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[24-02]JPN-KHM:SUN. 6.30



2024 Tokyo Japan 『書くことが紡ぐ何か』

とても蒸し暑い一日。朝早く起きようとするも失敗し、遅くまでベッドでごろごろ。


午前中、雨の降らないうちに洗濯を済ます。


22年前、一緒に旅したpoyaさんから、とてもとても、久し振りに連絡があり、来月、会うことに。書くことによって、全く何も起こらない訳では無いのかも知れない。それは時に、こんな風に、ささやかに、再会の縁みたいなものを紡いだりもするのかも知れない。


お昼に豚骨ラーメンを作り、食す。汗が出る。


昼過ぎ、Tと少し雑談。「ゆとりの無さ」を少し嘆く。ぼくらの生活にははいつだって、もっと「余白」が必要なのです。


その後、夏の旅行の計画など。これから、子供達とも、そうそう一緒に宿泊に行く機会も少なくなって行くのだろう。大切に過ごしたい。


その他、久しぶりに筋トレと柔軟。まるで身体が錆び付いているよう。少しずつ。


それにしても、週末はあっという間だと、ぼんやりと考えつつ、夕方、ラタトゥイユを作る。


6月も今日で終わり。


2002 Phnom Penh Cambodia 『トンレサップ南下編』


早朝、ゲストハウスのおっさんに叩き起こされてシェムリアプを経つ。 目覚ましなんて全く意味が無かった。相当疲れていたらしい。 思えば、ルームをシェアした彼も、ぼくがガサゴソ荷物を まとめていたのに、一向に目を覚ます気配を見せなかった。

トンレサップ湖畔のボート乗り場まで、小一時間ピップアップトラックに揺られる。 ボート乗り 場周辺は、ぱっと見スラムっぽい雰囲気。 バラックが立ち並び、その前には、観光客に何がしかの商品を売ろうと、露店が並ぶ。 道にはゴミが散乱して、野菜や果物の皮が水溜りの泥水の中でぐちゃぐちゃになってたり。うーん、少なくとも衛生的ではない。とは言え、露天の人々の 顔には活気があった。本物のスラムというものを見たことが無いので、比較検討はよそう。

ファスト・ボートでは「お前はRoofだ」と言われ、船内に入ることが出来ず、 屋根の上へ。昨 日、チケットを取ったのギリギリだったしなぁ。まぁ、気持ちが良さそうだし良いや、とよじ登る。ボートは、軽快にトンレサップの水を切って走る。吹き付ける風は爽快で、MDウォークマ ンで音楽を聴きながら、ボケ―っと空を眺めて過ごす。4~5時間かかり、昼頃、首都プノンペンに到着。

船が停まって、まず気付いたこと。物凄ーく、日焼けしている。真っ赤。明らかに火傷の領 域。 船上では風に吹かれていたから、気が付かなかった。これは、ヒドイなぁ。

空腹を抱え(思えば朝食抜きだった)、ヒリヒリに凹みながら船着場へと降り立つと、 客引きの嵐。頼むから、腕に触るな。痛いっての。 "No, thank you"を連呼しつつ、人込みを掻き分けて進んでいると、 日本人に声を掛けられた。ゲストハウスにて、客引きのお手伝いをしていると いう。なんとなく、信頼できそうだったので、彼、タケシさんに連れられTop Banana ゲストハウスへ。 車で送ってくれたのは有難かった。

どうやら、新装開店したばかりらしく$4のシングルルームは、ファン・シャワー・トイレ付きで とても清潔。即決。

疲れていたし「まぁいいか」と、ビールとカレーを注文し、腹を満たす。 後、シャワーを浴びて 仮眠。とりあえず、休みたかった。

起床後、TVのあるバルコニーへ出ると、客が集まっている。 思えば、今日はW杯の決勝。 皆で観 戦。ブラジル凄いね。

後、タケシさんと夕食。近所のぶっかけ飯屋。あまり美味しくなかったけど。食いがてら、お互 いのことを話し合う。 彼は少し日本語に飢えていたらしく、結構色々話してくれた。ニュージ ーランドのワーホリ、2ヶ月で飽きて、 何となく東南アジアへ飛び出してきたこと。 何となく直感で、カンボジア・プノンペンへ来てみたこと。 何となく直感で、日本語教師をやってみようと 思ったこと。 探して見ると、仕事が見つかり、授業以外の時間はクメール語を覚えたり、 客引きの仕事を手伝ったりしてみていること。などなど。世の中いろんな人が居るもんだ。旅先で会う人の話を聞くと本当にそう思う。

プノンペンの夜(独立記念塔)



宿に戻ると、"Killing Field"の上映会をやるとのことで、 また人が集まっていた。でもぼく は、明日の聞き取りの準備をせねばならず、これは諦める。

"Imagine"が流れ始めた頃、準備をなんとか終えて、みんなの所へ。 明日ベトナムへ発つというファンキーな英国人カップルの送別会を兼ねて、ビールで乾杯。結構飲んだ。 一人の男性が一生に生産できる精液の量は、150リットルが限界だと言う彼らの話は、なんだかシュールで笑えた。多いのか、少ないのか良く解らない辺り、ちょっとツボだった。 さて、馬鹿話は際限なく続 きそうだったけど、翌日も早いし、お先に失礼して寝ました。

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