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eスポーツの日本チャンピオンが、M&A総合研究所に入社を決めた理由と想い。

S.Tさん
北海道出身。2015年にeスポーツの大会で優勝し日本一に。帝京大学経済学部を卒業後、2020年にIT企業に入社。自治体・公共団体向けの新規・既存営業を担当。2024年5月よりM&A総合研究所に入社予定。


Right Brothersが転職の支援をさせていただいた方に、これまでのご経歴や転職活動を振り返って印象に残ったエピソードなどを伺う連載企画『Bridge』。今回は株式会社M&A総合研究所に転職を決められたS.Tさんにお話を伺いました。



親の期待に応えたい


ー どのような幼少期を過ごされていましたか?

小学1年の時に道内で転校を経験したのですが、内弁慶な性格だったからか、なかなか友達ができずに転校先ではうまく馴染むことができませんでした。
転機は小学2年の時で、算数の授業の時にクラスの誰も解けなかった問題が出されたのですが、たまたま私が母親と勉強していた内容だったので、勇気を出してみんなの前で解答したんです。そうすると、思っていた以上に先生に褒められて、「ちゃんと挑戦したらこうやって認められるんだ」ということがわかり、その時から徐々に自信がついてき、人付き合いも自然とうまくできるようになっていきました。

ー 自信をつけたことで変わったんですね。

勉強とスポーツが周りと比べると得意な方だったので、より自信に繋がっていきました。当時は医師である父に憧れていたのと、北海道教育大学付属旭川中学出身だった親から勧められたこともあり、中学受験をすることにしました。初めは親の期待に応えたいという気持ちで取り組んだ受験でしたが、模試では全教科満点を取って全国1位になることができました。一つのことに深く打ち込めば、その先の選択肢を広げられる可能性がある、というのを学んだ大きな経験でした。

ー 中学でも勉強に打ち込まれたのでしょうか?

中学受験をやりきった経験から、進んで多くのことに挑戦していきたいという気持ちが大きくなっていき、中学2年のときにはソフトテニス部、合唱部、生徒会の3つを兼任していました。当時は自分が知らないことを知りたいという意欲と、憧れられる存在になりたいという気持ちが心を突き動かしていたんだと思います。3つを兼任するのはかなり大変だったのですが、中学受験での努力がきちんと結果として出たことが自信になっていて、諦めなければ必ず結果がついてくるということがわかっていたのでやり抜けられました。結果、生徒会では副会長に当選、ソフトテニス部では個人で市内ベスト8になることができました。

ー その後はどうされたのですか?

高校受験をし、北海道札幌北高校に入学しました。部活は経験者しかいないバレー部に入部することにしました。自分の高校は市内では強豪校で、バレーボール初心者がすぐにレギュラーになることの難しさはわかっていました。とにかく努力が結果になるということを証明したくて、あえて逆境に立ち向かって物事に挑戦したいという気持ちが突き動かした行動でした。血の滲むような努力の末、ついに2年の冬にはレギュラーを獲得し試合に出場することができました。
部活へ打ち込んでいたこともあり、勉強の時間が少なくなっていたのですが、小学生の頃から医者になりたいと考えていたため現役受験は諦め、卒業後は浪人して九州大学の医学部を目指すことを決めました。
予備校では学校の授業とは違う本質的な授業を受けられることに面白さを感じ、合格するためというよりは好奇心がモチベーションとなって授業を受けていました。その後、浪人2年目に今後の進路を大きく変える出会いがありました。

浪人時代に訪れた転機


ー どのような出会いだったのでしょうか。

オンラインゲームとの出会いです。結果的に浪人を5年することになったのですが、その途中でオンラインゲームにのめり込むようになっていきました。ゲームは元々やっていましたが、浪人2年目から特にオンラインゲームに夢中になり、2015年にはeスポーツの大会で優勝し、日本一になることができたんです。遊びと捉えられるかもしれませんが、ゲームを通じて「戦略性」や「コミュニケーション」などを学び、「仲間と共働し、より良くするにはどうすればいいかを突き詰める」という社会人生活でも大事にしているマインドも培うことができました。
大会で優勝したことをきっかけに、目指していた医師という職業について、本当になりたいかどうかを考え始めました。どの専門に就くかにもよりますが、ルーティンワークの部分が多く、その仕事は本当に自分がやっていきたいことなのかをよく考えた結果、もっと能力を活かせる場所があるのではないかと思い、進路を変更し2016年4月に帝京大学に入学することになりました。

