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マイクラのはじめかた(最序盤の基礎)

先日、親しくしてくださっている配信者の おいどんさん のTwitch配信で、全くの初めて(予備知識ゼロ)からマイクラ(マインクラフト)を始めるというものがあり、大変面白かった。

ワールド生成から、仮拠点完成までを見届けたわけですが、僕が結構アドバイスを出しすぎて面白みが半減してしまったかなあ?と反省点もありました。
そこを踏まえてではないけれど、マイクラを全く初めてプレイする人のための道しるべみたいな記事を書いておこうかなあと思います。
長文(6,700字超)ですが、ご容赦ください。



まずワールドを作るわけですが、サバイバルは当然として難易度調整から。
モンスターが絶対イヤという人はピースフルを。モンスターと戦うことも必要だという人はイージー以上で調整をしてください。
ただ、モンスターが出てこない世界というのは結構つまらなくなります。やはりある程度の危険がないと達成感もあまり無い気がします。

あと設定で必要なのは座標の表示。これはチート(インチキ)には当たらないのでやっておいた方がいいです。歴戦の猛者でも座標がないとかなり厳しい生活を送ることが多いので。
あとの設定は任意ですが、大事なのはその2つぐらい。

そしてランダムでワールドが生成されます。


その前に最序盤に最優先で確保したいアイテムを書き出しておきます。

必要アイテム①:作業台

基礎中の基礎は作業台です。作業台があると作ることの出来るアイテムが格段に広がります。作業台は原木げんぼく(近くの木を伐採すると手に入る)をクラフトすることで作ることが出来ます。最初は道具がないので素手で木を伐採することになります。
この作業台を適当なところに設置するわけです。

一応言及しておきますが、まれに原木すらない場所にスポーン(生まれ落ちる)することがあります。例えば孤島や砂漠などです。初心者の場合、いさぎよくワールドを作り直すことをおすすめします。

必要アイテム②:木の道具、石の道具

木の伐採を素手でやっていると効率が悪いので、その原木を作業台で木材にクラフトした上で木の道具を作っていきます。
まっさきに必要なものは、モンスターを攻撃する木の剣、木の伐採に使う木の斧、石を掘る木のつるはしです。これらは本当に間に合わせなので、威力も弱く耐久力もありませんが、素手と比べると雲泥の差です。木の道具は他にもクワなどがありますが、最序盤では必要ありません。
これらは木材と棒で作ることが出来ます。必要な材料はクラフト画面に表示されるのでわかります。

木の道具がそろったら、つるはしで石を掘ります。石といっても種類があり、「石」という表示のものでしか道具は作れません。「石」は掘ると「丸石」というものに変化します。この丸石を使って石の道具を作ります。
作成するアイテムは、木と同じように剣、斧、つるはしです。石の道具がそろったら、木の道具は必要ないでしょう。

必要アイテム③:かまど

かまど(竈)とは物を焼くためのアイテムです。焼くことが出来るアイテムは幅広く、最初のうちは総当たりで試してみるしかありません。
当然ながら燃やすための燃料が必要なので、事前に伐採しておいた木材を使います。もちろん原木を使ってもいいのですが、原木から複数の木材をクラフトすることが出来るので、原木を燃料に使うのは効率が悪いです。
マイクラを通じて必要なものに食料がありますが、そのまま生食出来る食材は果物と野菜しかなく、それらは最序盤ではなかなか手に入りません。なので、動物を倒して手に入る生肉を焼くことが現実的です。

必要アイテム④:ベッド

ベッドの有無が生死を左右するほど重要なアイテムなので、詳細は後述します。

最序盤で最低限必要なアイテムはこれぐらいです。逆に言うと、これらがないと死を覚悟するしかありません。


さて、それらを踏まえた上で以下に移ります。

スタートすると、有無を言わさず適当なところに放り出されるので、瞬時に状況を把握して行動します。マイクラ最大の難関が「最初の数日をどう乗り切るか」です。

ワールドに放り出された直後は当然何も持っていないけれど、モンスターは普通に出ます。つまり一番無防備な状態ということです。
さらにマイクラには昼夜の区別があり、昼間はモンスターが出ませんが、夜になるとそれはもう猛烈な勢いでモンスターが出てきます。
マイクラのモンスターが出る条件は「明るさ」です。一定の明るさがあると出ないし一定より暗いと出ます(これも細かい判定基準があります)。なので、昼間でも暗い洞窟ではモンスターがいます。

