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Pine Script™ (v5) の覚書 - 3 : SMAを表示する(2)

前回までの話。


ta.smaを使ってみる

ta.sma()を使うと、series変数の指定した期間における平均値を求めるられる。
以下のスクリプトは、終値の20期間平均値(現在から20本前のローソク足までの平均値)をバーの上部にlabelで表示するもの。

//@version=5
indicator("マイスクリプト",overlay=true)
sma20=ta.sma(close,20)
mylabel=label.new(bar_index,na,text=str.tostring(sma20),yloc=yloc.abovebar)

これをチャートへ反映してみると図1のようになる。

図1 チャートにSMAを表示する

表示したい文字列は、string型として渡す必要があるため、価格などのfloat型のデータを表示したい場合には型変換する必要がある。
さらに、短期を20、中期を50、長期を200として3種類の平均値を表示するには以下のように書く。

//@version=5
indicator("マイスクリプト",overlay=true)
sma20=ta.sma(close,20)
sma50=ta.sma(close,50)
sma200=ta.sma(close,200)
mylabel=label.new(bar_index,na,
  text=str.tostring(sma20)+"\n"+
  str.tostring(sma50)+"\n"+
  str.tostring(sma200),
  yloc=yloc.abovebar)

これをチャートへ反映してみると図2のようになる。

図2 チャートに3種類のSMAを表示する

この例では、単純移動平均線の値を確認のためにlabelとして表示た。ただ、ラベルではなく線として描画したいので、plot関数を用いて移動平均線を表示してみる。

続く↓

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