ー 大きな方向転換をされたのですね。

浪人期間が長かったこともあったので、決断にはすごく迷いました。親にも迷惑をかけたので、少しでも負担を減らさないという気持ちで、奨学金制度を使い、特待生で入学することになりました。
入学後はアカペラサークルで活動したり、学生での起業を目指し東大の起業サークルに所属したりしていました。起業は実現しなかったのですが、まったく違う価値観を持った面白い人たちとの出会いや、いい巡り合わせなどがあればという感覚で参加をしていました。
起業の観点から、企業が開催する講演会に申し込んでは、いろんなビジネスモデルの知識を得ることを楽しんでいました。探究心が強いのは中学生のころから変わらない点ですね。

ー その後の進路はどうされたのでしょうか

就職活動は大学3年の夏から始め、力を入れてやった結果、最終的に22社から内定をいただくことができました。何か特定領域で誰にも負けないところを作りたいという想いがあり、営業でも難しい大手法人向け無形かつ新規営業の道を選びました。他の企業なども選択肢としてありましたが、入社後すぐに外勤の経験ができるという点で早期に経験値を積めると思い入社することにしました。

ー 入社後はどのようなことを?

営業としてエンタープライズ企業へITシステム導入の新規営業を行っていました。開発から行っていくので、リードタイムも1年ほどあるので簡単ではなかったです。特に1年目で苦労した点は、他人の感情を機微に捉えることが苦手だったため、プッシュ型の営業をしてしまいがちだったということです。主観で押し付けないように気をつけ、お客様自身が理解してもらうことに注力しました。他の部署へも連携が必要不可欠の仕事になるため、単なる「営業担当」ではなく、「プロジェクトの仲間の一人」だと思ってもらえるよう意識をしていました。

事前準備と出会い

ーどのようなきっかけで転職を考え始めたのでしょうか。

難易度が高いと言われる公共団体向けの受注ができたことで、やりきったという気持ちと、他のフィールドでも通用するスキルを得られたと思えたので、次のキャリアを考え始めました。
営業の仕事では人事系のツールをお客様に提案していましたが、将来的にはお客様の課題に対して商材ありきではなく、解決型の提案ができるように向き合いたいと思い始めていました。コンサル業界も検討していたのですが、商材導入ありきの改善案だったり、局所的な提案になったりする可能性も感じていました。様々な選択肢の中で営業キャリアを生かせて、お客様の未来に寄与できる仕事としてM&A業界を検討し始めました。


ー どのような活動から始めたのでしょうか。

まずは事前準備を行ってからと思い、スカウト媒体などに登録する前に履歴書・職務経歴書を作成しました。その後スカウト媒体にいくつか登録をして、情報収集をしているうちにRight BrothersのYouTubeを見つけ、M&A業界により興味を持つようになりました。そのタイミングでRight Brothersの大澤さんからスカウトメールをいただき、面談することになりました。

ー 大澤の印象はいかがでしたか?

正直、お客さん扱いされると思っていて、情報を提供してくれることを待っていたような受け身の態勢だったのですが、「それでは受からないですよ」とストレートに言われてしまったんです。そこで逆に覚悟が決まりM&A業界へいくことを決断しました。
その後の面談でも、採用者のペルソナの実像をしっかりと教えて頂いた点がありがたかったです。転職活動中、自分では他の求職者と比較することはできないのですが、大澤さんは相対的な情報を共有してくださったので、自分に足りていないところを客観的に把握することができました。
M&A総合研究所さんに決めた理由は、個人プレイだけではなく、仲間と色々な議論を活発に行うのを良しとする文化があり、それは自分が大切にしている考え方でもありますし、会社として挑戦していくという点も、自分の気質と合っていると感じて入社を決めました。

ー 転職活動が上手くいった要因はありますか?

自分についてきちんと棚卸しして、言語化ができているかだと思います。面接での良し悪しを一つひとつ振り返り、次に向けた事前準備をしっかり行えたことが成功した要因としてあると思います。もう一点は、本質的な情報を持っているエージェントと出会えるかどうかですね。転職は孤独な闘いなので、企業から自分がどう映っているかなどをお世辞抜きにフラットに寄り添ってくれるエージェントとの出会いが自分の中では重要でした。
今回Right Brothersさんにお願いしたのは、業界の知識理解度が高く、誰でも言えるような表面的な知識だけではなく本質的な情報を発信しているという点で信頼度が高まったことが理由の一つでもあります。業界特化のエージェントならではの良さを感じることができました。

ー 貴重なお話しありがとうございました!

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