武器も防具も食料もない状態で夜を迎えることは死を意味するので、スポーンした瞬間から、これらを回避するべく行動するのです。
箇条書きにして行きます。

生きのびるために①:ベッドの確保

モンスターと遭遇しないためには夜がなければいいわけですから、当然夜をやり過ごす方法を模索するわけですが、最も良い方法がベッドで寝るという行為です。
マイクラで夜にベッドを使うと、瞬時に眠りに入り朝を迎えることが出来ます。そうすればモンスターに遭遇する確率は激減します。

ただし!ベッドはフィールドにアイテムとして転がっているわけではありません。ベッドも「クラフト」する必要があります。ベッドのレシピは木材と羊毛ですが、羊毛はヒツジからしか手に入れることが出来ません。
ランダムな地点にスポーンするわけですから、周囲にヒツジがいる保証はどこにもありません。砂漠や雪原や高山、ひどい時には孤島にスポーンすることもあるし、常識的にヒツジがいなさそうなところには存在しません。

つまり、スポーンした瞬間に周囲にヒツジがいるかどうか調べることが最優先になります。運良くヒツジを複数倒して羊毛を手に入れることが出来たら、作業台でベッドをクラフトしましょう。これで死の確率は大幅に減少します。

では、周囲を調べてもヒツジがいなかったらどうするか。その時は地面に穴を掘って夜をやり過ごすしかありません。やり過ごし方もコツがありますので、最低限のことを書いておきます。


大体こんな感じで穴を掘るわけですが、モンスターの攻撃(不意打ち)を最低限に抑えるためには、モンスターが一方向から来るようにすれば良いわけです。穴を掘って周囲を囲ってしまえば、モンスターは穴の上から来るしかありません。穴に落ちてきたモンスターを剣で攻撃していれば安全です。
一番安全なのは木材からクラフト出来るドア(扉)を設置することです。モンスターはドアを開けることが出来ないので、安全を確保することが出来ます。

この状態で夜の間、現実時間で10分をやり過ごすことになります。正直言ってただ待っているだけの不毛な時間なのですが、死ぬよりマシと思って耐えましょう。ベッドを手に入れることが出来なかった不運を嘆くしかありません。

生きのびるために②:たいまつの確保

先ほど暗くなるとモンスターが出ると書きましたが、逆に言えば暗くなければモンスターは出ないと言えます。そこで必要なものが「たいまつ」です。たいまつは周囲を明るく照らすので、その範囲内は夜でもモンスターが湧く(出る)ことはありません。このたいまつをあちこちに置いて、自分の周囲にモンスターを出なくすることを「湧きつぶし」と言います。

たいまつのレシピは、木材からクラフト出来る「」と、木炭あるいは石炭です。木炭は原木を焼くことで作ることができ、石炭は石場を掘っている時に時々出てきます。最序盤は原木を焼いて木炭を手に入れましょう。
そして作業台やかまどを置いている場所にたいまつを置いて、周囲にモンスターを出なくするのです。

生きのびるために③:仮拠点の設営

作業台やかまど、ベッドなどを地上の適当なところにポンと置いていてもいいのですが、やはり家とまでは行かなくても安心安全に作業が出来る拠点は必要です。さらに、地上の原っぱにベッドで寝たとして、朝起きた瞬間に夜の間に湧いていたモンスターの名残が周囲にいて攻撃される、ということもあります(ひどい時はモンスターに攻撃されて目が覚めることも)。

