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上場企業の実例 | ストレングスファインダーを活かした組織開発

2020年4月23日、上場企業の元CEOでGALLUP認定ストレングスコーチでもある方を講師としてお招きし、「上場企業の実例から学ぶ | ストレングスファインダーを活かした組織開発勉強会」を開催いたしました。
※ストレングスファインダーは2019年に「クリフトンストレングス」に名称変更していますが、当記事では便宜上ストレングスファインダー(SF)と記載させていただきます。

自己分析としてSFの利用はよく耳にしますが、SFを組織づくりに活かしている企業があるという話を耳にし、共通の知人から講師の方をご紹介いただき今回の開催に至りました。

ストレングスファインダーとは

SFとは、人の強みを見いだすにあたり独自に分類・定義した34の資質を利用し、その34の資質を順位づけすることで測定者の強みや特徴を測定する診断ツールです。

心理学の父と言われるドン・クリフトンにより、半世紀にも及ぶ研究と200万人を超えるインタビューをもとに、1998年開発されました。
2020年5月現在、すでに約2,320万人が受験しているようです。

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ストレングスファインダーを組織開発に活かす

自己分析でSFを受験する人は多いですが、組織開発・活性のために実用している企業は多くありません。SFに限らず、「資質を活かしたメンバーのパフォーマンス向上」と「経営数字の伸長」の相関性を確証できるほどの実例がないためだと考えています。
そうした背景もあり、上場企業で組織開発・活性目的で実用されていたお話を伺えるというのはとても貴重な機会だと感じていました。

実例+1

勉強会では2つの実例をお話しいただきました。

①同じ資質どうしでのランチ会
SFを全社の共通言語にし理解を深めたことで、1つの話題に基づいた相互理解を深めることができたそうです。

②プロジェクト発足
SF資質を元に、プロジェクト遂行に必要な人材をアサインし実行されたそうです。各々自分の役割が明確かつ強みを活かしたプロジェクトになるため、高いパフォーマンスを発揮して完遂できたとのことでした。

また勉強会外で、こんなお話しもいただきました。

③部署によって結果が偏る
●●プロジェクト、営業・開発・管理など、切り取る組織ごとに結果の偏りが見えたそうです。そこで社内では、「開発部署に提案にいく時には、提案背景をじっくり伝えてから進めよう。」など、業務の進め方にも活用されていたとのことでした。

導入にあたってのポイント

①結果の共有
社内への結果共有OKをいただいた方には、SFの受験費を会社負担にされたとのことでした。9割の方がOKいただき、NG1割の方へも強制もしないそうです。

②ストレングスコーチの存在
SFを受験しただけだと「ふーん」「ちょっと違うかも」「こういう資質が上位にきて欲しかった」といった感想を持ち終わってしまう方が多いため、SFを用いた組織づくりをするためには結果を腹落ちさせることが重要ということでした。必ずしもストレングスコーチである必要はありませんが、SFを社内の組織開発・活性に導入する際にはポイントになりそうだと感じました。
ストレングスコーチになるのは費用的にも時間的にも障壁は高いので、アウトソースも検討ですね。

さいごに+PR

今回は指標を定めて取り組まれたわけではないため、SFを組織づくりに活かした効果については、定量的な情報はないとのことでした。しかし、社内共通言語の創出や相互理解が進み、活性化に繋がった実感はあるということでした。

実例の詳しい内容や導入の経緯・方法、社内への浸透方法など、詳細については割愛させていただいていますが、もしご興味がある方はお気軽にご連絡ください。

弊社では今後も、HRに関する学びを深め共有する場として勉強会やセミナーを開催していきますので、ご興味とご都合が合う方はぜひご参加よろしくお願いします。

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