「このキャラ描きたくない」があるんだし、「この背景描きたくない」があってもいいんじゃんね(備忘録)

シャワーを浴びていたら、悟りが降りてきた。
そっか!背景もキャラと同じで選り好みしていいんじゃん!!バッカだなあー私!!!




よく目にする背景を描かなくたってよかった

猫嶋は割と『物質への執着』が凄まじい。そして『好き嫌い』もとてもハッキリしている。

だから、

  • ややデフォルメの強い少年漫画チックな萌え絵

  • 鮮やかな色

  • スタイリッシュなファッション

  • 真っ直ぐで個性豊かな性格

  • 肉感的でガタイのいい肉体

等々、キャラを描く上で、とてつもない『フェチ的な拘り』がある。

で、猫嶋は、物語を紡ぐよりは、どちらかと言うと『物質の質感』が性癖だ。
ぶっちゃけあまり日常的なありふれたドラマには興味が無いし、
あとはあまり美しく無かったり、お洒落でないものにも興味が無い。

そう、
お洒落だったり美しい背景なら、興味がある。
『現実から剥離』していても、いい。リアルじゃなくてもいい。現実そのままじゃなくていいんだ。



.…だったら、『背景』も、キャラとおんなじでいいんじゃないの??
性癖祭りにしよう!


優先順位が高いものに拘りを割く

猫嶋にとって、物質を性癖に描く優先順位は、絵の中でとてつもなく高い。
なら、『背景を構成する物質も、性癖なものだけ選り好み』したらいいんだ。

キャラと比べて、背景には興味が無い人、は世の中には多い。
だから適当に背景を拵えるイメージが付いちゃっていたけど、私は背景はどちらかというととても好きだ。背景美術集もたくさん持っているし、AIが出力する『背景がしっかり入った絵』も大好きだ。
それらを眺めていると、とてもワクワクして絵が描きたくなる。

だから、背景が好きな自分は、どんどん選り好みして、どんどん拘ったらいい。
妥協したり、無理してロケハンに行って、リアルな背景を描こうとしなくてもいいんだ。
最低限参考にすれば、あとは現実から剥離してオッケー。
むしろそれが絵の醍醐味だよ。

「普通の街並み」なんて描きたくないから、全然描けるようにならなかった

アニメで見る日常風景の背景や、イラストの背景。
見るのは好きだけど、同じものが描きたいかというと、ちょっと違うなといつも感じていた。
それらと同じものを描かなければ、私の描きたい背景は描けるようにならない」と思っていた。

でもそれって全然そんなことない。
別に普通の街並みなんか描けなくったって良かったんだ。


ただ好きなバイクをキャラの横に置くだけだっていいし、建築が好きなんだから、好きな個性的なデザインの建物を複数用意して、それらをアレンジして後ろに配置するだけだって充分素敵な絵になる。


漠然と、「背景を描かなければ」と思っていて、背景を描く気にならない自分に絵描きとしてのコンプレックスを抱えていた。
好きな背景って何だろう」とか、まるで考えたことがなかった。



というか、
本当に好きな背景を描く絵描きさんに、まだほとんど出会ったことが無かったかもしれない。

だから「この背景を描きたい!!」という思考にならなかったんじゃないかな。

背景もキャラも『好き』を選り好みする

キャラと同じでいいんだよね。
スタイリッシュでキュートなキャラが好きなんだから、『背景もスタイリッシュでキュートな子』を描いたら良いんですよ。

スタイリッシュ、例えばさっき言ったバイクや建物もそうだし、機械とか、無機質なものとか描けばいいのよ。
テクスチャもどんどん使いなさいな。



君のゴールは、「自分の見たい絵」をこの世に形にしてウハウハすること、「自分の最高の好き!を他人に伝える事」だよな?
不特定多数に自分を売り込んで、評価を勝ち取る」ではないだろ?
形にした者勝ちなのよ。特に今なんて、AI使えば欲しい絵は(万人が好みやすいタッチなら)バンバン出せるんだし、イメージが湧かないならAIくんのチカラでも借りなさいな。


猫嶋、わかったかい?
好きでたまらない小物を描け。バイク1台や建物一軒だけでいい、キャラの横や後ろに描いとけ。
モンスター、クリーチャーも好きだろ。そいつも描いとけ。
ヘルメットが好きだし、キャラにとりあえず性癖なヘルメット被らせとけ。


そしたらもう、お前の性癖しかない絵が出来るんだから。
そんな難しく考えなさんな。
ほら、ワクワクしてきただろ?


好きになって貰えるかはまた別

...ただまあ、個性的すぎるものや、ニッチな性癖は理解されにくい。
だから、『好き!』が必ずしも他人に理解されないかもしれない。

でも、自分の『好き!』を犠牲にするのも違うと思う。大切に形にしていこうよ。

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