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メキシコ ドラッグカーテル支配の街 グアダラハラの過去

先週、疲労困憊だった私が寝る前に1話ずつ観たのが、TheLastNarcと言うプライムの映画だ。4話完結で一気に観れちゃうのですごくパッと観れるしおススメです。日本語表記が出てたので、日本でも観れること祈ってます。

さて、タイトルにあるNarcですが、コレはNarcoticの略で、所謂警察の麻薬取締科を総称し、この場合は、麻薬取締刑事と言う意味で使われている。使い方で言うと、ラストサムライみたいな感じですね。最後の麻薬取締刑事(デカ)かな?こうやって書くと「アブナイ刑事」みたい。古いかな?ははは。

物語:1970年代後半のグアダラハラは、3人のカーテルボスがマリファナ、コカインを主に扱い、メキシコ全土をほぼ仕切っていた。莫大な利益のおかげで当時の警察組織や果ては大統領までがそのキックバックを得ていて当時のメキシコは、汚職と言う汚職に染まっていた。それほど、カーテルはドラッグマネーを持っていた。逆らうと、リンチを食らったり、酷い時は、拷問を受けたりと、なかなか怖い集団だった。殺す事など何とも思っていなくて、何十万人殺されたとか言っていた。マジ怖いね。

そして、その資金源は、もちろんアメリカ。ボーダーステーツのカリフォルニア、アリゾナ、テキサス州への行き来が当時は緩く、ドラッグはどんどんアメリカに運び込まれて来て、グアダラハラカーテルは、莫大な資金を調達していた。やっぱり、アメリカなのね。売る方も売る方だけど、買う方も買う方だわ。

そんなカーテルの一斉検挙をテキサス州警察のアンダーカバーの捜査員がテキサス州で成功する。だが、覆面捜査員の彼はメキシカンアメリカンだったため、結局チームの上司が栄誉を得てしまった。そのオペレーションは、アメリカ全土を駆け巡ったニューとなったため、その晩には、検挙大成功パーティーが行われた。栄誉を奪われた彼が独りバーでふてくされて飲んでいると、DEA(Drug Enforcement Administration)のエリートチームに仕事を勧誘された。そこから彼の連邦政府麻薬捜査生活がはじまる。州警察から、連邦捜査への大躍進だ。そして、ここからが、DEAとして対メキシコカーテルとの戦いが始まる。

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これ以降は、是非観て頂きたいんですが、この映画グアダラハラに行く前に見ておきたかった。検証現場とか、誘拐現場とか、とにかくグアダラハラの各地が現場になっていて、すごく面白かったから。メキシコは近いし、グアダラハラは、すごく楽しかったからまた行こうと思ってたし。数年前に観てたら、きっともっと楽しかっただろうな~。憎いね、アマゾン。今年リリース。また、きっと行きます。

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カーテルも、このドラマの三大ボスがそれぞれ逮捕された後、実は2代目みたいなのが出てきて、また生き残りのカーテルを再び仕切り始めた。それがメキシコの麻薬王のホアキン・グスマン通称エルチャポ・グズマン。当時は、鉄砲玉みたいな役割だったみたいで。まるで、日本のヤクザの〇〇組みたい。いわゆる2代目だけど、組織を最大にしたのは、彼だね。何度も脱獄したし、看守など脱獄に関わる人々を買収し、本当凄いわ。そして、世界中どこでも、金はモノを言うよね。特に中南米諸国の少し途上な国では、人々はお金に弱くなっているし、そういうところを逆手に取ってるところがまた辛いね。ひもじく、生活に困窮する人からアドバンテージ取るのって搾取だけどさ、嫌らしい話、アメリカから莫大に得たお金で、学校や病院を建てたりしてて、余計に信頼を得たりしてるところも憎らしい。メキシコの人って、ボスにはすごく忠実なの。でも、それは、恐怖からなんだろうと思うな。私だったら、どうするんだろう?従っちゃうのかな?


こんな事があっても、やっぱり、私メヒコ大好きだし、また行きたいよ。歴史とアートは、素晴らしいんだもん。キエロ メヒコ!ははは。




最後まで一読ありがとうございました。