考えすぎたんで吐いときます。
時間管理についての話。大抵の人間は「時間を持て余すタイプ」と「なんぼやっても時間が足りへんタイプ」に分けられると思っている。これは実際の忙しい、忙しくないは関係がなく、気持ちの問題の話である。実生活がいくら忙しくても「時間を持て余すタイプ」はおると思うし、実生活はそない忙しくないはずやのに「なんぼやっても時間が足りへんタイプ」もいる。ほなこの違いはなんなんやろう?と、悶々と考えていた。

なんでこんな、別に正解を出さんでいい事を考えてしまったのか。
まず、自分は圧倒的に後者「なんぼやっても時間が足りへんタイプ」であり、「時間を持て余すタイプ」に憧れを持っているからだ。
時間を持て余す…持て余せる意味がわからない。例えば、仕事で忙しい人もそうでない人も、空いてる時間は必ずある。その時間がまとめて取れるのであれば友達と会ったり、時間がかかる趣味をし、ちょっとずつしか取れないのであれば、隙間時間で作業をすすめたり、漫画を読んだりSNSを…そう、今この令和の時代、コンテンツが溢れすぎている。アマプラ、ネトフリ、月額で読み放題の漫画、無限のYouTube、、、

いやいや、時間を持て余すわけがなくない???暇になるか???
と、ここまで思考がいったところで、「持て余すタイプ」の気持ちになって考えてみる。
無論、自分は「持て余すタイプ」じゃないので正解はわからないが、考えられる理由としては、
 めんどくさい。アニメ映画、漫画などのシリーズ物を見出したら逆に時間が足りなくなる。ほなもう一話すら見ない。。。なるほど。
 やってみるも、もし好きなことじゃなければ、それに費やした時間が無駄になる。。。なるほど。
 友達と遊ぶにしても、おもんなかったらせっかくの休みが。。。なるほど。
おいおい、なぜこんなに悲観的な理由しか出てこんのや自分。「持て余すタイプ」の人は絶対そんな理由じゃない。すまんね。

ほんで急に結論。ほんまに考え方なんやなって。
おそらくどちらのタイプも、時間の使い方はほとんど変わらんのやと。
暇な時間に娯楽を楽しむのが「持て余すタイプ」。
娯楽を予定に入れてしまうのが「時間足りへんタイプ」。
さぁーーーこっからよ。悩める後者代表の自分。

娯楽を予定に入れてしまった場合、それははたして娯楽なのか?楽になっとるんかって。
日常で色々頑張ってるけど、それは休みを求めて。『暇』を求めてタスクをクリアしていってる。なのに『暇』にならない。これはさすがに、好奇心が強く「Mr.インプット」を名乗りたい自分やからかもしれない。だから一回、やりたい事、タスクを無視してみた。『暇』になる事ができた。
こわい、、、、あれ?なにかしないと、、、、
求めていた『暇』になってみると、恐怖に包まれた。なんでぇぇぇ
ここ目指していたはずやのに、って。訳がわからなかった。ーーー

ーーー自分は多趣味だと思っていた。なんでも好きになれると思っていた。「Mr.インプット」だぜ!!と思っていた。なのに、無趣味だった。

好きな事=趣味だと思っていた。
趣味が好きな事なのはもちろんそうなのだが、好きな事が必ずしも趣味ではないということ。
「Mr.インプット」になるのは好きな事。目指す自分。流行りのコンテンツがあれば調べた。流行りの遊びがあれば遊んだ。流行りの事業があれば勉強した。自分は空いている時間『暇』に、これを費やしていた。「多趣味やーん」言いながら。
とんでもなく間違っていた。いや、間違いとする必要はなく、それはそれで人生豊かになるかも知れない。でも趣味とは“生産性が皆無”のものだと知ってしまった。
そして趣味は人生に必ず必要だと。自分は無趣味だった。
お笑い番組を観るのは、トークスキルを磨きたいため。本を読むのは、教養を高めるため。旅行に行くのは、様々な価値観に触れるため。これに生産性を求めなければ趣味になるが、自分はなにかと理由をつけ、非生産から逃げていた。

趣味=無駄な事。
それをやっている途中の僕は、焦燥感に襲われる。終わっとる。その時間は人生において、絶対大事なのにも関わらず。友達と遊ぶ時にも生産性を求め出した時は、ほんまに終わったと思った。生産厨。無駄でなんぼやこんなもん。
そこで、大好きなのに、非生産性の高く焦燥感に襲われるものを考えてみた。
ゲームやん。
もちろんこれも、プロゲーマーを目指せしたり実況などをすれば、生産性が高まり趣味じゃなくなる。ただ、やるだけなら最高に無駄な事だ。
最近発売されたポケモンのゲームを買った。プレイした。幸せすぎた。

この生産性が求められる世の中で、いかに非生産を。無駄を作り、楽しめるかが豊かさに繋がるのかと。
さらに恐ろしいのは、無駄を大量に楽しんだ方が、自分の目指すべきものである「Mr.インプット」に近づく可能性があるという事。頑張って知識を詰めるより、無我夢中で何かに取り組んでいる方が結果的に「インプットキング」になるかもしれない。あ、"キング"は"Mr."の上位互換ね。
さすがにそれは言いすぎかも知れないが、その可能性がある。皮肉なもんやでな。

結果、冒頭に繋げると「なんぼやっても時間足りへんタイプ」ではなく、「時間を持て余すタイプ」に憧れる理由が浮き彫りになった。
心に余裕を持ちながら、インプットを無意識にしている。一見、後者の方が視野は狭くなりそうだが、決めて狙い撃ちでインプットする方が確実に視野は狭くなる。
「なんでそんなに視野広げたいねん」言われたら笑うしかないが、やっぱりカッコつけたいやん。無知も可愛いけどやな。

この世の情報量なんか、1人の人生の時間で全て知ることなんか不可能なくらい大量にあるねんから、どうせ全て知れる訳じゃない。ならせめてもの、無差別に色んな物に手を出せる「持て余すタイプ」に変わりたいもんやね。

『有の暇』ではなく『無の暇』を求めて。『好きな事』を疎かにせずとも『趣味』に没頭して。
こんなん考えすぎてる時点で豊かになれる訳ないが、結局、考えすぎる自分も好きなんやろうな。ちょっとずつでも無駄に好かれるようになれたらいいな。

noteに書くだけでちょっとスッキリするねんな!!アウトプットやな!!
ありがとうな!!まだまだごちゃごちゃ書くわな!!おれを無駄に連れてってくれ!!❣️

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