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2人の勝負師と妻の話

 その2人はお互いに憎み合っていました。顔を合わせれば喧嘩ばかりしていました。

 それでも2人は毎日会わずにはいられなかったのです。将棋、囲碁、チェスなど、ゲームの種類は変われど毎日勝負しないと気がすまなかったのです。

 2人とも同じぐらい強く、他の人々では太刀打ちできませんでした。なのでその2人が勝負するときは、見物客が多く訪れるほどでした。

 どんなときでもいい勝負を行うので、現物料をとっても客が溢れるほどでした。

 2人は勝負を邪魔されなければ、あとはどうでもよかったので放置してました。

 現物料を回収する2人の妻たちは、お互いに挨拶した後、毎回言うのです。

 「旦那様に嫉妬するの、もう何度目ですかね。」


 以上、らずちょこでした。

 ※この物語はフィクションです。

 ここまで読んでくださった皆様に感謝を。

 ではまた次回。

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