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人との「会話」と、キャパシティ

「対話」のこともあるが、「会話」の機会も

ここ数年、コロナ禍だったと言う事や、何やらで、なかなか飲み会に積極的に顔を出す事を控えて居た。

必然的に、家族や親族以外の人と「会話」をする機会も限られる。仕事の打ち合わせなどで、業務上交わされる言葉たちは、「会話」とはまた異なる類のものだし。

最近、「対話」と言うことなどを中心に、ぼやぼやと考える中、「対話」は兎も角、まずは少し家族以外の人と「会話」を持つ機会を、もう少しだけ、増やしてみるのも良いかもしれないと、思うようになった。

ここ数年、少しずさんにしてきた対人関係と、その「リペア」、「修繕」ーどんな言葉を使っても良いけど、多分それはきっと、コトバを通じて出来ることだし、まずは「会話」をすることからかな、と考える。「対話」も大切だが、「会話」の機会を。何しろ、「会話」の方がとっつきやすい。

「おやじの会」といふモノ

子供達が通っていた、地元の小学校には「おやじの会」と言う集まりがあって、在校生向けのイベントを開催したりしている。

子供達が小学校を卒業して、私も活動からはもう引退しているのだけど、たまにちょっとだけお手伝いさせて貰ったり、その時に知り合った仲間とちょっとお酒を飲んだり、ハイキングに出かけたりしている。

「おやじの会」、と言っても、女性もちろりと参加してくれていてたりして、そう言う曖昧さが、好きなところでもあった。

その、「おやじの会」で、少し早めの「忘年会」をすると言う。

「忘年会」なるものに最後に参加したのはいつだろうか。。。思い出せない。

事前にエントリされた参加者リストを見るに、参加者30人以上。新加入した面々も多く、話したことのない人も沢山。近頃、イベントにもほぼ顔を出していないし、躊躇はあったのだが、「誰かと話す機会を持つ」という動機と好奇心が勝って、参加させて頂くことにした。


たくさんのヒトビトと、たくさんの話と、たくさんのお酒と

行ってみると、想像してたより、すっごく沢山人がいて、驚く。そして、すっごく色んな話を聞いたり、話したりした。そして、ピッチャー(久しぶりに見た)でビールを、すっごくたくさん飲んで、二次会にまで行って。また飲んで。

ーなんだか大学生に戻ったみたいな夜でした。

色々とキャパ越えで雲散霧消の悔恨

帰り際、古参(最早、古参と言って差し支えあるまい)のメンバーとふたりで、しみじみと話をしながら歩いて帰る。

この、帰路は、ふたりでゆっくり話が出来て、しかも、彼は少し遠回りまでしてくれて、、、こんな感じで誰かとゆるりと会話が出来るのは良いことだなぁー、と思いつつ、近くを流れる川の橋の袂で、ふたりはサヨナラをした。

ーそして、翌朝、起きて、そのことを思い出す。何かしっぽりと話しながら帰ってきた、その光景を思い出す。

思い出すも、果たして、何を「しっぽりと」話して帰って来たのか、肝心の話の中身について、何ともはや、記憶がすっぽりと抜け落ちている。すこーんと。

途方に暮れた。

そもそも、記憶をたどると、二次会の後半あたりから、みんなの間で交わされた会話を、よく覚えてない。折角、交わしあった筈の言葉が私の中で雲散霧消。

過去にもしばしばこう言う事はあったけれども、こんなに「勿体ない」、と思ったのは今回が初めてだった

私も、少し、というか、色々と日々の仕事で鬱憤が溜まってたのかもしれない。

そして、あまりに、一度に沢山の人々と、一度に沢山の話をして、ーそして、沢山飲み過ぎた。

所謂、キャパオーバーだっのかもなぁ、と。そして、お酒も会話も、ほどほどに、だなぁ、と思いました。はい。楽しかったけれど、反省でござりました。

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