昼の時間は現実時間で10分なので、10分間で地上に家を建てることは超初心者には厳しいです。なので、仮の拠点を作ることになります。

一番簡単なのは地下です。穴を掘ったり、もともと地形にある穴場を拡張・整備して行きます。その中にたいまつを置いて湧きつぶしをして、ドアを置けば最低限の作業スペースは確保出来ます。そのスペースの中に作業台やベッドを設置するわけです。
その仮拠点が手狭になれば、周囲を掘って拡張してもいいし、地上に掘っ立て小屋を作って移住してもいいです。

また、貴重品や不必要なアイテムを入れるチェスト(木材でクラフト)を置くことも出来ます。地上の適当なところにチェストを置いてしまうと、後で撤去する時に中身を全て出さないといけなくなります。チェスト自体を壊してしまうと、中身が全てフィールドに散らばってしまいます。

これは地上の拠点ですが、地下でもやっていることは同じです。

生きのびるために④:拠点に目印をつける

拠点が出来て周囲を冒険出来るようになると、あっという間に拠点から離れてしまい、さらに夜になったりして、拠点の位置がわからなくなることが多いです。僕自身も拠点に戻れなくなって大変だったことが何度もあります。
さらに地下の拠点だと、地上に出ると非常にわかりづらいです。
そこで地上からでもわかるように目印を作るわけですが、基本的には、遠くからもわかるように高いものを作るのが一番です。


こういう感じで積み壊しが簡単な土の塔を作るのが一番簡単です。
ただし、直上に積み上げて行くと降りられなくなってしまい、飛び降りるとダメージを受けて最悪死んでしまいます。
そこで少しテクニックがあります。

理屈は単純で、1列(Aだけ)で土を積み上げるのではなく、2列(AとB)で積み上げておいて、Bを壊しながら降りるというものです。
これで少し離れたところでも拠点の位置がわかります。

拠点の周囲にたいまつを置くと、夜でもわかりやすくなります。夜道の街灯のように規則的にたいまつを置くのもわかりやすいです。


ここまで来ると、最序盤は卒業と言えます。拠点で安心してクラフトが出来るし、多少は周囲を探検することも出来ます。
おまけとして、ここから先の行動のヒントを書いておきます。

初心者のその先に①:地下を掘り下げて鉄を手に入れる

マイクラを語る上で外せないのが「鉄」です。何をするにも鉄が必要になるので鉄を見つけたいわけですが、鉄は地下の石の中にしかありません。そこで地下を掘り進めて行くわけです。掘るのは石のつるはしでいいのですが、壊れやすいので何個も作って行きます。

地上の適当なところからどんどん掘り下げます。ただし、足元の直下を垂直に掘り続けてしまうと非常に危険です。

マイクラの地下にはランダムで洞窟(空洞)が生成されており、直下を掘ってしまうとこの空洞に落下してしまいます。空洞は明かりがなく真っ暗で、当然モンスターがひしめき合っています。
たとえ、たいまつや剣を持っていても混乱してしまうし、落下ダメージを受けている上にモンスターから集中攻撃されてしまうので、死を覚悟しなければいけません。
マイクラで地下を掘る時は、常に落下リスクを頭のスミに置いていたほうがいいです。

では、どうやって地下を掘ればいいのか…簡単に図解します。

基本的に階段状に降りて行く感じで掘っていきます。これも慣れると作業のように出来るようになるのですが、超初心者ならひとマスひとマス注意しながらのほうがいいです。階段状に掘ることで落下の危険は激減しますし、空洞も事前に発見出来ます。

こうして掘り進めて行くと、運が良ければ鉄鉱石のブロックが見つかります。その鉄鉱石をかまどで焼けば鉄インゴットが精錬出来る、というわけです。
運が悪いと空洞に当たったり、最悪出水しゅっすいしてしまいます。


ご覧のように、上手く行っているように見えても、たまたま掘っているところが空洞や水に出会わなかっただけで、そのリスクは常にあるということです。その空洞や水にしても、ほんの小さなものもあるし、先がかすんで見えない地下帝国を思わせるほど巨大なものまであります。

