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「ゼネラリストになりたい」 経営企画から営業職へキャリアチェンジ。


栗原さん
埼玉県出身。東京理科大学を卒業後、自動車メーカーで小型トラックの電装部品の設計に従事。その後、全国に130店舗以上のスーパーマーケットを展開する企業へ転職。半年間店舗にて在庫管理等を担当し、本社の経営企画部へ異動。年間予算の策定や、IR・広報活動など幅広い業務に従事。



Right Brothersが転職の支援をさせていただいた方に、これまでのご経歴や転職活動を振り返って印象に残ったエピソードなどを伺う連載企画『Bridge』。今回は、小売業の企業からインターネット関連業のレバレジーズ株式会社への転職をご決断された栗原さんにお話を伺いました。



なぎなたとの出会い


ー 子供の頃はどのように過ごされていましたか?

小学生の頃からゲームが大好きでした。友達と公園に遊びに行っても1人でゲームをやるぐらい夢中になっていて、そのせいか高学年になるにつれてどんどん体型が変わり、中学生になる頃には結構太ってしまっていました。
そこで、痩せたいという気持ちから中学は卓球部に入ることにしました。卓球部を選んだのは、サッカーや野球のようなチームプレーが苦手だったので、個人競技の方が自由奔放にできると思ったからです。そして練習に打ち込んだ結果、10㎏ほど痩せることができました。
ところが、高校では環境が一変し、協調性を重んじるなぎなた部に入ることになりました。

ー なぜ、なぎなた部に?

なぎなた部の先輩の誘いを断わりきれなかったんです(笑)いざ入部してみると、16人中5人しか男子部員がおらず、女性中心の組織に馴染むまでにとても苦労しました。もともと中学の卓球部では、周りを気にせず自由奔放に活動してきていたので、なぎなた部では上下関係や礼儀作法などのルールが細かく、とても戸惑いました。
ただ、なぎなたという武道自体が純粋におもしろく、熱中しているうちに自然と組織にも順応していき、協調性を身に付けることができました。入学当初は人気のあった弓道部に入りたいと思っていましたが、誘ってくれた先輩がいなかったらマイナーな武道であるなぎなたのおもしろさを知ることができなかったと思うので、先輩には感謝しています。

物事の本質を理解することの大切さ


ー その後の進路はどうされたのでしょうか?

指定校推薦で、東京理科大学に行くことを決めました。小学生の頃からゲームが好きだったということもあり、興味ある分野を学ぶため機械工学科を専攻しました。
しかし、入学後は勉強でとても苦労することになりました。受験で入ってきた学生とは明らかに勉強量に差があったため、授業の内容も理解することができず、正直まったくついていくことができませんでした。2年生まではなんとかなっていましたが、3年生の時に単位が足りず留年することになったんです。授業には出席していましたが、テストの時はテスト範囲のみを勉強して臨んでいたため、基礎をしっかりと理解していなかったことが結果として表れたのだと思います。そこから自分の中で大きく考え方が変わり、小手先だけでどうにかするのではなく、物事を本質的に理解することを意識するようになりました。わからないことを徹底的に調べて理解を深めるという習慣は社会人生活でも生かせていると感じています。

ー 大学卒業後について教えていただけますか?

様々な職業の中でも「技術者」に憧れを抱いて、3年の春頃に就活を始めました。小学生の時にのめり込んでいたゲームの内容が「ネットワーク工学が発展する世界観」だったので、そこに繋がりそうな職業に就きたいと考えていたためです。
内定をいくつか獲得した中で、自動車メーカーに技術総合職として入社し、小型トラックの始動補助部品等の設計を行うことになりました。ところが、この業務は自分が入社前に想像していたよりも遥かに責任の重い仕事でした。自分の行動に人の命が懸かっているというプレッシャーを背負いながら、数字一つひとつに万全の注意を払って業務に取り組んでいました。憧れの技術者になれたとはいえ、理想と現実のギャップを感じて悩んでいたのですが、そのことをなかなか周囲に相談することができず、3年半勤めた後に退職することにしました。

ー その後は何をされたのでしょうか?

全国に130店舗以上のスーパーマーケットを展開する企業に転職しました。技術者の時は図面と向き合ってばかりで、顧客と直接関わる機会がありませんでしたが、その反動もあり顧客と距離が近い仕事をしたいという気持ちが強まったんです。
入社後は、店舗の品出しや発注などの在庫管理業務を半年間経験した後に、本社の経営企画部へ異動することになりました。入社時は店舗で接客などの経験を中長期的に積んでいく想定をしていたので、2社目でもこれほど早く顧客との距離が離れた業務に携わることになるとは思っていませんでした。入社前の面接時に人事から言われた「栗原くんは経営企画とかもできそうだね」という何気ない一言が、まさか入社半年後に現実になるとは。

スペシャリストよりもゼネラリスト


ー 異動されてみて、いかがでしたか?

学ぶことがとても多かったです。異動後は、年間の予算策定や広報活動、株主総会に向けて決算短信の作成等、業務は多岐に渡っていました。やったことがない業務ばかりでしたが、物事の本質を理解するために徹底的に調べるという習慣がついていたため、苦労しながらも乗り越えていくことができました。
特に学ぶことが多いと感じたのは、2023年3月に異動してきた上司の存在でした。周囲の人間に仕事を任せるのが上手で、自分が苦手なことは年次関係なく積極的に教わる姿勢で取り組むなど、仕事がスムーズに運ぶように働きかけていました。それまでは「こんな人になりたい」といった理想像がなかったのですが、その上司の振る舞いを見て、いつの間にか「こんな風になりたい」と思うようになっていました。これがきっかけとなり、その後の自分のキャリアについて考え始めるようになりました。

転職活動を振り返ってみて


ー そこから転職活動を?

そうですね。新卒で入った会社では技術者として、設計というスペシャリストの職種でしたが、2社目で経営企画として様々な業務を経験したことで、新しい業務に関わっていく楽しさを感じ、「スペシャリストよりも、幅広い知識や経験を持ったゼネラリストになりたい」という気持ちが強くなっていきました。それに加えて、「顧客との距離が近い仕事をしたい」という想いを持ち続けていたことと、今後仕事をしていく上で「売り上げを自分で作り出す経験を積みたい」と考えたことから、営業職に絞って転職活動を始めました。
最終的にレバレジーズに入社を決めたのは、営業スキルを身につけつつ様々なことに挑戦していける環境があるという点と、自分の市場価値を素早く高められる可能性がある点に魅力を感じたからです。レバレジーズでは、正しく成果を上げられれば、それに応じて役職に就くことができる仕組みが整っています。営業の仕事は未経験ではありましたが、現時点で理想とする企業から内定を獲得できて満足しています。

ー 転職を振り返ってみていかがでしたか?

Right Brothersの冨沢さんとは、スカウトメールをいただいたことがきっかけで面談をしたのですが、冨沢さんは初めから腹を割って話してくれる方だったので、色んな業界の良い面、悪い面含めて話を聞いた上で、判断することができました。特に人材業界の面白さについては、当事者である冨沢さんを通じて知ることができたので、とても感謝しています。
今後は、自分の今までのキャリアを少しでも活かして価値をしっかりと発揮できるように頑張っていきたいです。

ー 本日は貴重なお話しありがとうございました。

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