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6月10日(金)教員の長時間労働問題をニーチェになって考えてみた話#120

みなさん、おはようございます。(こんにちは。)(こんばんは。)

前回に引き続き、現在の社会問題を哲学者の考え方(言葉)を使って考えてみた記事を書きます。(オンラインサロンの課題)

今日は三回目です。過去の記事はこちらのマガジンの哲学アウトプットにて↓

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↓昨日のツイートと記事です。

(一応、勝負がかかってるんですぅ!是非是非お願いします!!)

さて、今日扱う社会問題は

「教員の長時間労働問題

についてです。

昨今、教員はブラックだという情報がSNSを中心に広まっています。(いやもう広まりきったという方が正しいでしょうか)

要するに長時間労働が常態化しているということです。

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https://education-talk.com/work-style-reform01より引用


それにも関わらず、教育に対する過度な要求はとどまることを知りません。

何か事件が起きると教育のせいにされてしまうことは多々ありますし、それによって新たな〇〇教育が増えていき、それがさらに長時間労働を加速させます。

そのあたりも関係して、

今まさに教員不足です。

日本各地どこでも教員不足は起きていて、新年度ですら担任が足りない状況もありますし、もちろん病休や産休の代替も見つからないケースなんてのは、本当にたくさん起きています。

また教員採用試験などの倍率をみても1倍を切るところが出てきています。

自分も数年前くらいから人手不足なのはひしひしと感じていましたし、誰かが長期で休んでしまった時は代わりの人が全く見つからないというようなことは何度も経験しています。

さて、小学校はインフラ的な役割も担っているので、このまま教員の志望者が減っていけば、近いうちに社会全体が困ることになるし、日本の未来も危うくなることは言わずもがなでしょう。

だからこそ教員の長時間労働はなんとかしなければなりません。

というような理由で社会問題の一つして、今回の記事で取り上げてみました。

では、この問題を哲学者ニーチェになったつもりで考えてみます。

記事の流れとしては

①長時間労働問題の原因をニーチェの言葉で考えてみる。

②ニーチェならば、どうそれをクリアしていくか。

③まとめ


この流れで記事を進めていこうと思います。

まずはじめに

①長時間労働問題の原因をニーチェの言葉で考えてみる

この教員の長時間労働については、文科省や教育委員会から降りてくる新たな業務なども原因になりますが、内側の問題も1つの理由として取り上げられることがあります。

つまり、教員自身が自ら長時間労働を作り出している面があるということです。

※ここでは全ての教員という意味ではありません。

「子どもたちのため」ならば長時間労働も厭わないような価値観、そして、その価値観を同調圧力として発動させていることです。

具体的な例を出すと、全てのノートや制作物に1つ1つコメントを残したり、教材を手づくりにこだわってしまったりするようなあまりにも時間的コストがかかることを暗黙の了解として同僚に感じさせてしまうことです。

ベテランやミドルが若手にそこを求めてしまっているケースはやはりあると思います。

そこで、ニーチェはこんなことを言っています。

私の推測では、私たちには自分が知っているものしか見えないのだ 『ニーチェ全集』より

このことから考えると、働き方改革が叫ばれながら長時間労働が続いてしまう原因の一つとして、教員の中に過去の価値観や成功体験など、要するに自分が知ってるものしか見えていないことが考えられます。

長時間労働で毎日いっぱいいっぱいになっているので、新しい価値観やこれからの働き方に関する知識や情報をそもそも知る機会がほとんど生まれないのも納得がいきます。

さらにニーチェはこんなことも言っています。

私たちが何かを否定するのは、また否定せずにいられないのは、私たちの内部にひそむ何かが生きようと欲し、おのれを肯定しようと欲するからだ。 『華やぐ智慧』より

内部にひそむ何かこそ、過去の成功体験や、ここまでやってきた自分を否定したくないことなのではないでしょうか?

では、二つ目にいきます。

②ニーチェならば、どうそれをクリアしていくか。

はじめに書いておきますが、あくまでニーチェの考え方を使うとこんな感じではないか?と自分が考えて書いてるので、これ再現性があるのかや、また有効かどうかは約束できません。

しかし、様々な角度から物事を見れるようすることはとても大切なことで、それが目の前の課題を解決するための1つの助けになると信じています。

だからこそニーチェの言葉で考えてアウトプットしています。

さて、ニーチェの考え方を使っても、基本は今までに考えていたことと変わりませんでした。

まずは自分が早く帰るです!


ニーチェはこんな言葉を残しています。

思想とは行動である。 『ニーチェ全集』より

とにかく長時間労働を減らしたいという考えならば、まずは早く帰るという行動を起こしてみるということが大切です。

それによって嫌味を言われたり、非難されることもあるかもしれません。

しかし、ニーチェは言っています。

失敗することと軽蔑されることは、自由になるためのよい手段である。 『ニーチェ全集』

失敗も軽蔑もある程度は覚悟して、定時になったらとにかく帰るという行動を起こしてみることで得られる時間的な自由、精神的な自由があるかもしれません。

そもそも定時を過ぎて帰ることに関しては、よっぽどのことがない限り、軽蔑される筋合いもないと思いますが。

その早く帰るということを、誰かがいい形で認識してくれれば、長時間労働の問題に目を向けたり、同じように帰ろうとしたりする人が増えるかもしれません。

そうやって地道に進めていくしかないのかなと。

かたくなに譲らない人もいるでしょう。

そんな人に対しては、ニーチェのこんな言葉を思い出しましょう。

私たちは、もう愛することができない場合には、そこを通り過ぎるべきなのだ!    『ツァラトゥストラ』
それに触れないでおく以外には、乗り越える方法が全然ないような物事がたくさん存在する。『書簡(名宛人、日付不詳)』より

いろいろ働きかけでも、全ての人が変わるわけではありませんし、自分の行動が全て肯定されるわけではありません。

うまく課題の分離をしていくことが、自分の精神衛生上にもよいことだとニーチェの言葉から受け取りました。

まとめ

今回、教員の長時間労働問題を取り上げてみましたが、ニーチェならばこのようなことを考えて伝えるのではないかと思うことを書いてみました。

ニーチェといえば、「ニヒリズム(虚無主義)」「超人思想」です。

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長時間労働の問題が叫ばれて久しいです。なかなか変わらない現状に虚無感を感じることもあると思いますが、超人の如く気持ちを強くもって、まずは自分が早く帰ることを着実に重ねていきましょう!

というわけで、今日の記事はここまでです。

再度お願いです!

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読んでいただき、ありがとうございました!

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