「マイン(mine)」クラフトというように、掘る作業はマイクラの基本なのです。

初心者のその先に②:食料の安定供給

マイクラでヒットポイント(正式名称は知りませんが)を回復する手段は、食事をして満腹にすることがほとんどです。ポーションなどで回復することも出来るには出来ますが、メインではありません。
ヒットポイントが減る→食事をして満腹になる→ヒットポイントが回復する(全回復するわけではない)→満腹ではなくなる→食事をして満腹になる→またヒットポイントが回復する、という流れです。

超初心者のころは、その辺にいる動物を倒して肉を手に入れて焼いていたわけですが、食料の安定供給という点から見ると非常に脆弱です。
そこで計画的に食料が手に入らないかを模索するわけですが、おおまかに二通りあります。

A:釣りをする

釣りをするには、モンスターのクモからドロップするクモ糸と棒でクラフト出来ます。それを海なり川なり、水たまりなりに放り込むと釣りが出来ます。時間が経過するとスプラッシュ(水しぶき)が上がり、浮きに食いついた瞬間に引き上げると「何か」が釣れます。
何が釣れるかはお楽しみですが、一定割合で魚が釣れます。これを焼いて焼き魚にして食べる、という方法です。
フィールドに湧く動物よりも格段に供給が安定しているし、移動しなくていいので拠点周辺で出来ます。
副産物のガラクタにも使い道があります。ガラクタでないモノも釣れます。

B:栽培する

もっと堅実な方法は食材を栽培することです。フィールドの雑草を刈るとまれに小麦の種が手に入ります。これを畑に植えて育てるのです。
畑を耕すには道具のクワを使います。クワで土を耕し、水場が近くにあれば畑が湿って行き、種を植えたら育つようになります。育つと小麦になりますから、収穫して作業台でパンにすることが出来ます。更に小麦を収穫した際に、追加で種もドロップするので畑を拡張することが出来ます。
また、フィールドを探検していると、まれにNPCの村人が住んでいる村を発見することがあります。村には野菜(ニンジンやジャガイモなど)が必ず植わっており、それを刈り取って自分の畑に植えて、それを栽培して刈り取って…というサイクルが出来上がります。
それを繰り返すうちに畑も広大になり、狩猟をしなくても食料の安定供給が可能になります。

初心者のその先に③:行動範囲を広げる

最後になりますが、諸々安定してきたら行動範囲を広げましょう。マイクラのワールドは果てしなく広大ですから、一か所で満足しているのはもったいないです。
剣を手に取り、パンを抱えてあちこち探検しましょう。もちろん徒歩でもいいし、フィールド上には馬がいますので、馬に乗れば行動範囲は飛躍的に広がります。
ちなみに馬に乗るには、くらが必要で、馬を繋ぎ止めるためには首縄が必要です。ただ単にフィールドにいる馬に乗っても制御出来ません。それらをどこで調達するかは、ここでは書かないことにします。

そうするうちに、最初の拠点を捨てても良いような安住の地が見つかるかもしれませんし、行けども行けども不毛な土地ばかり…という可能性もあります。冒険とはそういうものです。
冒険は地上だけではありません。先ほど言った洞窟・空洞を探検してもいいです。地下深くには鉄よりも有用なダイヤモンドや特殊な鉱石がゴロゴロしています。もちろんモンスターや落下の危険もありますが、その分リターンも大きいです。

さらに、鉄にせよダイヤモンドにせよ、生成されやすい高さ(Y座標)というものが存在します。全く存在しない高さもありますので、ひたすら掘っていても全く出ないこともあります。


最後に

私が今書いた6,000字を超える文章は、マインクラフト全体からすると1割も表現出来ていません。もっともっと広大で深淵で複雑なシステムやカラクリが渦巻いています。
パズルのピースが組み合わさるかのように脳内でひらめいたり、効率的な方法を見出したり、「法則」を編み出したり出来るようになります。

「こういうことだったのか!」という発見、喜びを、皆さんにも体験していただきたいと思います。

マイクラはやればやるほど味わいが出てきて、創造力がある限り楽しめます。その人その人の楽しみ方を見つけてください。


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