マインドマップスキルを習得する方法
今回はMindMapクリエイターとしての安井遼太朗で書きます(他は飲食店コンサルタントの安井遼太朗がいます)。
最近、「どうやってマインドマップのスキルを習得したんですか?」とよく聞かれるようになりました。自分にとっては自然に身についたものなので、じつは最近までそれが「スキル」という自覚すらありませんでした。
よく聞かれるようになり「これはスキルなのか」と自覚するようになりました。スキルということは習得した過程があるはずです。
というわけで、今回はそれを書きたいと思います。
なぜマインドマップスキルを手に入れたのか、安井の場合
僕はとにかく記憶力がありません。
それに気づいたのは小学生のときでした。勉強において、テストを前に「・・・何も思い出せない」という状態を何度もなんども経験し、小学生なりに頑張ったり、落ち込んだり、また頑張ったりしていました。
そんなとき、父親が「俺も記憶力悪いんだよね〜」と呑気に言いだしたのです。一般的に「仕事ができる」父。どうやって覚えるべきものを覚えているのかと聞くと「ものごとを関連付けると覚えられる」という答えが返ってきました。
兎にも角にも「関連づける」
父にそう聞いたのは、たしか小学6年生くらいの頃だったと思います。当時の僕は「関連付ける」ということに衝撃を受けたことを覚えています。点と点だったのが、まさに関連付いて線となった感覚といえるでしょう。
そこからは何事も関連付けて覚えていきました。たとえば国名を覚えるとき、人気のスポーツやスポーツ選手と関連付けて覚えていきました。歴史を覚えるときも同様に、その国だけの歴史を覚えるよりも同時期の全世界の歴史を関連付けるほうがわかりやすいですし、おもしろいです。
「関連付ける」以外に気をつけるポイント、マインドマップを習得する方法は後述するとして、最近相談に乗らせていただき、相談者に許可をもらったマインドマップをいくつか公開します。
マインドマップ例
↑Yさんからの「副業やってみたいけど一歩を踏み出せない」という相談です。1番右の黒枠がアクションプランになります。仕事関係の相談を受けるときや自分で思考するときのポイントは「なるだけ俯瞰する」「相談相手に共感しすぎない※」というものです。
※共感しすぎると、ただの愚痴を聞くみたいな時間になる可能性が高い。そうなると自分に相談する価値がなくなってしまうから。
相手に本人がもってないような角度の考え方を提案することや、相手に本来自分が考えていることに気づいてもらえるように進めていきました。
↑ちゃぼさんからの恋愛相談です。恋愛相談は、そうですね、難しいですね。特に僕はちゃんと女性の気持ちがわかっているのかと聞かれると、きっとわかっていない…。
それでも恋愛相談、たくさんいただきます。気をつけているポイントは「共感」です。「自分も同じ思いをしたことがある」という「共感点」をみつけながら傾聴することに心がけています。
恋愛は正解がなさすぎるのでね。本人の中の答えを引き出すしかないなって思ってます。
マインドマップスキルを習得する方法
さて、ここでマインドマップスキルを習得する方法をまとめてみますね。
・覚えるときも、考えるときも、とにかく紙に書き出す
・ものごとを関連付ける
・キーワードを見つける
・具体と抽象の行き来を行う
・引き出しを増やす
・以前つくった引き出しを思い出して、現在のキーワードにつなげる
・引き出しを次のアクションのきっかけにする
箇条書きにすると、こんなかんじでしょうか。
普段のから気をつけている、というかマインドマップに役立ちそうだなと思うのは、口癖のように「まとめるというこうことですかね?」「要するにこういうことですよね?」「一言で言うとこうですね」などなどを言うこと。
そうすると、マインドマップを実際つくってなくても、頭の中でマインドマップ型整理ができるのです。
マインドマップはリライトがマスト
あと最近気づいたのは、同じマインドマップに触れる回数は、多いほうがいいということです。
作ったときの1回だけでなく、2回3回見直す、つまりリライトする感じで修正したり追記することが非常に効果があるということに気づいたんです。
リライトすることによって、過去のアイデアを思い出したり、実施できていないアクションプランに気づいたり、いいことばかり。
むしろ、マインドマップをつくるメリットの1つに「頭をからっぽにできる」というのがあって、逆に言うと、マインドマップをつくった時点で頭はからっぽになっているのです。つまり、アイデアを忘れてる状態になります(なれます)。
ということは、2回3回触れないと意味ないってことになります。マインドマップはリライトすれば効果がある、というよりも、リライトがマストのスキル、と言えそうです。
リライトしたマインドマップ例を2つ載せておきます。どちらも社外秘になるのでモザイクを薄くかけていますが、かなり情報量が多くなっているのがわかるかと思います。
マインドマップのいいところは、思考の整理もですが事業計画などにおいて関連あるものが1枚にまとまるところも、大きなメリットです。事業計画や起業において整理したい方、ご相談も承っています。詳細は こちら をどうぞ。
Editor 桜口アサミ
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