≪rayout Characters File No.6≫デザイナーはデザインすることも大事だけど、コミュニケーションをとれなかったら大事な部分が汲み取れない
rayout社員がそれぞれの視点でお互いにインタビューし合う企画「rayout Characters File」
今回は、コミュニケーションデザインdivでプロデューサー/プランナーをしている榎本がデザイナーの嵯峨野さんにインタビューしました。
デザイナーを目指したきっかけから、デザインへの想い、仕事をする上でのやりがいやrayoutでの将来まで話を聞きました。
ビジュアルで感情を伝えられるのがデザインの魅力
-まずはデザイナーを目指したきっかけを教えてください。
小さいころから絵を描いたり、工作をしたり、工夫して何かをするのが好きでした。
ただ答えが1つしかないものとしか仲良くなれない性格でもあり、、、高校でも数学や理科が好きだったため、大学選びも当初は理系大学一択でした。
高校に数校の文化祭に行って報告しないといけなかったこともあり、数稼ぎで少し興味のあった美術大学も行ってみました。そこで美術大学の方が
周りを巻き込んで楽しませる、ワクワクさせるという雰囲気が強く
それがめちゃくちゃ楽しくて美大への進学を決めました。
-誰かを楽しませる、ワクワクさせることは今の仕事とも繋がっていますね。入りもそうだったんですけれど、自分自身がワクワクしているだけでなくて
周りもワクワクさせることができるとか相容れない人と共有できる
言葉が伝わらなくてもビジュアルで感情を伝えられるのがデザインの魅力だなと感じてます。
-そこから大学ではどんなことを学んだんですか?
美大のグラフィック学科だったのですが、WEB、コーディング、エディトリアル、アニメーション、アートディレクションなど、とても幅広く学べて実践的でした。
-アートディレクションまで学べるんですね。実際どんな授業だったんですか?
ブランディングの授業で、架空のブランド、例えばカフェを立ち上げて、実際にコンセプトを
作っていきました。教授もすごい実績の方たちばかりで、とても今の仕事にも活かせてます。
-新卒入社ですが、そのベースが活かせる環境ということでrayoutを選んだのですか?
「その人らしさを価値にできる社会を実現する」という会社のミッションがとても響きました。
当時、就活する中で自分の個性やらしさが活かせる会社がなかなかないということに悩んでいたなかだったので、同じ目線の会社ってあるんだと、嬉しくなりました。
採用資料なども見て、働き方、評価のされ方から実態も伴う会社だと思い入社しました。
家が近かったというのも大きいですが(笑)
コミュニケーションをとれなかったら
大事な部分が汲み取れない
-入社して感じたことや、仕事を通じて成長できたことはありますか?
独りよがりのデザインをしなくなりました。美大生の時は、自分の好きなデザインやテイストが多かったのですが、実際にクライアントから依頼され案件として関わると
伝えたい人を意識するようになりました。
自分じゃなくて、誰かの心を動かすことが仕事としてのデザインなんだというのは案件を通じて学びました。
-とても分かります。学生からの入社当初って制作物が自分の表現とかに偏りますよね。
はい、初めての案件がDVDのパッケージ作成だったのですが「とにかく派手にしてほしい」
というのがクライアントからの要望でした。結果的に喜んでいただけたのですが、自分の好きなものを作ってしまい、その先のユーザに喜んでもらえるという本質は考えられてなかったかなという後悔もあります。
-クライアントと直接対話することも多いと思いますが、その際に意識していることはありますか?
その場でクリエイティブをニュアンスでなく確実に言語化するというのは、デザイナーとして特にクライアントとコミュニケーションをとる際に意識してます。
マーケティング的なところではなく、第三者的にみたときの視認性やデザインを理解していないと言語化できない要素だと思っています。
またデザイナーとしてだけでなく、人として信用や信頼をされたいので
しっかりとコミュニケーションをとることは意識してます。
-会社の事業である「コミュニケーションデザイン」にも通じる意識ですね。元々人と話すのが好きというのもありますが、コミュニケーションはデザイナーとして
とても大事にしています。
デザインも独りよがりでなく、ペルソナに対してどれだけ心を動かせるかが大事です。
それをクライアント企業とのコミュニケーションのなかで見つけています。
デザイナーはデザインすることも大事ですが、コミュニケーションをとれなかったら
大事な部分が汲み取れないと考えてます。
-すごい!コミュニケーション意識のあるデザイナーって珍しいなって個人的に思います。
一貫して言っているのは、ナンバーワンではなく、オンリーワンの仕事をつくるデザイナーになること。
コミュニケーションは自分の強みなので、さらに伸ばして、どんどんオンリーワンで信頼され、
指名されるデザイナーになりたいと思ってます。
アウトプットの品質も、企画力もレベルアップさせていきたい
-印象に残っている仕事はありますか?
自社サービスである、MiLKBOXのUI/UXデザインをしている時は、心も体も動きました。
社内のプロダクトチームで「デザインFIXしたけど、これでよかったっけ?」と何度も立ち返ったり
ボタン1つ1つのUI/UXを他のデザイナーやエンジニアとも検討しながら1年かけて作り上げました。
リリース後、他の類似サービスと比較してUI/UXが良いと利用者の声を聞いたときは
とても嬉しかったです。
-新規事業で一丸となって作り上げたサービスですもんね。
はい、新しいことをするのは、とてもワクワクします。
新規事業は現在も検討があるので、どんどん関わっていきたいなと思ってます。自社だけでなく、クライアントの新規事業支援のお話もあるので、そういう新しい価値をつくる業務には積極的に参加していきたいですね。
そこにデザイナーとしてしかできないアウトプットを組込み、加速する手伝いができるといいです。
-最後に、まだまだ成長するrayoutをどんな組織にしていきたいですか?
まずは、社員全員が胸を張れるクリエイティブの品質レベル向上です。
コミュニケーションデザインをする会社だからこそ、誰かに伝える上で大切なアウトプットの品質も、企画力もレベルアップさせていきたいです。
-何かを伝えることにおいて、デザインは中核ですよね。ぜひ一緒にそんな組織にしましょう!ありがとうございました!
おまけ Q&A
編集後記
あらためてコミュニケーション力の高さ、エネルギッシュさを感じ
こちらがワクワクし、こちらからの無駄話も増えてしまいました。
インタビューしている私がコミュニケーションデザインされてしまうほどの嵯峨野さんは
既にオンリーワンのデザイナーですね。
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