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M&A業界への転職。他エージェントとは真逆のアドバイスを信じられた理由

藤井さん
兵庫県出身。2016年に立命館大学を卒業し、重電メーカーへ新卒入社。営業職として鉄鋼業界の大手顧客をメインに担当。2022年度の実績においては全社平均の3.2億円に対し、3倍の9.6億円を達成。特技は小学校から続けているサッカー・フットサルで、現在も社会人リーグの助っ人として活動を行うことも。


Right Brothersが転職の支援をさせていただいた方に、これまでのご経歴や転職活動を振り返って印象に残ったエピソードなどを伺う連載企画『Bridge』。今回は、重電メーカーから日本M&Aセンターへの転職をご決断された藤井さんにお話を伺いました。



優等生から一転、やんちゃな学生生活


ー 学生時代のことからお聞きしたいのですが、どのように活動されていましたか?

サッカーに打ち込んでいました。サッカーは小学1年生の頃から始めたのですが、その当時からスポーツも勉強もそれなりにできたので、要領がいい子供だったと思います。中学校では生徒会にも入っていたので、手前味噌ですが、途中までは優等生だったと思います。

ー 途中まで? 優等生から一転、何があったのでしょうか?

中学2年生のころ、少しやんちゃな友達と付き合うようになり、遊びに夢中で勉強に追いつけなくなってしまいました。当時の塾の先生から、「藤井は頭がいい、だが不真面目だ」と言われたことをすごく覚えています。その先生が見放さず熱心に教えてくれたおかけで成績が伸びて、中学卒業後は進学校に入学することができました。

16歳で母との突然の別れ

ー 高校では勉強に力を入れたのでしょうか?

実はサッカーの強豪校に入る選択肢もあったのですが、この時はサッカーよりも勉強を頑張ろうと思い、両親とも話し合って進学校を選びました。ところが、その強豪校でコーチしていた方が、私が入学した高校のサッカー部の監督を任されることとなり、結果的に高校でもサッカー漬けの毎日を送りました。

ー 偶然の巡り合わせから高校もサッカー一色になったんですね。

ただ、16歳の時に母が突然交通事故で亡くなったことをきっかけに、半年間ぐらいは気持ちに整理がつかず、自暴自棄になっていました。この時の家族の存在は大きく、たとえば父が母に代わって毎日お弁当をつくってくれました。徐々にではありますが、当時の行き場のない気持ちは、家族の支えがあったりサッカーに打ち込んだりしたことで乗り越えられたと思います。

ー サッカーは、藤井さんの人生に大きな影響を与えているんですね。

一番夢中になったものだと思いますし、得たものが大きかったです。天才が集まっているチームではなかったので、「自分の武器は何か」、「何だったら勝てるのか」ということを常に考えて動く習慣が身につき、最後は県ベスト8までいくことができました。この経験は、社会に出てからも生きていると感じます。

とにかく期待に応たえたい

ー その後、新卒で重電メーカーに入られて、主にどのような業務をされていましたか?

鉄鋼業界のお客様を中心に営業活動を行っていました。主に大手のメーカーを担当していたので、プロジェクトの規模も大きく、とても苦労しました。たとえば、入社4年目の時に携わった大きな案件があったのですが、プロジェクト終了予定の1ヶ月前になってスケジュール上のミスが発覚したんです。通常は1年以上かける業務がまったく進んでおらず、納期に間に合わないという状況に陥りました。この時、限られた時間をどのように使うべきかを必死に考え行動した結果、なんとか間に合わせることができました。この経験から「諦めなければできないことはない」ということを学びました。できればもうやりたくないですが(笑)

ー 仕事において、モチベーションはどんなところにありますか?

期待に応えたいという想いがモチベーションの源泉になっていると思います。それに加えて「人の輪の中心にいたい、人気者になりたい」という気持ちがあるので、そのための努力を惜しまない点は誰にも負けません。

ー セールスとして全社平均の3倍の実績を挙げたそうですね。そんな藤井さんが、なぜ今回転職を考えられたのでしょうか?

きっかけは給与です。一般的な水準と比較すると給与は高いほうではありましたが、いずれ頭打ちになることが見えており、伸び代がないと思ったんです。また、友人が手に職をつけている中で、自分にはメーカーの営業として何が残るだろうかと不安になったことも理由です。

ー その上で、なぜM&A業界を目指したのでしょうか?

まずは給与面に納得できた点です。加えて、さまざまな企業を調査してマッチングの支援をする仕事に興味を抱いたからです。M&Aの他にもコンサルや不動産、保険などの業界も検討しましたが、自分が経験してきたような、多くの人を巻き込んでいく営業スタイルが一番活かせるのはM&A業界だと判断しました。
その中でも日本M&Aセンターへ入社を決めたのは、買い手と売り手に担当が分かれているためです。まずは片手(買い手)から力をつけることに集中でき、早期に活躍できると判断しました。加えて面接官の方が、自分の尊敬する上司に雰囲気が似ていて、自分のことを上手に扱ってくれそうだと感じたのも理由です。

ー 上司はどのような方でしたか?

私自身が褒めて伸びるタイプの人間なのですが、その性格を見抜かれていたのか、上司は私が自分で考えて行動することを尊重しながら接してくれていたように思います。トップダウンのマネジメントではなく、まずは私からアウトプットをさせてもらえて、それに対して客観的なアドバイスをいただいていたので、いい意味で調子に乗らせてもらえたなと。

Right Brothersの転職支援から感じたこと

ー 初めての転職を振り返ってみていかがでしたか?

まずは短期間でスピーディーに決められてよかったと思っています。面接の日程が決まり、ゴールが明確になった瞬間に明らかに自分の中のスイッチが入ったなと感じ、「やってやろう!」という気持ちを保ったまま進められたので、スケジュールに無駄なく内定までたどり着くことができたと思います。

ー Right Brothersの印象はいかがでしたか?

他社のM&A特化のエージェントとも面談をしたのですが、「厳しい世界だと思いますよ」と言われただけでした。一方で、Right Brothersの高野さん・木下さんと面談した時は、自分の中で転職の方向性が固まりきっていなかったものの、「藤井さんならM&A業界にいけると思いますよ」と逆に言っていただいたんです。最初は「本当かな?」と自信のない部分があったのですが、自分では言語化できなかった心情を明確にしてくれたり、M&A業界での従事経験がある高野さんが、私自身が今までどのように仕事に取り組んできたか、ということを聞いたうえで背中を押して下さったので、覚悟を決めることができました。

ー 最後に、入社までに楽しみにしていることはありますか?

ありがたいことに、社内外の方々と多くの送別会の予定を組んでいただいたので、みなさんとお酒を飲むことができるのを楽しみにしています! 家族ともよく飲みにいくので、地元へ帰ったタイミングで父と兄と朝まで飲みたいと思います(笑)

ー 本日は貴重なインタビューのお時間ありがとうございました!

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