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『幼なじみのオカちゃん』vol.26

はじめに。
新年あけましておめでとうございます。
更新がなかなか出来ず申し訳ございませんでした。 音楽の制作や仕事の関係上なかなか時間がとれませんでした。新年 気持ちを入れ替えて更新を続けます。

本編。。。

現実逃避を始めてしばらく経った
僕は、ただただ遊び呆けた。
クリエイターへの道も いつしか なあなあになり "夢"を逃げ道にしていただけで 実は働くと言う事から目を背けていたのかもしれない。いや 確実にそうだった。

オカちゃんは確実に夢が目標へ変わっていた
僕は ただの 計画性のない人間だと確信した。
コツコツ積み上げることも 苦手
そんなやつが 誰かを幸せにしたり
守れるわけがない。
この時ぼくは 自分が情けなくなり 自信さえも無くした。

そして僕は オカちゃんの事が大好きでしょうがなかった。
「正直に話に行こう」そう、僕ができること
それは 気持ちを正直に伝えること のみ。

僕は歩いてオカちゃんの家へ向かった。

あの子は家に1人だった。

「オカちゃん 俺オカちゃんの事がすき」
『なんで今更?』

そんなこと言うなよぉ!と心の中で叫んだ。

『私が ついて行くと言った時 未成年で色々責任がとれないっていってたけど 今のあなたが成人しても きっとその"責任"てやつはとれない』

え、別人なの?この前の人と別人なの?

「あ、うん、そうだね」

これしか言えなかった。
なにも思いつかなかった。
まただ 勢いでいって 返事さえも聞けずに
何を納得したのか 自覚できないまま 家に帰ってきた。

「おわったぁああああああ!!!!!」

叫んだ
あんな大声を出したのは
初めてだ。

『幼なじみのオカちゃん』vol.26終
著者:れい
vol.27へ続く