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[24-02]JPN-KHM:TUE. 7.2

2024 Tokyo Japan 『クレイジー』


朝、予想外の好天。洗濯をする。バスタオルも家族分、洗って干す。日差しはもう、夏のそれ。うひゃあ。

毎日、出来る範囲で、背筋を伸ばし、居住まいを正して過ごしたいと考える。なるべく、なるべく。

今日は、お昼休みも打ち合わせ。「そんなの、普通だ」という人も沢山居るだろうけれども、私は普通だと思いたくない。ご飯はちゃんと味わって食べたいし、抜きたくもない。

夕食に久しぶりに、茄子のクレイジー蒸し(豚肉と茄子をレンジで蒸してポン酢醤油と鰹節でいただくやつ。狂おしい程、茄子好きな友人の命名)を作る。相変わらず好評。

茄子のクレイジー蒸し


クレイジー蒸しと言えば、今日も非常に蒸し暑い。梅雨って、毎年、こんなに蒸し暑かったか。最早、「例年」という言葉が形骸化している気がする。


2002 Phnom Penh Cambodia 『葉っぱ生活』


起床後、朝飯のパンケーキをほおばって、MRCのIさんと定点座標の水位計測へ。 プノンペン郊外まで行けて面白かった。 カンボジア南部の氾濫原の水位を計測するプロジェクトの一貫。 とあるポイントではスタッフゲージ (水位を測る巨大なものさしみたいなもの)が 2度も盗まれていて、Iさんは困っていた。 「あんなものでも、売れば多少の金になるからなぁ…」と。

この観測ポイントの周辺には、休耕中の農地が広がっていた。 その辺で薪拾いをしていたおばちゃんの話を聞くと、 雨期になって一度冠水した後、再び水が引いてから耕作を始めると言うこと。 後々聞いた話では、この辺の人たちは乾期は漁業を営み、雨期に農業を営む、 いわゆる半農半漁で生活しているらしい。 まさに、メコン川の水量の動きに従って暮らしているわけである。 例えば上流に大きなダムを作って、乾期と雨期の水量を調節したとすると、 そのメリットはともかくとして、 この人たちのこの長年の生活スタイルを根本からひっくり返すことになるのは避けられない。 開発、開発とお上で議論されていることと、 現地に実際に存在している住民の生活との間には、 途方もない距離があるように感じた。 これだから難しい。その難しさすら、イメージでしかなかったけれど、 今回は、少しだけそれを垣間見れた気がした。

氾濫原



とにもかくにも計測調査は終了。中華料理屋でお昼をご馳走になったあと、ゲストハウスへ戻る。 経営者のMr.Bananaがまたガンジャをやっている。 しきりに薦めるので、少し貰ったらまた眠くなってしまう。 意識がほんわかしてくる中、聴覚だけは異様に冴えて来て、 街中の音や、周囲の話し声が異様にハッキリ聞こえる。 まるで大気が音で満ち溢れている感じ。 あぁ、こういうものなのねぇ…と思いつつ、午眠。 何やってんだか。

夕刻、ボソボソ起きて、 ラオスビザの代行申請を頼んだ後、 独りセントラル・マーケットへ散歩へ。 歩いて見ると結構遠くて疲れた。 到着する頃には、メインのお店舗は店じまいを始めており、 くたびれもうけだったけど、 街中の様子を見て回れたからよしとする。 プノンペンは、かしましい街。 混沌としているわけではなくて、それなりに整然としている。 が、いまいち捉えどころない感じだった。 ココを抑えれば掴みはOK.というメインストリートがないからかも。

夜、タケシさんと夕食へ。 「今日は、美味しいものを食べよう」ということで、歩き周る。 "Chicken-prodge"というお粥の様な食べ物を出す店を発見。 店の名前も、たしかこのメニューと同じだったと思う。 店内も、外のテーブルも地元民でごった返しており、なかなかに盛況なので入ってみる。 この店のメニューは、このお粥モドキとココナッツシェイクの二つだけ。 それだけに、出すものにはこだわりがあるらしく、 双方、とっても美味かった。 「地球の歩き方」には載ってなかったお店。 めっけもんでした。

帰宅後、本日チェックインしたハヤシ君を交えて、ビールを飲む。 シェムリアプからバスで来たという彼は、 道中暇を潰すために、ひたすらガンジャを吸っていたと言う。 曰く「時間経つの、早くていいっすよ…」とのこと。 で、そのガンジャ、沢山余ってるから一緒に吸おうと。 必然的に3人でスパスパ。だんだん慣れてきた。 彼は、キマっている時はひたすら笑い上戸になるのであるが、 その他の症状としてモーニング娘の曲などを聴くと、 誰と誰がハモッているか完璧に聞き分けられるようになると言う。 やはり比較的、耳に来るヒトが多いらしいね。

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