上品は正義 『資産的には成功者、でも人生を失敗している』
社長 いろんな人を見てきたけど、俺は金持ちになりたいんじゃなくて、どっちかというと上品になりたい。
20代役者 たしかに。下品にはなりたくないですしね。
社長 そうね。上品って正義な気がしない??
■上品は正義??
20代役者 あぁ。下品が正義なわけではないと考えると、そうかもしれないですね。
社長 いろんな「正しさ」が在ると思う、でもそれって、どれも上品なものなんじゃないかなって思うんだよね。
20代役者 上品か下品かでジャッジされるって、パッと見た感じだし難しいですよね。
社長 そうだね。あと、喋り方や身なりもそうだけどさ、結局カネを持っただけの人って品はないじゃん?
20代役者 たしかに、それは思いますね。
社長 みんなが知ってるような有名人でも下品な人は多いしさ。みんな面白がってスポットを当てるけど、それは正しさではない気がするな。
20代役者 服装にはもろにでますよね。
社長 たしかに。あと顔にも出るよね。
20代役者 上品になることは難しいけど、下品にならないためには努力できますからねぇ。
社長 そうそうそうそう。上品でいるってことが、本当の豊かさな気がするよ。有名ハイブランドに来るような、ロゴものばかりを着てるような人になりたいかって言われたら、なりたくないしさ。
20代役者 それは思いますね。ロゴものを着ている人ほど下品だったりしますし、あとは自分が無い。
社長 確かにそんな感じはあるね。
■ホテルで起きた珍事件
社長 この間、新宿のホテルで夕食を食べたんだけど、ホテルの入り口手前に2シーターのオープンカーが止まっててさ。もちろん駐車場待ちだと思って後ろで順番待ちをしてたんだ。
20代役者 うんうん。
社長 そうしたらホテルの人がオープンカーのところに行って話してて。どうやら駐車場待ちではなく、タバコを吸って新宿のビルを眺めているだけだったのね。高級車だし高そうな服を着て、隣にはドレスを着た女の人を乗せてたけど、すごく邪魔だし、お金を持っててもすごく下品だなって思ったよ(笑)
20代役者 そうですねー。よく居ますよね。
社長 止める場所の品のなさと、やってることも品がないし。服装も高いけど品がないし。
20代役者 金を持ってるのはわかるけど!ってやつですね。
社長 そうそう。言葉の使い方とか人との接し方とか品がないしさ。そんな時に不平等な世界だなぁって思ったりするんだよね。
20代役者 どうゆうことですか??
社長 あんな人が金を持ってて、持つべき人が持ってないって感じがさ。なんか違和感を感じたな。
20代役者 確かにそうですね。かっこ悪い金持ちにはなりたくないですね。上品さもまたかっこいい人間像だと僕は思っているので。
社長 そうだね。
20代役者 そのあとどうなったんですか??
社長 その車を追い越して、ホテルに入って食事をしてたら案の定、後からきてさ。
20代役者 あぁ来るんだ!!
社長 高そうなスーツに頭の上にサングラスつけて、セカンドバッグもって。
20代役者 なんか金持ちがするテンプレートみたいな服装で面白いですね。教科書で学んだ感。その人は何歳くらいなんですか??
社長 50代前半くらいかなぁ。
20代役者 えええ!!!30代前半くらいかと思ってました。それは結構引きますね。
社長 不動産で一発当てた感じというか。成功者とは言えないよね。資産的には成功してても、人生を失敗してるっていうかね。
20代役者 それはぐさっと刺さりますね(笑)
社長 そこに上品と下品って関わってくるから、凄く大事だなって感じたな。