勉強の定義ってなに?

このまえ、認知系の実験に参加しました。その事前アンケートで、「普段の勉強時間はどれくらいですか?(授業を除く)」という質問がありました。

大学生でいう「勉強」ってなにが入るんだ?

課題をしている時間、英語の試験勉強をしている時間は入りそうだな。でも研究って勉強に入るのかな?論文を読むのは勉強っぽいけど、研究の計画立てたり実験しているときって勉強している感じしないよな。じゃあ本を読んでいるときは?勉強なのか趣味なのか微妙なラインだな・・・。

なんて迷ってしまったので、適当に2時間くらいのところに〇をつけておきました。

国語辞典で調べてみました。

「勉強」
学問・技能を身につけるために、はげむこと。

『学研 現代標準国語辞典』(2001)より

ああなんだ。学問を身につけるそのものの行為ではなく、身につけるために何かすることを指すから、実験の準備したり研究計画練ったりするのも勉強のうちに入るのか。

というか技能を身につけるために何かするのも「勉強」なんだとすると、たとえば運転の技能を身につけるために自動車学校に通うのも「勉強」に入るのか?となると、ゲームの技術を身につけるためにゲームをするのも「勉強」になってしまうじゃないか。

なにを目的とするのかによって「勉強」に当たる行為が全然違ってくることがわかりました。勉強ってけっこう幅広いことばなんですね。

まあ「普段の勉強時間はどれくらいですか?(授業を除く)」という質問自体けっこうあやふやなので適当に答えてしまっていいんですけどね。というのも、「授業を除く」って書いてあるけど、大学生なんて日によって授業の時間が変わるわけで、全くない日から4時間も入っている日もあるわけです。前者だったら一日丸々勉強できるけど、後者だったら数時間勉強できたらいいほうです。つまり大学生は普段から勉強時間なんて定まっていないんですよね。ということで、こんな質問したって意味ないわけです。もしかしたら医学部の人だったから、毎日みっちり授業があるのが普通だと思っているかもしれませんが・・・。

以上、勉強の定義について考えてみた、でした。単語の意味ってけっこう曖昧ですよね。「勉強」ってその人の暮らしとかによってイメージとか定義がかわってきそうですね。みなさんはどんな「勉強」と聞いてどんなイメージを持ちますか?

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